メディアの質問

調査に画像、オーディオ、ファイルの質問を含め、ユーザーが調査の回答にファイルを添付することができます。

ヒント:

画像とオーディオは、参照およびスタイル設定用として、調査の他の質問にも追加できます。 詳細については、「調査へのメディアの追加」をご参照ください。

デフォルトでは、画像、オーディオ、およびファイルの質問には、1 つの添付ファイルを添付できます。 [appearance] 列で表示設定を [multiline] に設定すると、複数の添付ファイルを添付できるようになります。

画像

画像の質問タイプにより、ユーザーはデバイスに保存された画像またはデバイスのカメラで撮られた写真を送信できます。

Survey123 で撮られた写真は、.jpg ファイルとして保存され、その品質レベルはデバイスのカメラによります。 Survey123 Connect[オプション] タブで、最長エッジのピクセルで計測した画像サイズを設定できます。 このサイズは調査のすべての画像の質問に適用されます。 次のオプションを利用できます。

  • 320 ピクセル
  • 640 ピクセル
  • 1280 ピクセル
  • 1920 ピクセル
  • [制限なし] (調査に任意のサイズの写真を添付可能)

デフォルトの画像サイズは [1280 ピクセル] です。 デバイスに保存された画像が送信される場合、元のファイル タイプ、解像度、品質が維持されます。

これらの画像サイズは、Survey123 フィールド アプリで提供される画像プレビューには影響しません。これは、previewHeight パラメーターによって制御できます。 このパラメーターは、height パラメーターがサポートするすべての単位タイプをサポートしますが、プレビュー画像の高さは最終的にデバイスの画面幅と画像の縦横比で制限されます。 不要な空白なしで画像プレビューを最大サイズにするには previewHeight=0 を使用します。

調査内の個々の画像の質問ごとに、画像の最大許容サイズを設定できます。 制限する質問の XLSForm の [parameter] 列に max-pixels を指定します。 たとえば、max-pixels=100 では、画像が最長エッジ 100 ピクセルの比率に縮小されます。 max-pixels パラメーターが指定されていない場合、Survey123 Connect で設定されている画像サイズが使用されます。

XLSForm の [body::esri:style] 列で method=camera または method=browse を指定することで、画像の質問を特定の取得方法に限定できます。 表示設定を [new-front] または [new-rear] に設定することで、画像の質問でデバイスの前面カメラまたは背面カメラの画像のみをデフォルトで使用するよう限定することもできます。 annotate の表示設定を使用する場合、method=map を指定することもできます。

個々の画像のデフォルトの最大ファイル サイズは 10 MB です。 Survey123 Web アプリの画像の質問の場合、[bind::esri:parameters] 列で max-size を使用して、最大ファイル サイズをメガバイト単位で指定できます。 たとえば、max-size=5 では、最大 5 MB の画像添付が可能になります。

注意:

Survey123 フィールド アプリから送信される個々の添付ファイルの最大ファイル サイズは 10 MB です。

画像の質問に適用される場合、max-size パラメーターは、Survey123 Web アプリでのみサポートされます。 最大サイズは、ArcGIS Online では 100 MB、ArcGIS Enterprise では 20 MB をそれぞれ超過してはなりません。

画像の質問は、写真のアノテーション、キャンバスへの描画、署名を実行するための他の表示設定もサポートしています。 詳細については、「表示設定」をご参照ください。

デフォルトでは、Survey123 は、質問で送信された画像のファイル名を自動的に生成します。 ファイル名には、後に一意の数字が付いた質問の名前が接頭辞として含まれます。 一部の質問では、ファイル名をカスタマイズして、より意味のある名前にすることができます。 詳細については、「ファイル名のカスタマイズ」をご参照ください。 Survey123 で再利用するためにフィーチャ レイヤーとして調査データをエクスポートして公開する場合、ファイル名はカスタマイズしないことをおすすめします。 詳細については、「キーワード」をご参照ください。

