ArcGIS Urban では、プロジェクトとは、複数の区画を囲む分析範囲の規模での長期的な都市計画を指します。 プランは都市の推定目標、たとえば人口増加や密度を満たすよう設計され、ローカル ゾーニングや土地利用コードを共通データ モデル形式にしたもので構成されます。 これにより、ゾーニング パラメーターの 3D 表現が、最大エンベロープや建物の形式で生成されます。 ジオメトリを使用して、区画レベルまでの細かいシナリオ計画をサポートできます。
ArcGIS Urban では、土地利用プランとゾーニング プランの 2 種類のプランを使用できます。 詳細については、以下の「土地利用プラン」セクションと「ゾーニング プラン」セクションをご参照ください。
適切なライセンスと権限を持つユーザーは、プランを表示、作成、構成、編集できます。 詳細については、「プランの作成」、「プランの構成」、および「プランの編集」をご参照ください。
土地利用プラン
土地利用プランでは、ターゲットの空間用途の分布を含む将来の土地利用のシナリオベースの計画が可能です。 土地利用プランは、ゾーニング プラントは異なり、提案された開発ではなく潜在的な開発に焦点を当てています。 ターゲットの空間用途の分配に基づいてプランの指標の最大ポテンシャル値を計算できます。 詳細については、「土地利用タイプの管理」および「土地利用ポテンシャル」をご参照ください。
土地利用プランは、次のような場合に使用します。
- コミュニティの成長と将来の成長を調整する。
- 将来のゾーニング規制の基準として包括的計画を更新する。
ゾーニング プラン
ゾーニング プランでは、空間用途を含む将来のゾーニング規制および開発のシナリオベースの計画が可能です。 提案された開発の空間用途に基づいて、個々のプランのシナリオを定量化および比較する指標値を計算できます。 詳細については、「ダッシュボードの操作」をご参照ください。 Urban では、既存または将来の土地利用と比較してゾーニング プランのシナリオを検証することもできます。 詳細については、「土地利用を使用したゾーニングの検証」をご参照ください。
ゾーニング プランは、次のような場合に使用します。
- 将来のゾーニング規制のシナリオを設計する。
- 既存または将来の土地利用と比較して提案されたゾーニングの変化を検証する。
- 将来の建物を設計し、空間用途依存の指標値の計算に基づいて開発シナリオを定量化および比較する。