境界のディゾルブ

ツール アイコン ビッグ データ解析で使用できます。

[境界のディゾルブ] ツール 境界のディゾルブ ツールは、指定した属性に基づいてフィーチャを集約します。 一致する属性値を含むエリアをマージするために、1 つ以上のフィールドを選択できます。

ワークフロー図

境界のディゾルブのワークフロー図

ある農業地域開発会社が、郡全体で数千の地上の方形枠をサンプリングしました。 このデータは、soil_depth フィールドおよび suitability フィールドを含んでいます。 soil_depth の値を低または高のカテゴリに分類することによって、suitability フィールド内の値が計算されました。 suitability フィールドに基づいて方形枠をディゾルブし、最も広い適切なエリアがある位置を決定することができます。

使用上の注意

[境界のディゾルブ] ツールを操作する際には、以下の点に注意してください。

  • [境界のディゾルブ] ツールは、ポリゴン フィーチャに対してのみ使用できます。
  • 入力は、ポリゴン フィーチャの単一のレイヤーでなければなりません。 ディゾルブされた出力フィーチャは常にポリゴン フィーチャになります。
  • 1 つにディゾルブされるエリアの数値フィールドに関して統計情報を計算できます。
  • 出力には、マルチパート フィーチャとシングルパート フィーチャを含めることができます。 マルチパート フィーチャは、隣接しないパーツに分割される 1 つのフィーチャとして定義されます。 たとえば、ハワイ州はマルチパート フィーチャと見なされることがあります。これは、個々の地理的なパートが 1 つの州として分類されているからです。
  • フィールドを [ディゾルブ フィールド] パラメーターに指定せず、[マルチパート][はい] に設定した場合、出力は 1 つのマルチパート フィーチャになります。 フィールドを [ディゾルブ フィールド] パラメーターに指定せず、[マルチパート][いいえ] に設定した場合、交差しているポリゴンのみがマージされます。
  • [集計フィールド] パラメーターを使用して、追加の統計情報を計算できます。 使用可能な集計フィールドの統計情報は、集計するフィールド タイプによって決まります。
    • 文字列属性フィールドは、[すべて][個数]、および [重複を除いたカウント] の統計情報を使用できます。
    • 数値属性フィールドは、[すべて][個数][重複を除いたカウント][合計][平方和][最小][最大][範囲][分散][標準偏差] の統計情報を使用できます。
    • 日付属性フィールドは、[すべて][個数][最小][最大]、および [範囲] の統計情報を使用できます。

パラメーター

以下は、[境界のディゾルブ] ツールのパラメーターです。

パラメーター説明データ タイプ

入力レイヤー

境界がディゾルブされたポリゴン フィーチャ。

フィーチャ

ディゾルブ フィールド (オプション)

フィーチャが集約されるフィールド。 同じフィールド値を持つフィーチャがディゾルブされます。

String

集計フィールド (オプション)

指定したフィールドに対して計算される統計情報。 指定したフィールドが文字列フィールド、数値フィールド、または日付フィールドのいずれであるかに応じて、異なる統計情報を使用できます。

  • [任意] - これは、文字列型のフィールドのサンプル文字列です。
  • [個数] - NULL 値でない値の数を計算します。 数値フィールドまたは文字列に使用できます。 [null, 0, 2] のデータの個数は 2 です。
  • [重複を除いたカウント] - 重複を除いた NULL 値でない値の数を計算します。 数値フィールドまたは文字列に使用できます。 [null, 4, 3, 4] の結果の重複を除いた個数は 2 です。
  • [合計] - フィールド内の数値の合計。 [null, 1, 3] の合計は 4 です。
  • [平方和] - 全体平均からの各観測データの自乗差の、全観測データにわたる合計。 [null, 2.2, 3.1, 4.7] の平方和は 3.206 です。
  • [最小] - 数値フィールドの最小値。 [0, 2, null] の最小値は 0 です。
  • [最大] - 数値フィールドの最大値。 [0, 2, null] の最大値は 2 です。
  • [平均] - 数値の平均。 [0,2, null] の平均値は 1 です。
  • [範囲] - 数値フィールドの範囲。 これは、最大値から最小値を減算して計算されます。 [0, null, 1] の範囲は 1 です。 [null, 4] の範囲は 0 です。
  • [分散] - トラック内の数値フィールドの分散。 [1] の分散は NULL です。 [null, 1,1,1] の分散は 1 です。
  • [標準偏差] - 数値フィールドの標準偏差。 [1] の標準偏差は NULL です。 [null, 1,1,1] の標準偏差は 1 です。

String

マルチパート

マルチパート フィーチャが出力レイヤーで許可されるかどうかを指定します。 マルチパート フィーチャは、隣接しないパーツに分割される 1 つのフィーチャとして定義されます。

  • [はい] - 該当する場合、出力はマルチパート フィーチャを作成します。
  • [いいえ] - 出力には、シングルパート フィーチャのみが作成されます。

Boolean

出力レイヤー

出力レイヤーは次を含みます。

  • [ディゾルブ フィールド] パラメーターで指定したフィールド。
  • フィーチャにディゾルブされたフィーチャの数を表す COUNT フィールド。
  • ツールに対して構成された [集計フィールド]。