画像メタデータの抽出

pulldata("@exif") 関数を使用して、画像の質問に対する回答から、標準 EXIF (Exchangeable Image File) メタデータ タグを抽出できます。 次の例を小数の質問に入力すると、画像からデバイスの緯度の値が抽出されます。

pulldata("@exif", ${image}, "GpsLatitude")

pulldata("@exif") 関数で一般的に使用される位置情報 EXIF タグは、次の表のとおりです。

EXIF タグ説明

GpsLatitude

文字列表現によるデバイスの位置の緯度

GpsLongitude

文字列表現によるデバイスの位置の経度

GpsAltitude

文字列表現によるデバイスの位置の高度

GpsLatitudeRef

文字列表現によるデバイスの位置の緯度参照 (N、E、S、W)

GpsLongitudeRef

文字列表現によるデバイスの位置の経度参照 (N、E、S、W)

GpsDestDistance

整数表現によるデバイスと目的地の位置間の距離 (キロメートル単位)

GpsImgDirection

文字列表現によるデバイスの位置から目的地の位置への方向

GpsDestLatitude

文字列表現による目的地の位置の緯度

GpsDestLongitude

文字列表現による目的地の位置の経度

GpsDestLatitudeRef

文字列表現による目的地の位置の緯度参照 (N、E、S、W)

GpsDestLongitudeRef

文字列表現による目的地の位置の経度度参照 (N、E、S、W)

次の例を使用して、1 つのフィールドに緯度と経度の両方の値を表示できます。その後、これを使用して、ジオポイントの質問を設定できます。

string(pulldata("@exif", ${image}, "GpsLatitude")) + " " + string(pulldata("@exif", ${image}, "GpsLongitude"))

Survey123 で抽出できるその他の画像 EXIF タグを以下に示します。 お使いのハードウェアによっては、これらのすべてのタグが利用できるわけではありません。

