属性条件でスプリット

リアルタイム解析およびビッグ データ解析で使用できます。

[属性条件でスプリット] ツール は、入力テーブルを受け取り、文字列フィールドと区切り文字を識別し、そのフィールドの区切り文字によって分割された行から成る出力テーブルを生成します。

受信データは必ずしもただちに解析できる構造になっていません。 一部のデータ プロバイダーは、単一のフィールドで複数の値を送信します (ユニット、レーン、回路、ゾーンのリストなど)。 [属性条件でスプリット] ツールは、選択されたフィールド内の値ごとに別個のレコードを作成して、各値を個別に分析、ルーティング、集計できるようにします。

ツールの使用例を次に示します:

  • 緊急派遣フィードでは、複数の対応ユニットが単一のフィールドに含まれています (E12,L3,M5 など)。 対応の作業量を追跡するため、このツールを使用してフィールドを分割し、ユニットごとに 1 つのレコードを作成できます。
  • 停電アラートでは、影響を受ける複数の回路が単一のフィールドに含まれています (CIR-104;CIR-991;CIR-120 など)。 ルーティングや回路所有者への割り当てを行うため、このツールを使用してフィールドを分割し、回路ごとに 1 つのレコードを作成できます。
  • 天候やハザードの通知では、影響を受ける複数のゾーンが単一のフィールドに含まれています (ZoneA/ZoneB/ZoneC など)。 ゾーンに基づいてアラートや分析を行うため、このツールを使用してフィールドを分割し、ゾーンごとに 1 つのレコードを作成できます。

使用上の注意

ツールを使用する際には、以下の点に注意してください:

  • このツールは文字列フィールドのみを受け取ります。
  • 区切り文字フィールドでは 1 文字だけを指定できます。
    • 文字の例としては、, : ; / および | などがあります。 単一スペースを使用できます。 \t を使用してタブ文字を表すこともできます。
    • 文字 \ および ` はサポートされていません。
  • フィールド演算ツールで ArcGIS ArcadeTrim() 関数を使用して先頭と末尾のスペースを削除できます。
  • 受信フィールドが NULL または空の場合、NULL 値を含む単一のレコードが返されます。

ツールの仕組み

以下の入力テーブルは、次のフィールドから成り、区切り文字として , が指定されています:

入力テーブルには、検査日、船舶種別と、カンマ区切りの複数の水域から成る 1 つのフィールドが含まれています。
入力テーブルには、カンマ区切り値から成る Last_Waters_Visited フィールドがあります。

[属性条件でスプリット] ツールの出力は次のとおりです:

出力テーブルでは、各カンマ区切り値がそれぞれの行に表示され、その他のフィールドは繰り返されます。
出力テーブルには、値ごとに別個の行が作成されます。

区切り文字が連続する場合、区切り文字ごとに空の文字列を含む行がフィールドに作成されます。 たとえば、次の入力では , が区切り文字として指定されています:

入力テーブルには、出身地、名前、およびカンマで区切った複数の値と連続する区切り文字から成る色フィールドが含まれています。
入力テーブルには、連続するカンマ区切り値から成る Favorite_Color フィールドが含まれています。

この入力からは次の出力が返されます:

出力テーブルでは、値が複数の行に分割され、連続する区切り文字から生成された空のエントリーが含まれています。
出力テーブルでは、値が複数の行に分割され、連続する区切り文字による空の行が含まれています。

パラメーター

ツールには、次のパラメーターがあります:

パラメーター説明データ タイプ
入力レイヤー

分割するリアルタイム フィーチャ。

フィーチャ

フィールド名

処理する区切り文字列が含まれているフィールド。

文字列フィールドからのみ選択できます。 [入力レイヤー] パラメーターに文字列フィールドが存在しない場合、検証エラーが発生します。

String

区切り文字

文字列フィールドを複数の値に分割するときに使用する文字。

String

出力レイヤー

このツールは選択されたフィールドと区切り文字に基づいて行を分割するため、出力レイヤーには、通常、入力レイヤーより多くの行が含まれます。 行に複数の区切り値が含まれている場合、分割された値ごとに 1 つの出力行が作成され、行に区切り文字が含まれていない場合は 1 つの出力行が作成されます。

すべての入力フィールドとジオメトリーが維持されます。 選択したフィールドの各行に分割された値が 1 つだけ含まれている場合を除き、各子行には親行と同じ属性とジオメトリーが保持されます。