フィールドの追加または削除

ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブル レイヤーを公開した後、場合によっては追加の属性に関する情報を格納する必要があります。 この場合には、レイヤーにフィールドを追加できます。 同様に、一連の属性が必要なくなった場合、これらの属性を格納しているフィールドをレイヤーから削除できます。

レイヤー所有者または組織の管理者は、ホスト フィーチャ レイヤーに対してフィールドを追加したり、フィールドを削除したりできます。 レイヤーの共有先である共有更新グループのメンバーも、フィールドを追加および削除できます。

フィールドの追加

ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページの [データ] タブにあるテーブルまたはフィールド ビューからフィールドを追加できます。

ヒント:

また、Map Viewer[フィールド] ウィンドウを使用するか、テーブルを Map Viewer Classic で開いたときにも、フィールドをテーブルに追加できます。

フィールドをアイテムのページからホスト フィーチャ レイヤーの属性テーブルまたはホスト テーブルに追加するには、次の手順を実行します。

  1. ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページを開き[データ] タブをクリックします。

    デフォルトでは、[データ] タブがテーブル ビューで開きます。 このビューからフィールドを追加するか、[フィールド] ボタン フィールド をクリックしてフィールド ビューに変更することができます。

  2. ホスト フィーチャ レイヤーに複数のレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、正しいレイヤーを選択します。
  3. [フィールドの追加] をクリックします。
  4. 表示される [フィールドの追加] インターフェイスで、新しいフィールドを定義するための情報を指定します。
    1. 関連するデータ タイプ カテゴリーを展開し、フィールドに格納するデータのタイプとして、次のいずれかを選択します。

      カテゴリーデータ タイプ説明
      テキストString

      連続する文字。

      数値Double

      小数点以下の桁がある数字。

      Integer

      -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 の整数 (long integer)。

      Big Integer

      -9,007,199,254,740,991 ~ 9,007,199,254,740,991 の整数。 integer データ タイプの範囲に収まらない数値を格納する必要がある場合は、このタイプを使用します。

      日付Date

      日付と時刻。 ArcGIS Online の日付フィールドと時間フィールド」をご参照ください。

      注意:

      ArcGIS Online では、すべての日付値は協定世界時 (UTC) で保存されますが、ほとんどのアプリケーションはローカル タイム ゾーンと協定世界時 (UTC) を自動的に変換するため、日付は一般的にローカル タイム ゾーンで表示、編集されます。 ただし、データを .csv ファイルやシェープファイルなどでアップロードする際には、適切なタイム ゾーンを指定する必要があります。 そうしないと、データは UTC 形式であると見なされます。

      Date Only

      日付は格納しますが、時刻値は格納しません。 これは、許可証の有効期限日や顧客の誕生日を記録する場合など、時刻が不要な場合に役立ちます。

      Time Only

      時刻は格納しますが、日付値は格納しません。 時刻は 24 時間制で、たとえば 4:30 p.m. は 16:30 になります。このフィールド データ タイプは、営業時間やバスの時刻表などの値を記録するのに役立ちます。

      Timestamp Offset

      UTC からの時間オフセットを示す値とともに日時を格納します。 UTC からの値のオフセットと個別の日時値を含み、時刻のある時点を一意に表します。 これにより、日付値と比べて、timestamp offset 値を 1 つのコンピューターから別のコンピューターにより移行しやすくなっています。 たとえば、ニューファンドランド タイム ゾーン (UTC 時間から 3.5 時間遅れている) で 2023 年 10 月 10 日午後 3 時 3 分を示す値を格納するためには、編集者は 2023-10-10T15:03:00-03:30 と入力します。

      Global ID

      GlobalID

      フィーチャまたはテーブル行の一意識別子として機能する 36 個の英数字の文字列を格納します。

      このデータ タイプはシステム フィールドと見なされ、ArcGIS Online によって設定されます。添付ファイルの追加などの特定の機能では必須です。 このフィールド タイプは、追加した後に削除または編集することはできません。

      ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルに含めることができる GlobalID フィールドは 1 つだけです。

      GUID

      フィーチャまたはテーブル行の一意識別子として機能する 36 個の英数字の文字列を格納します。

      このタイプのフィールドは、編集者が設定するユーザー定義の識別子です。

    2. [次へ] をクリックして、フィールドのプロパティの定義に進みます。

      プロパティはデータ タイプによって異なります。

    3. フィールドに名前を指定します。

      このフィールド名は、基になるデータベースに格納されます。 定義後に、フィールド名は変更されません。 フィールド名には、スペース、ハイフン、括弧、角括弧などの特殊文字や、$、%、# のような文字を使用できません。 フィールド名には、発音区別符の付いた文字やラテン アルファベット以外の文字も使用することはできません。 一般的にデータベースの予約済みキーワードとして認識される単語 (CHARACTERDATE など) は、フィールド名に使用しないでください。 特殊文字やデータベースの予約済みキーワードが含まれているフィールド名を追加しようとすると、エラー メッセージが表示されます。

      このフィールド名は、GlobalID フィールドに自動的に割り当てられます。

    4. [表示名] フィールドで、フィールド名より説明的でユーザーにわかりやすい代替名またはエイリアスをフィールドに指定します。

      表示名には、特殊文字、スペース、およびデータベースの予約済みキーワードを使用できます。また、発音区別符の付いた文字とラテン アルファベット以外の文字も使用することができます。

    5. レイヤーにデータが含まれない場合に、フィーチャを追加するときまたは属性を更新するときにエディターが常に新しいフィールドの値を提供するようにしたい場合は、[NULL 値を許可] 切り替えボタンを無効にします。