GpsAltitudeRef

GpsTimeStamp

GpsSatellites

GpsStatus

GpsMeasureMode

GpsDop

GpsSpeedRef

GpsSpeed

GpsTrackRef

GpsTrack

GpsImgDirectionRef

GpsMapDatum

GpsDestBearingRef

GpsDestBearing

GpsDestDistanceRef

GpsProcessingMethod

GpsAreaInformation

GpsDateStamp

GpsVersionId

GpsDifferential

GpsHPositioningError

ImageWidth

ImageLength

ImageBitsPerSample

ImageCompression

ImagePhotometricInterpretation

ImageDescription

ImageMake

ImageModel

ImageStripOffsets

ImageOrientation

ImageSamplesPerPixel

ImageRowsPerStrip

ImageStripByteCounts

ImageXResolution

ImageYResolution

ImagePlanarConfiguration

ImageResolutionUnit

ImageTransferFunction

ImageSoftware

ImageDateTime

ImageArtist

ImageWhitePoint

ImagePrimaryChromaticities

ImageYCbCrCoefficients

ImageYCbCrSubSampling

ImageYCbCrPosition

ImageReferenceBlackWhite

ImageRating

ImageRatingPercent

ImageCopyright

ImageXPTitle

ImageXPComment

ImageXPAuthor

ImageXPKeywords

ImageXPSubject

ImageLensSpecification

ImageLensModel

ImageLensMake

ImageLensSerialNumber

ExtendedSubjectDistanceRange

ExtendedExposureTime

ExtendedFNumber

ExtendedExposureProgram

ExtendedSpectralSensitivity

ExtendedISOSpeedRatings

ExtendedOecf

ExtendedExifVersion

ExtendedDateTimeOriginal

ExtendedDateTimeDigitized

ExtendedComponentsConfiguration

ExtendedCompressedBitsPerPixel

ExtendedShutterSpeedValue

ExtendedApertureValue

ExtendedBrightnessValue

ExtendedExposureBiasValue

ExtendedMaxApertureValue

ExtendedSubjectDistance

ExtendedMeteringMode

ExtendedLightSource

ExtendedFlash

ExtendedFocalLength

ExtendedSubjectArea

ExtendedMakerNote

ExtendedUserComment

ExtendedSubSecTime

ExtendedSubSecTimeOriginal

ExtendedSubSecTimeDigitized

ExtendedFlashPixVersion

ExtendedColorSpace

ExtendedPixelXDimension

ExtendedPixelYDimension

ExtendedRelatedSoundFile

ExtendedFlashEnergy

ExtendedSpatialFrequencyResponse

ExtendedFocalPlaneXResolution

ExtendedFocalPlaneYResolution

ExtendedFocalPlaneResolutionUnit

ExtendedSubjectLocation

ExtendedExposureIndex

ExtendedSensingMethod

ExtendedFileSource

ExtendedSceneType

ExtendedCfaPattern

ExtendedCustomRendered

ExtendedExposureMode

ExtendedWhiteBalance

ExtendedDigitalZoomRatio

ExtendedFocalLengthIn35mmFilm

ExtendedSceneCaptureType

ExtendedGainControl

ExtendedContrast

ExtendedSaturation

ExtendedSharpness

ExtendedDeviceSettingDescription

ExtendedImageUniqueId

これらのタグの詳細については、Survey123 Connect の EXIF サンプルをご参照ください。

注意:

画像の質問に複数の画像が含まれる場合、pulldata("@exif") 関数を使用して、画像から EXIF データを抽出することはできません。 同じ質問に送信された複数の画像から EXIF データを抽出するには、repeat の使用を検討してください。

Spike の統合

画像の質問は、ikeGPS が開発した Spike レーザー計測ソリューションとの統合もサポートしています。これを使用すると、写真からオブジェクトの計測値と位置を取得できます。 Spike での Survey123 の使用方法については、「表示設定」をご参照ください。

Spike は、Spike デバイスとその計測値に関連する非標準のプロパティを含む JSON オブジェクトを ImageDescription EXIF タグに書き込むことで、多くの追加カスタム タグを記録します。 次の表に、タグの説明を示します。

Spike タグ説明

device_id

文字列表現による Spike デバイスの ID

local_accuracy

小数表現による Spike デバイスの精度

destination_altitude

有理数表現による目的地の位置の高度

declination

有理数表現による Spike デバイスの偏角

pitch

有理数表現による Spike デバイスのピッチ

rotation

文字列表現による Spike デバイスの回転

objects

文字列表現による計測されるオブジェクトの JSON 配列 (面積と長さ)

P2P.capture_id

文字列表現によるポイント間プロセスの 2 つの画像の ID

P2P.horizontal_distance

2 つのポイント間の水平距離 (メートル単位)

P2P.distance

2 つのポイント間の距離 (メートル単位)

P2P.gradient

2 つのポイント間の勾配 (度単位)

P2P.vertical_distance

2 つのポイント間の垂直距離 (メートル単位)

P2P.azimuth

2 つのポイントの方位角 (度単位)

これらの Spike タグにアクセスするには、まず次のように pulldata("@exif") プロパティに objects を使用して、EXIF に保存されている JSON オブジェクトを抽出します。

pulldata("@exif", ${image}, "objects")

この JSON オブジェクトを別のフィールドに抽出したら、Spike. 関数の pulldata("@json") オブジェクト名のパスを使用して、JSON 配列から特定の値を抽出できます。 pulldata("@json") 関数の詳細については、「JSON からの値の取得」をご参照ください。 次の例では、配列を含む質問から Spike デバイスのピッチを抽出します。

pulldata("@json", ${spikedata}, "Spike.pitch")

objects 配列には、Spike デバイスが取得した面積と長さも含まれています。 この配列には、形状とラインや画像変換に使用される基準にする形状など、画像内の計測されたオブジェクトが含まれています。 配列内のオブジェクトを抽出するには、配列内の位置 (取得された順序に対応する順序) を参照します。 次の例では、配列内の最初のエリアまたはラインを返します。

pulldata("@json", ${spikedata}, "Spike.objects[1].type")

注意:

配列内の位置 0 には、常に基準にする形状が含まれます。

配列内に存在するオブジェクトの量を返すには、次のように length プロパティを使用します。

pulldata("@json", ${spikedata}, "Spike.objects.length")

