リアルタイム解析で使用できます。
[マルチマージ] ツール
を実行すると、最大 10 個の入力が結合されて 1 つの出力スキーマになります。 すべての入力は同じフィーチャ ジオメトリー タイプ (ポイント、ライン、ポリゴン、またはテーブル) を共有する必要があり、スキーマは名前とデータ タイプが一致するフィールドを少なくとも 1 つ含む必要があります。
例
ある交通局は、事故、通行止め、悪天候アラートなどのインシデントについて複数のリアルタイム データ フィードを監視します。 [マルチマージ] ツールを実行すると、これらの受信フィードを 1 つのスキーマに統合できます。 これにより、下流ツールを使用して、フィードごとに複数のパイプラインを管理するのではなく、1 つのパイプラインですべてのインシデント タイプを処理できます。
使用上の注意
ツールを操作する際には、以下の点に注意してください:
- [マルチマージ] ツールは、2 つ以上で最大 10 個の入力を受け取る 1 つの入力ポートと、単一出力の 1 つの出力ポートで構成されます。 同じ名前およびデータ タイプを持つフィールドがすべての入力スキーマに少なくとも 1 つ存在する必要があります。
- 各入力からの部分的または完全なスキーマのオーバーラップがサポートされています。 たとえば、フィールド A、B、C を含む入力 1 がフィールド B、C、D を含む入力 2 にマージされる場合、すべてのフィールド (A、B、C、D) を結合した結果が出力されます。データが入力 1 から取得される場合、D フィールドに NULL 値が設定されます。
- マージする各入力スキーマで、フィールドを同じ順序にする必要はありません。
- 複数の入力スキーマに同じ名前とデータ タイプを持つフィールドが含まれているが、一方にはタグ (TRACK_ID、START_TIME、END_TIME など) が含まれ、他方には含まれていない場合、出力スキーマにタグが含まれます。
- 入力スキーマで複数のフィールドに同じタグ (TRACK_ID、START_TIME、END_TIME など) が割り当てられている場合、ツールは検証エラーを返します。
- 複数の入力スキーマに名前は同じだが数値データタイプが異なる (あるスキーマでは int32 で別のスキーマでは float64 など) フィールドが含まれている場合、ArcGIS Velocity は、そのフィールドのすべての出現を 1 つのターゲット数値データ タイプに変換することにより自動的に競合を解決します。 ターゲット データ タイプは、数値昇格階層 (Int32 → Int64 → Float32 → Float64) に基づいて選択されます。
- 特殊な場合として、同じ名前を持つフィールドがある入力スキーマでは Int64、別の入力スキーマでは Float32 として表示される場合、精度の大幅な低下を防ぐために、フィールドは (Float32 ではなく) Float64 にアップグレードされます。
- 同じ名前を持つが、NULL 値の許可の値 (NULL 値の許可は、True または False の値になる) が異なるフィールドをマージする場合、生成されるフィールドは NULL 値を許可します。
パラメーター
以下は、ツールのパラメーターです:
| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
| 入力レイヤー | マージされるポイント、ライン、ポリゴン、またはテーブル フィーチャ。 各入力は同じフィーチャ ジオメトリー タイプ (ポイント、ライン、ポリゴン、またはテーブル) を持つ必要があり、スキーマは名前とデータ タイプが一致するフィールドを少なくとも 1 つ含む必要があります。 | フィーチャ |
出力パイプライン
出力には、入力スキーマのすべてのフィールドをマージする統合スキーマが含まれます。 各入力スキーマで共通するフィールドは維持されます。 あるフィールドが一方の入力スキーマに存在するが、他方に存在しない場合、そのフィールドは出力スキーマに追加されます。 受信フィーチャでそのフィールドの値が指定されていない場合、NULL 値が割り当てられます。