      レイヤーにデータが含まれている場合は、すべての既存のフィーチャまたは行でこのフィールドが NULL になるため、この設定を変更することはできません。

      GlobalID フィールドのこのプロパティは変更できません。これらのフィールドでは NULL 値を許可できないからです。

    6. 文字列フィールドを追加する場合は、最大長を定義します。

      [長さ] プロパティは、フィールドのシングルバイト文字の最大長を定義します。 デフォルトは 256 文字です。

    7. 必要に応じて、フィールドのデフォルト値を設定します。

      新しいすべてのフィーチャまたは行で、この値がフィールドに入力されます。

      この設定は、GlobalID または GUID フィールドではサポートされていません。

    8. 必要に応じて、フィールドの説明を指定します。

      フィールドの説明を提供すると、長いフィールド名や複雑なフィールド名を使用しなくても、フィールドに含まれている内容を伝えることができます。

    9. 必要に応じて、フィールド値タイプを選択します。

      フィールド値タイプは、フィールドの値の書式設定方法に関する情報をユーザーとアプリに提供します。 たとえば、電子メール アドレスとしてテキスト フィールドを定義する場合、モバイル アプリ開発者は、@ 記号、または .com.net.org などのドメイン タイプの選択リストを含めるようにアプリを設計して、編集者がフィールドに正しく入力できるようサポートできます。

      GUID フィールドの場合、フィールド値タイプはデフォルトで [一意識別子] に設定されます。

      各値タイプの説明については、「属性フィールドの説明」のフィールド値の表をご参照ください。

  5. [フィールドの追加] をクリックします。

フィールドの削除

フィールドを削除すると、そのフィールド内のデータを復元できなくなるため、ホスト フィーチャ レイヤーからフィールドを削除する場合は注意してください。

システム フィールドを削除することはできません。 これらには以下のものが含まれます。

  • OBJECTID
  • 編集情報の記録に使用されているフィールド (CREATIONDATECREATOREDITDATEEDITOR)
  • TYPEIDFIELD
  • SUBTYPEFIELD
  • KEYFIELD
  • DISPLAYFIELD

レイヤーに格納されるスタイル、タイム スライダー、フィルター、ラベル、検索の定義に使用されるフィールドも削除できません。 ただし、マップがスタイル設定やフィルターのフィールドを使用しており、これらのフィールドがホスト フィーチャ レイヤーで構成したものと異なる場合、これらのフィールドには [削除] オプションを使用できます。 マップでスタイル設定やフィルターに使用されている可能性のあるフィールドを削除する際には注意が必要です。

ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページの [データ] タブにあるテーブルまたはフィールド ビューからフィールドを削除できます。

ヒント:

Map Viewer[フィールド] ウィンドウを使用するか、テーブルを Map Viewer Classic で開いたときに、フィールドをテーブルに追加できます。 フィールドをその詳細ビューから削除することもできます。

テーブル ビューからフィールドを削除

テーブル ビューで属性テーブルからフィールドを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページを開き[データ] タブをクリックして属性テーブルを表示します。
  2. ホスト フィーチャ レイヤーに複数のレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、正しいレイヤーを選択します。
  3. 列ヘッダーの [オプション] ボタン オプション をクリックします。
  4. [削除] をクリックします。

    削除を確認するメッセージが表示されます。

  5. 削除操作を確定します。

フィールド ビューからフィールドを削除

フィールド ビューで属性テーブルからフィールドを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ホスト フィーチャ レイヤーまたはテーブルのアイテム ページを開き[データ] タブをクリックして属性テーブルを表示します。
  2. [フィールド] ボタン フィールド をクリックして、フィールド ビューに変更します。
  3. ホスト フィーチャ レイヤーに複数のレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、正しいレイヤーを選択します。
  4. 1 つのフィールドを削除するには、そのフィールドの行の最後にある [オプション] ボタン オプション をクリックして [フィールドの削除] をクリックします。

    [フィールドの削除] オプションが存在しない場合、そのフィールドは削除できません。

    存在する場合に [フィールドの削除] をクリックすると、削除を確認するメッセージが表示されます。

  5. 複数のフィールドを削除するには、各フィールドの横にあるボックスをオンにして、[削除] をクリックします。

    [削除] ボタンが存在しない場合、選択した 1 つ以上のフィールドは削除できません。

    存在する場合に [削除] をクリックすると、削除を確認するメッセージが表示されます。

  6. 削除操作を確定します。

フィールドの追加または削除での制限

フィールドを追加または削除する際は、以下に注意してください。

  • ホスト フィーチャ レイヤーのコピー、関連するタイル レイヤーがあるホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤーから作成されたビューでは、フィールドの追加や削除はできません。
  • 依存する結合フィーチャ レイヤー ビューを持つホスト フィーチャ レイヤーにフィールドを追加したり、フィールドを削除したりすることはできません。
  • 依存するホスト フィーチャ レイヤー ビューを含むホスト フィーチャ レイヤーにフィールドを追加する場合、新しいフィールドを表示する各ビューの定義を更新する必要があります。 上記のとおり、ビューがホスト結合フィーチャ レイヤー ビューの場合は、これは行えません。
  • 追加および削除されたフィールドは、ホスト フィーチャ レイヤーまたはビューから、依存するホスト シーン レイヤーには反映されません。
  • 一部のフィールド タイプは、すべての ArcGIS クライアントで完全にはサポートされていない場合があります。