ArcGIS Survey123 Connect には、一部の作成タスクを支援するツールが用意されています。 以下のツールが用意されています。
- 調査の分析 - 調査の XLSForm にエラーや一般的な問題がないか確認します。
- 選択肢リストの CSV への変換 - 指定された選択肢リストをメディア フォルダー内の .csv ファイルに移行し、サポートされている質問タイプを更新して、新しいファイルを参照するようにします。
- XLSForm テンプレートの更新 - 調査の XLSForm の内容を最新の XLSForm テンプレートにコピーします。
- 新しい XLSPalette テンプレート - メディア フォルダーに空白の XLSPalette テンプレートを作成します。
- XLSPalette の変換 - XLSPalette テンプレートを .palette ファイルに変換します。
- 翻訳のエクスポート - 調査の XLSForm で翻訳可能なテキストを翻訳ファイルにエクスポートします
- 翻訳のインポート - 翻訳されたテキストを翻訳ファイルから調査の XLSForm にインポートします
これらのツールを実行するには、Python 環境をコンピューターにあらかじめインストールしておき、環境を Survey123 Connect で構成する必要があります。 ArcGIS Pro をインストールしてある場合、Survey123 Connect は Python に付属するデフォルトの ArcGIS Pro 環境を自動的に検出します。Survey123 Connect に他の構成は必要ありません。 あるいは、Python を Windows ストアまたは Python Web サイトからダウンロードして、Survey123 Connect で環境を構成することができます。
これらの Survey123 Connect ツールは、Web デザイナーで作成された調査ではサポートされていません。
Python の構成
Python 環境をインストールすると、Survey123 Connect で構成できます。
- Survey123 Connect でメイン メニューを開き、[設定] をクリックします。
- [ツール] タブをクリックします。
- [パス] テキスト ボックスの横にあるフォルダー ボタンをクリックして、Python 環境がインストールされているフォルダーを参照します。
注意:
ArcGIS Pro をインストールしてある場合、[パス] テキスト ボックスはすでに入力されています。 ArcGIS Pro をインストールした方法に応じて、デフォルトの Python 環境は、次のいずれかのフォルダーにあります。
- C:\Program Files\ArcGIS\Pro\bin\Python\envs\arcgispro-py3
- C:\Users\<username>\AppData\Local\Programs\ArcGIS\Pro\bin\Python\envs\arcgispro-py3
Survey123 Connect には Python のバージョンが表示され、[ArcGIS]、[openpyxl]、[pyxform] の各パッケージがインストールされているかどうかがわかります。
- [openpyxl] がオンになっていることを確認します。
表示されるバージョン番号は、Python 環境によって異なります。
注意:
Survey123 Connect ツールには openpyxl バージョン 3.0.8 以降が必要です。
openpyxl パッケージは、デフォルトの ArcGIS Pro 環境に含まれています。 ArcGIS Pro を使用していない場合、openpyxl 環境に Python をインストールする必要があります。 詳細については、openpyxl ドキュメントをご参照ください。
Python 環境は Survey123 Connect で構成します。