注意:
一部のワークフローでは、特定の権限が必要となる場合があります。 ユーザー タイプ、ロール、権限の詳細については、「アカウント」トピックをご参照ください。
Power BI の [ビジュアルの書式設定] オプションと [ビジュアルのビルド] オプションを使用し、ArcGIS for Power BI マップやデータの操作方法を管理できます。 マップやレイヤーを追加する前にデータを設定する方法については、「データとジオコーディング」をご参照ください。
ArcGIS for Power BI マップ ビジュアライゼーションの書式設定
ArcGIS for Power BI でマップ ビジュアライゼーション オプションをカスタマイズするには、次の手順に従います。
- ArcGIS for Power BI ビジュアライゼーション をクリックして選択します。
- [視覚化] > [ビジュアルの書式設定] > [ビジュアル] タブ の順にクリックし、ArcGIS for Power BI オプションを表示します。
- 必要に応じて、次のいずれかの操作を行います。
- [レイヤー] カテゴリを展開し、マップを構成するレイヤーを管理します。
- [マップ ツール] カテゴリを展開し、マップ ツールの設定を更新します。
- [検索] カテゴリを展開し、検索設定を更新します。
- [フィーチャ情報] カテゴリを展開し、フィーチャ情報ウィンドウのオプションを更新します。
- 設定が完了したら [ビジュアルのビルド] タブ をクリックして ArcGIS for Power BI マップでの作業を続行します。
注意:
各カテゴリに対し、[デフォルトにリセット] をクリックすると、変更内容を破棄して、デフォルト設定に戻せます。視覚化タブのオプション
[ビジュアルの書式設定] ウィンドウで、設定を更新するカテゴリを展開します。
[ビジュアルの書式設定] ウィンドウには、次のカテゴリやオプションがあります。
カテゴリ | 関数 | 説明 |
---|---|---|
レイヤー | レイヤーの表示 | [レイヤー] ツール は、マップ ツールにデフォルトで表示されています。 マップ ツールでレイヤー ツールを非表示にするには、[レイヤーの表示] 切り替えボタンをオフにします。 |
マップ ツール | ズーム ツール | [拡大] と [縮小] ツールは、マップにデフォルトで表示されていません。 マップに [拡大] と [縮小] ツールを表示するには、[ズーム ツール] 切り替えボタンをオンにします。 表示されない場合は、マウスやキーボード コマンドを使用してマップを操作できます。 |
ベースマップ | [ベースマップ] ツール は、マップ ツールにデフォルトで表示されています。 マップ ツールで [ベースマップ] ツールを非表示にするには、[ベースマップ] 切り替えボタンをオフにします。 | |
範囲のロック | [範囲のロック] 機能は、デフォルトでオフになっています。 マップ範囲を現在のズーム レベルに維持するには、[範囲のロック] 切り替えボタンをオンにします。 これにより、キーボードやマウスでマップを操作している間に、[自動ズーム] が範囲を変えることがなくなります。 | |
検索 | 検索 | [検索] ツール は、マップ ツールにデフォルトで表示されています。 マップ ツールで [検索] ツールを非表示にするには、[検索] 切り替えボタンをオフにします。 |
フィーチャ情報 | 有効化 | フィーチャ情報ウィンドウは、デフォルトでオフになっています。 マップの横に [フィーチャ情報] ウィンドウを表示するには、[有効] 切り替えボタンをオンにします。 |
位置 | [位置] ドロップダウン メニューの [上]、[下]、[右]、または [左] を選択し、マップに対する [フィーチャ情報] ウィンドウの位置を指定します。 |
一般的な書式設定オプション
一般的なマップ レイアウトおよび書式設定のオプションをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
- ArcGIS for Power BI ビジュアライゼーション をクリックして選択します。
- [視覚化] > [ビジュアルの書式設定] > [一般] タブ の順にクリックし、ArcGIS for Power BI オプションを表示します。
- 必要に応じて、次のいずれかの操作を行います。
- [プロパティ] セクションを展開し、レポート レイアウト内でのマップの表示をカスタマイズします。
- [タイトル] セクションを展開し、フォントやサイズなどのマップのタイトル設定をカスタマイズします。
- [効果] セクションを展開し、レポート レイアウト内のマップの背景をカスタマイズします。
- [ヘッダー アイコン] をクリックし、ヘッダー アイコン フィーチャをオンにします。
- [ツールチップ] セクションを展開し、ツールチップの設定をカスタマイズします。