これらのタグの使用例については、SpikeSurvey123 Connect のサンプル調査をご参照ください。 Spike の詳細については、ikeGPS の製品ページをご覧ください。

オーディオ

オーディオの質問タイプを使用すると、ユーザーはオーディオを録音して Survey123 にアップロードできます。 録音により、デバイスでデフォルトのオーディオ キャプチャ形式を使用してオーディオ ファイルが取り込まれます。 進行状況バーには録音の残り時間が示されます。 録音はいつでも一時停止または停止できます。 録音が完了すると、ファイル名を選択して編集できます。

注意:

Android では、フィールド アプリで録音中のオーディオの一時停止はサポートされていません。

既存のオーディオ ファイルをアップロードする機能は、フィールド アプリではサポートされていません。

デフォルトでは、オーディオ録音のファイル サイズはフィールド アプリで最大 10 MB、Web アプリで最大 10 分に制限されています。

[bind::esri:parameters] 列の max-size パラメーターを使用して、メガバイト単位でサイズの下限を設定できます。 最大ファイル サイズに達すると、録音は自動的に停止します。 たとえば、max-size=5 では、最大 5 MB のオーディオ録音が可能になります。

または、[bind::esri:parameters] 列の max-duration パラメーターを使用して、秒単位で時間制限を指定できます。 最大時間に達すると、録音は自動的に停止します。 たとえば、max-duration=30 では、最大 30 秒間のオーディオ録音が可能になります。

注意:
Survey123 フィールド アプリから送信される個々の添付ファイルの最大ファイル サイズは 10 MB です。 設定した max-duration または max-size の値によってオーディオ ファイルが最大ファイル サイズの制限を超えることがないようにします。

デフォルトでは、オーディオ ファイルは、AAC (Advanced Audio Coding) コーデックを使用して iOS または Android デバイス上でエンコードされます (デバイスがサポートしている場合)。 または、[bind::esri:parameters] 列の codec パラメーターを使用して、優先するオーディオ コーデックを指定できます。 複数のコーデックは、カンマで区切って指定できます (codec=amr-nb,aac など)。 デバイスと互換性がある最初のコーデックが使用されます。

注意:

デバイスがサポートするコーデックは、Survey123 フィールド アプリの [詳細] ページに表示されます。[詳細] ページの上部にある [ArcGIS Survey123 について] を長押しすると、デバイスに関する追加情報 (サポートされているオーディオ コーデックなど) が表示されます。 Windows デバイスでは、オーディオ ファイルは常に非圧縮の WAV 形式で録音されます。

すべてのコーデックがブラウザーでサポートされているわけではないため、一部のオーディオ ファイルは Web ブラウザーで再生できない場合があります。 Web 上のオーディオ コーデックの詳細については、Mozilla Developer Network のドキュメントをご参照ください。

ファイルの質問を使用し、デバイスに保存されたオーディオ ファイルを送信することもできます。 サポートされているオーディオ ファイル タイプの一覧については、「ファイル」をご参照ください。

デフォルトでは、Survey123 は、質問で送信されたオーディオのファイル名を自動的に生成します。 ファイル名には、後に一意の数字が付いた質問の名前が接頭辞として含まれます。 一部の質問では、ファイル名をカスタマイズして、より意味のある名前にすることができます。 詳細については、「ファイル名のカスタマイズ」をご参照ください。 Survey123 で再利用するためにフィーチャ レイヤーとして調査データをエクスポートして公開する場合、ファイル名はカスタマイズしないことをおすすめします。 詳細については、「キーワード」をご参照ください。

ファイル

ファイル質問タイプでは、ファイル タイプを送信することができます。

個々のファイルのデフォルトの最大ファイル サイズは 10 MB です。 Survey123 Web アプリのファイルの質問の場合、[bind::esri:parameters] 列で max-size を使用して、最大ファイル サイズをメガバイト単位で指定できます。 たとえば、max-size=5 では、最大 5 MB のファイル添付が可能になります。

