ArcGIS Urban に次のようなアップデートが行われました。
一般
Urban で、以下の新しい機能および一般的な機能拡張を使用できるようになりました。
- 新しい可視領域ツールを使用して、所定の観測点から見える領域と見えない領域を解析できます。
- 改善された編集制約を使用して、次のことを行います。
- 正確な座標値を入力することで、建物や分析範囲など既存のポリゴン ジオメトリの頂点を編集します。
- オフセット値を入力し、建物空間のエッジを移動します。
- 正確な座標値を入力し、プロジェクト エディターの樹木や街頭設置物などの新規および既存のポイント ジオメトリを所定の位置に配置します。
- Urban では、Web シーンから読み込んだメディア レイヤーを表示できます。
- 3D マップ ビューのナビゲーション時のパフォーマンスが向上しました。
データ マネージャー、プランの構成、プロジェクトの構成
以下の新しい機能および機能拡張を、データ マネージャー限定で使用できるようになりました。
- ポイント フィーチャ レイヤーからプロジェクトをインポートできます。
- 1,000 件を超えるフィーチャ (プロジェクト、ゾーニング タイプなど) をインポートする際、データの表示と結合に関する制限はなくなりました。
データ マネージャーとプランの構成で、次の新しい機能と機能拡張が提供されます。
- JSON オブジェクトを含むデータをインポートする際の、検証フィードバックが改善されました。
プランとプロジェクトの構成で、次の新しい機能および機能拡張を利用できるようになりました。
- JPG ファイルと PNG ファイルをサムネイルとして構成できるようになりました。 これまでは Urban では JPEG のみがサポートされていました。
プランの編集
プランの編集操作に、次の新しい機能および機能拡張が追加されました。
- 指標が新しくなりました。 新しい指標と呼ばれます。 今回のリリースでは、新しい指標は既存の指標と共存します。 既存の指標は、従来の指標と呼ばれます。 詳細については、「ダッシュボードの構成」をご参照ください。 新しい指標には、次のようなものがあります。
- 従来の指標を新しい指標に変換します。
- 新しい指標のグラフを使用して指標を構成します。これには、元に戻す機能とやり直し機能、検索バーが含まれます。
- 新しい演算子を使用し、減算や除算などで指標を計算します。
- その他の組み込み指標を調査します。 正味空間面積とは別に、空間やサーフェス、建物、区画のその他の組み込み指標をもとに、指標を計算することもできます。
- 新しい解像度機能を使用し、空間またはサーフェス、建物、区画、分析範囲ごとに指標を計算するかどうかを構成します。
- 新しい集約機能を使用し、特定の解像度レベルに指標を集約するかどうか、およびその方法を構成します。
- 既存の指標値ピンを手動で追加および編集する際のユーザー エクスペリエンスが改善されました。
- 適合性ツールのパフォーマンスが向上しました。
- 開発サイド パネルの新しいツールチップで、住戸の計算方法を確認できます。
非推奨
次の機能は廃止予定であり、今後のリリースで削除される予定です。
- サーフェスの [GFA / FAR 計算に含める] 設定は、今後削除されます。
機能拡張と不具合修正
このリリースでは、次の機能拡張および不具合修正が導入されています。
- Shift キーを押したままズームすると、3D マップ ビューの視野を変更できます。
- Urban モデルの作成時、またはデータ マネージャーのフィーチャ レイヤーのシンボルからゾーニングをインポートする際に、ゾーニング フィーチャ レイヤーに関連するシンボルが含まれないゾーニング タイプが存在する場合の検証フィードバックが改善されました。
- Urban をアラビア語で使用する場合、数字と日付はアラビア語ロケールのバリアントであるアラビア語 (世界) に準じた形式で表記されます。
- 標高レイヤーのタイル スキーマが、Urban モデルで構成されたベースマップのタイル スキーマと一致しない場合、警告が表示されます。
- Urban モデルと Urban データベース ビュー アイテムで共有レベルが一致しない場合、データ マネージャーの [共有] タブに警告が表示されます。
- 指標ダッシュボードでのゼロ値と Null 値の表示方法が改善されました。 ゼロ値は 0 として表示されます。 Null 値は、常にダッシュ付きで表示されます。
- プラン エディターの開発サイド パネルの構築済み住戸数に、地下空間が含まれるようになりました。
- 不具合修正 - このリリースでは、Urban モデルを作成する際に [モデルの位置を選択] マップでズーム ボタンが機能しない問題が修正されました。
- 不具合修正 - フィーチャ レイヤー シンボルからゾーニング タイプとオーバーレイ タイプをインポートする際、シンボルが正しくインポートされませんでした。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - 名前に一重引用符が含まれるプランまたはプロジェクトを検索できませんでした。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - Urban モデルの名前に一部の Unicode 文字が含まれていると、Urban モデルを作成できませんでした。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - サイン インしていない場合、Urban の開始ページのメニュー ボタンが機能しませんでした。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - 適合性ツールで、ポップアップ ウィンドウの基準値で小数点以下の桁数が省略されて表示されていました。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - ゾーニング タイプや建物タイプなど、異なるタイプの並べ替え方法がアプリ全体で統一されました。
- 不具合修正 - このリリースでは、180 度の子午線を超える範囲の Urban モデルを作成できません。 アプリに詳細なエラー メッセージが表示されるようになりました。
- 不具合修正 - ブラウザーの戻るボタンを使用しても、ダイアログ ボックスは閉じず、開いたままになっていました。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - プロジェクト エディターでページを再読み込みすると、3D マップ ビューのカメラ位置が保持されませんでした。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - ディスカッションのコメントに対し、過去にカテゴリが割り当てられていなかった場合、カテゴリの割り当てを元に戻すことができませんでした。 この不具合が修正されました。
- 不具合修正 - プラン エディターの開発サイド パネルの構築済み住戸数と許容住戸数が、異なる方法で丸められていました。 Urban では、構築済み住戸数と許容住戸数はいずれも常に切り捨て、最も近い整数に丸められます。
- 不具合修正 - グローバル Urban モデルで生成された現実的な建物のジオメトリの精度が向上しました。
- 不具合修正 - プラン エディターのゾーニング サイド パネルの [ゾーンが割り当てられていません] エントリに [詳細] ボタンが誤って表示されていました。 このリリースでは、ボタンが削除されています。