[barcode] 質問タイプでは、ユーザーが調査でバーコード データをキャプチャできます。 ユーザーが [バーコード] ボタンを選択すると、デバイスのカメラでバーコードがスキャンされます。 バーコードから読み取られた値はテキスト ボックスに表示されます。
表示設定を [minimal] に設定すると、バーコード質問にはスキャナーを起動するボタンだけが表示されます。 バーコードの値を含むテキスト ボックスは表示されません。
以下の例は、最小表示設定でバーコード質問を調査に追加する方法を示したものです。
高度なカメラ機能を有効にすることで、Android におけるバーコード スキャンの精度とパフォーマンスを向上させることができます。 Survey123 フィールド アプリで [設定] > [プライバシーとセキュリティ] を選択し、[高度なカメラ機能を有効にする] をオンにします。 高度なカメラ機能では Google ML Kit を使用します。 iOS デバイスでは、バーコードの検出にはデフォルトで Apple の組み込み Vision API が使用されます。 詳細については、「機械学習」をご参照ください。
バーコード タイプ
[barcode] 質問タイプでは、多数の 1 次元および 2 次元のバーコード タイプがサポートされています。 [survey] ワークシートの [body::esri:style] 列に barcodeType パラメーターを追加することで、ユーザーが調査でスキャンできるバーコード タイプを指定できます。 ユーザーがスキャンできるバーコード タイプの数を制限することで、バーコード スキャンの信頼性とパフォーマンスを向上させることができます。 たとえば、常に QR コードのアセット タグをユーザーがスキャンする必要がある場合は barcodeType=qrcode を設定します。 barcodeType パラメーターには次の値を指定できます。
- all - サポート対象の全バーコード タイプ (code39 と pdf417 は対象外)
- 1d - 1 次元の全バーコード タイプ (code39 は対象外)
- 2d - 2 次元の全バーコード タイプ (pdf417 は対象外)
- カンマで区切った 1 つ以上のバーコード タイプ (例: barcodeType=aztec,maxicode,qrcode)
Survey123 でサポートされているバーコード タイプは以下の表にまとめられています。
1 次元/2 次元 | バーコード タイプ | XLSForm 構文 |
---|---|---|
1 次元 | Codabar | codabar |
Code 39* | code39 | |
CODE93 | code93 | |
CODE128 | code128 | |
EAN-8 | ean8 | |
EAN-13 | ean13 | |
ITF | itf | |
UPC-A | upca | |
UPC-E | upce | |
UPC EAN Extension | upceanextension | |
2 次元 | Aztec Code | aztec |
Data Matrix | datamatrix | |
MaxiCode | maxicode | |
PDF417* | pdf417 | |
QR コード | qrcode | |
RSS-14 | rss14 | |
RSS Expanded | rssexpanded |
* Code 39 と PDF417 の各バーコード タイプは個別に指定する必要があります (例: barcodeType=code39 または barcodeType=pdf417)。
barcodeType パラメーターを指定しなかった場合、aztec、code39、datamatrix、maxicode、pdf417 を除く全サポート対象バーコード タイプをデフォルトでスキャンできます。 バーコード スキャナーの [設定] ボタンを選択することで、ユーザーはフィールド アプリでこれらのバーコード タイプを手動で選択できます。 バーコード タイプは Web アプリでは選択できません。