注意:

Survey123 フィールド アプリから送信される個々の添付ファイルの最大ファイル サイズは 10 MB です。

ファイルの質問に適用される場合、max-size パラメーターは、Survey123 Web アプリでのみサポートされます。 最大サイズは、ArcGIS Online では 500 MB、ArcGIS Enterprise では 20 MB をそれぞれ超過してはなりません。

デフォルトでは、ファイルの質問には 1 つのファイルを送信できます。 appearance 列で [multiline] を使用すると、ファイルの質問に複数のファイルを添付できます。

ファイルの質問タイプでは、ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise がサポートするすべての添付ファイル タイプがサポートされています。 サポートされているフィールド タイプは次のとおりです。

カテゴリファイル タイプ

アーカイブ

7Z、GTAR、GZ、TAR、TGZ、ZIP

オーディオ

AIF、M4A、MID、MP2、MP3、MPA、RA、RAM、RMI、WAV、WMA

データ

CSV、GEODATABASE、GEOJSON、GML、GPKG*、JSON、MDB、PBF*、SD*、VRML、XML

ドキュメント

DOC、DOCX、DOT、PDF、PPT、PPTX、TXT、WPS、XLS、XLSX、XLT

画像

BMP、ECW、EMF、EPS、GIF、IMG、J2K、JP2、JPC、JPE、JPEG、JPF、JPG、PNG、PS、PSD、RAW、SID、TIF、TIFF、WMF

ビデオ

AVI、MOV、MP4、MPE、MPEG、MPG、MPV2、QT、WMV

*このタイプの添付ファイルは ArcGIS Enterprise ではサポートされていません。

[body::accept] 列を使用して、ファイルの質問に送信できるファイル タイプを制限できます。 この列は、ファイル拡張子 (.wav など) と MIME タイプ (audio/* など) の両方に対応しています。 複数のファイル拡張子または MIME タイプを設定するには、カンマで区切ります。

MIME タイプで使用可能な形式については、Mozilla の「よくある MIME タイプ」をご参照ください。

デフォルトでは、Survey123 は、質問で送信されたファイルのファイル名を自動的に生成します。 ファイル名には、後に一意の数字が付いた質問の名前が接頭辞として含まれます。 ファイル名をカスタマイズして、より意味のある名前にすることができます。 詳細については、「ファイル名のカスタマイズ」をご参照ください。 Survey123 で再利用するためにフィーチャ レイヤーとして調査データをエクスポートして公開する場合、ファイル名はカスタマイズしないことをおすすめします。 詳細については、「キーワード」をご参照ください。

キーボード

Survey123 ではアタッチメント キーワードを使用することで、調査の特定の質問とアタッチメントを関連付けます。 調査で画像、音声、またはファイルの質問を作成して公開すると、アタッチメント テーブルのキーワードとして質問の名前が使用されます。 たとえば、調査に image_closeup と image_wideview という画像の質問がある場合、アタッチメント テーブルの KEYWORDS 列に保存される値は写真ごとに image_closeup か image_wideview になります。 Survey123 によってアタッチメント キーワードが質問名とマッチングされ、アタッチメントが質問に関連付けられます。

キーワードの関連付けの目的はレポートを印刷する時が最もわかりやすくなります。調査の正しい質問への応答として、Survey123 によって正しい写真が印刷されます。 受信トレイで画像を編集できるようにする場合にもキーワードの関連付けを使用します。

画像の質問の名前を変更して調査を再公開する場合、既存のアタッチメント レコードのキーワードも変更する必要があります。

注意:

Survey123 のデータをエクスポートすると、アタッチメント テーブルの KEYWORDS 列は保持されません。

その後、このデータをホスト フィーチャ サービスとして再公開し、1 つの画像の質問があり、デフォルトのファイル名がアタッチメントに使用されている場合、Update attachment keywords Python ノートブックを使用して KEYWORDS 列に再入力できます。 調査に画像の質問が複数ある場合、ノートブックは使用できません。どのファイルをどの質問に関連付けるかを手動で指定し、アタッチメント レコードごとに KEYWORDS 列に質問名を入力する必要があります。 詳細については、このテクニカル サポート記事をご参照ください。

