ArcGIS Urban で最善の結果を得るために、ブラウザーおよびコンピューター ハードウェアが ArcGIS Urban の要件を満たしていることを確認します。
現在のところ、ArcGIS Urban はモバイル デバイスではサポートされず、ArcGIS Enterprise セットアップをサポートしていません。
ブラウザーの要件
ArcGIS Urban を使用するには、WebGL (3D グラフィックスを描画するための Web の技術標準) および WebAssembly (Urban が ArcGIS CityEngine の Procedural Runtime [PRT] C++ コードを Web での実行のため移植する場合のバイナリ命令形式) をサポートしているデスクトップ Web ブラウザーが必要です。 一般的なデスクトップ ブラウザーの最新バージョンには、WebGL のサポートが組み込まれています。 お使いのブラウザーで WebGL が有効になっているかテストするには、get.webgl.org を開きます。 WebGL 関連の問題のトラブルシューティングについては、「WebGL のトラブルシューティング」をご参照ください。
WebGL と WebAssembly は進化を続けるテクノロジであり、各ブラウザー バージョンには、ArcGIS Urban が最適なパフォーマンスを得るため改良が加えられているため、ブラウザーは常に最新の状態にしておく必要があります。 ArcGIS Urban を使用するには、お使いのブラウザーでハードウェア アクセラレーションが有効になっている必要があります。
ArcGIS Urban とシーンベースのアプリは、次の Web ブラウザーの最新バージョンをサポートしています。
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Safari*
*Safari での WebGL の実装はメモリ使用量の多いアプリケーション向けに最適化されていないため、特定の Urban モデルを開いた場合に信頼性の低い動作になることがあります。
Microsoft Internet Explorer は WebAssembly に対応していないため、サポートされません。 WebAssembly の詳細については、WebAssembly の Web サイトをご参照ください。
ハードウェア要件
お使いのデスクトップ ブラウザーが、最低 8 GB のシステム メモリを搭載し、1 GB のビデオ メモリを持つ WebGL をサポートしているビデオ グラフィックス カードを搭載している必要があります。
高性能のスタンドアロン グラフィックス カードは、一般的に統合されたグラフィックス カードよりも優れたパフォーマンスを発揮します。 WebGL の要件の詳細については、khronos.org の WebGL wiki ページをご参照ください。
注意:
一部のシステムでは、統合されたグラフィックス カードおよび専用グラフィックス カードを自動的に切り替えて、3D グラフィックスをレンダリングすることができます。 ArcGIS Urban は、専用のグラフィックス カードを使用した場合に最高の性能を発揮します。 そのため、グラフィックス カードのドライバー設定で、Web ブラウザーのアプリケーションごとの設定が専用のグラフィックス カードに設定されていることを確認してください。 設定されていない場合は、一部のポイントのシンボルやラベルが正しく表示されない可能性があります。