Survey123 Connect では、[フォーム] タブでフォームを公開する前にプレビューできます。
Survey123 Connect でフォームのプレビューを更新する方法は次のとおりです。
- スプレッドシートに変更を保存します。
- Survey123 Connect で [更新] ボタンをクリックします。
スプレッドシートを調査フォームに変換した後は、すべての変更がフォームのプレビューに表示されます。 スタイルまたはマップの設定に対して行った変更もプレビューできます。 フォームのプレビューでは、データの整合チェックのルール、計算、外観、事前設定済みの値のすべてを確認できます。 このプレビューは、調査を Survey123 フィールド アプリにダウンロードしたときの見え方を正確に表しています。フォームのプレビューの右上にある [ベゼル] パネルを開くと、縦横比やデバイスのタイプを選択して、UI のテスト用にさまざまな環境をエミュレートできます。 また、このリストに独自のベゼルを追加することもできます。 フォームのプレビューの右側にある [情報] パネルを開くと、縦横比や縮尺など、現在のベゼルに関する詳細が表示されます。 このパネルにはフォームの読み込み時間も表示されます。
データの整合チェック
フォームのプレビューにデータを入力した後は、[整合チェック] ボタンを使用して、データの整合チェックのルールを適用し、カスタム メッセージをプレビューできます。 ここには、計算、制限、必須フィールドなどが含まれます。 調査の回答が有効であれば、結果として生成されるウィンドウには調査に含まれるすべてのデータが返されます。これには、キャプチャされたものの通常は調査に表示されないデータ (非表示フィールドや計算フィールドなど) も含まれます。 このウィンドウの [詳細表示] ボタンを使用すると、添付ファイルの詳細や位置などの詳細情報が表示されます。 調査を読み込み時の状態にリセットするには、フォームのプレビューの右側にある [フォームの再読み込み] ボタンをクリックします。
ベゼル
ベゼルとは、フォームのプレビューを囲むフレームのことであり、画面サイズや解像度が異なるデバイスで調査がどのように表示されるかシミュレートできます。Survey123 Connect にはあらかじめ構成済みのサンプルも用意していますが、独自のベゼルを作成することもできます。 C:\Users\UserName\ArcGIS\My Survey Designs\Bezels フォルダーにベゼルのデザインを追加します。 このフォルダーが作成されていない場合は、作成します。 このフォルダーにベゼルをコピーすると、次にフォーム プレビューを行うときに、そのベゼルを使用できるようになります。
ベゼルには、通常、画像ファイルと構成ファイルの 2 つの部分があります。 画像ファイルはフォームに重ねて描画されるため、画像の画面表示エリアは透明でなくてはなりません。透過性をサポートしている PNG ファイルを推奨します。
構成ファイルは、拡張子が .bezel の JSON 形式で、次のプロパティを持ちます。
- name - フォームのプレビューに表示されるベゼル名。指定しなければ、デフォルトはファイル名になります。
- image - ベゼル画像ファイルの名前と拡張子。指定しなければ、デフォルトは <config file name>.png になります。
- screen - フォームを表示するベゼル画像の領域の位置とサイズ (ピクセル単位)。
- resolution - デバイスの画面のネイティブ解像度 (ピクセル単位)。
- scale - デバイスの画面の縮尺係数 (ピクセル密度)。
{
"name":"Tablet Landscape",
"image":"Tablet Landscape.png",
"screen":{
"x":114,
"y":54,
"width":1229,
"height":922
},
"resolution":{
"x":2048,
"y":1536
},
"scale":2
}
あるいは、画像を含まない構成ファイルを使用して scale プロパティを -1 に設定し、フォームのプレビューの縦横比を指定する方法もあります。
{
"name":"My Screen 16:9",
"screen":{
"width":16,
"height":9
},
"scale":-1
}