データを ArcGIS Server フィーチャ サービスとして再公開する場合、最初に KEYWORDS 列をアタッチメント テーブルに追加する必要があります。 アタッチメントのアップグレード ツールを使用してこの列を追加できます。 1 つの画像の質問があり、デフォルトのファイル名がアタッチメントに使用されている場合、Update attachment keywords Python ノートブックを使用して KEYWORDS 列に再入力できます。 調査に画像の質問が複数ある場合、ノートブックは使用できません。どのファイルをどの質問に関連付けるかを手動で指定し、アタッチメント レコードごとに KEYWORDS 列に質問名を入力する必要があります。 詳細については、このテクニカル サポート記事をご参照ください。

どちらの環境でも、Survey123 で次回これらのレコードを表示する際には、アタッチメント テーブルのキーワード値が質問名と一致し、関連付けが自動的に行われます。

ファイル名のカスタマイズ

デフォルトでは、Survey123 は、質問で送信された画像、オーディオ、ファイルのファイル名を自動的に生成します。 ファイル名には、後に一意の数字が付いた質問の名前が接頭辞として含まれます。 ファイル名をカスタマイズして、より意味のある名前にすることができます。 たとえば、署名のファイル名に署名者の名と姓を含めることができます。 写真の場合、日付、または撮影しているオブジェクトの記述子を含めることができます。

注意:

カスタマイズされたファイル名は、Web アプリの画像、オーディオ、ファイルの質問でサポートされます。カスタマイズされたファイル名は、フィールド アプリの画像の質問でのみサポートされます。

ファイルがメディアの質問に追加されるとカスタマイズしたファイル名が設定され、調査の以降の変更を反映するために自動的に更新されることはありません。 たとえば、ファイル名がテキストの質問を参照しており、ファイルが追加された後でその質問の値が変更されると、ファイル名は更新されず、変更は反映されません。

[bind::esri:parameters] 列で fileName パラメーターを使用し、作成されるファイルのファイル名を動的に設定できます。 次の例では、ASSET406-20221018145109.jpg のような画像ファイル名は「asset_id」質問と現在の日時から作成されます。

XLSForm での画像ファイル名の構文

構文の他の例については、Survey123 Connect の画像とアノテーションのサンプルをご参照ください。

ファイル名は以下に従う必要があります。

  • ファイル名は、デバイス上にあるすべての調査に含まれるすべての質問で一意である必要があります。 My Survey Attachments フォルダーは、デバイス上にあるすべての調査の画像をすべて格納しており、重複する名前を含むことはできません。 ファイル名が一意になるようにするには、now() 式で fileName などの関数を使用することを検討してください。
  • 140 文字を超えるファイル名は使用できません。
  • ファイル名には、空白文字または特殊文字 (\ / : * ? < > ; | . , ") は使用できません。 空白文字と特殊文字は、アンダースコアに置き換えられます。
注意:

フィールド アプリで、fileName パラメーターの式の結果、ファイル名が重複するか最大長を超える場合、自動的に生成された画像ファイル名が使用されます。 同様に、調査でファイル名を手動で編集した場合、そのファイル名が重複するか最大長を超えると使用できなくなります。

Web アプリで、fileName パラメーターの式やファイル名の手動編集を行うと重複となる場合には、新しいファイル名に増分する番号が付加されます。

質問の [body::esri:style] 列で次のパラメーターを適用すると、ファイル名をさらに細かく制御できます。

  • fileNameVisible - ファイルの名前を調査で表示するかどうかを指定します。 デフォルトは true です。 ファイル名を非表示にするには、「fileNameVisible=false」と入力します。
  • allowRename - ユーザーがファイルの名前を手動で編集できるかどうかを指定します。 デフォルトは true です。 fileNameVisible=false の場合は、allowRename=true が指定されていても、ユーザーはファイル名を編集できません。