- [代替テキスト] セクションを展開し、スクリーン リーダーで使用されるマップ ビジュアライゼーションに関する説明を入力します。
標準的な Microsoft Power BI 書式設定オプションの詳細については、Microsoft の「レポートの視覚化の書式設定を開始する」の記事をご参照ください。
ビジュアルのビルド ウィンドウへのデータの追加
レポートから ArcGIS for Power BI の [視覚化] > [ビジュアルのビルド] ウィンドウ にデータをドラッグし、マップにデータを追加します。 追加するデータのタイプ (カテゴリ、数値、時間など) と、それを配置するフィールド ウェルによって、データのレンダリング方法がカスタマイズされます。
たとえば、数値データを [サイズ]、[色]、[ツールチップ]、[結合レイヤー]、[類似検索] フィールド ウェルに配置できます。 各フィールド ウェルは、同じデータをマップ上で異なる方法で表示します。
[ビジュアルのビルド] ウィンドウには、次のフィールド ウェルがあります。
フィールド ウェル | 説明 |
---|---|
位置 | 位置ベースの値を [データ] ウィンドウからこのフィールド ウェルにドラッグすると、マップ上に位置が表示されます。 |
緯度 (Y) | 緯度 (Y) の値をこのフィールド ウェルにドラッグすると、緯度マップ座標が定義されます。 このオプションを使用する場合、対応する経度 (x) 値も指定する必要があります。 |
経度 (X) | 経度 (X) の値をこのフィールド ウェルにドラッグすると、経度マップ座標が定義されます。 このオプションを使用する場合、対応する緯度 (y) 値も指定する必要があります。 |
サイズ | 数値を [サイズ] フィールド ウェルに追加すると、サイズに従ってマップ上に位置が描画されます。 たとえば、マップが店舗の位置を表示する場合、利益フィールドを [サイズ] フィールド ウェルにドラッグします。すると、マップ上に各店舗のシンボルシンボルが利益の値に従う比例サイズで自動的に描画されます。 このフィールド ウェルを使用してデータを表示する方法については、「シンボル タイプ」をご参照ください。 |
色 | 数値データを [色] フィールド ウェルに追加すると、カラー ランプに基づいてマップ上の位置が区別されます。 たとえば、所得や収入など、低から高へのデータ値を表示するには、薄い色から濃い色に変化するカラー ランプが便利です。 また、カテゴリ データを追加して、位置を異なる色で表示できます。 たとえば、顧客の設定言語を異なる色を使用して表すことができます。 このフィールド ウェルを使用してデータを表示する方法については、「シンボル タイプ」をご参照ください。 |
サイズと色 | データ内の 2 つの属性を選択し、マップ上のポイント シンボルの [サイズ] と [色] の値を定義する方法もあります。 同じ属性を 2 回使用し、強調するデータに基づいてシンボルのサイズと色の両方を設定することもできます。 これは、母子家庭の世帯数などの数情報を、母子家庭の世帯率などの比率で陰影処理して表示する場合に便利です。 |
時間 | 時系列データ (日付、時間、日時) をこのフィールド ウェルにドラッグすると、マップ上の位置をデータセット内の期間に沿ってアニメーション表示できます。 このオプションは、天候や気候のマップ、経時的な売上データ、交通データなど、時間に伴って変化するデータセットでよく使用されます。 詳細については、「時間対応データ」をご参照ください。 |
ツールチップ | カテゴリ データまたは数値データをこのフィールド ウェルにドラッグすると、マップ上の位置に対して表示されるツールチップに情報を追加できます。 複数の値をこのフィールド ウェルにドラッグするか、同じ値を複数回ドラッグして、それぞれに異なる集約方法を適用できます。 たとえば、数値フィールドをフィールド ウェルに 3 回ドラッグして、1 回目は合計、2 回目は平均、3 回目は最小値を計算することができます。 それぞれのフィールドが、適切なラベルと値でツールチップに表示されます。 マップ上の位置にポインターを合わせると、その位置固有の情報がツールチップに表示されます。 注意:ツールチップは、フィールド ウェルに追加された順序で表示されます。 |
結合レイヤー | Power BI のデータ属性を、ArcGIS から追加されたレイヤーの属性に関連付けると、データに関する洞察を得ることができます。 データ レイヤーと参照レイヤーを結合するには、[結合レイヤー] フィールド ウェルで各データセット内の共通属性をリンクします。 このオプションを使用するには、ArcGIS レイヤーの属性と一致する属性がデータに含まれている必要があります (つまり、数値同士、文字列同士など)。 最大で 5 つの属性まで結合できます。 詳細については、「結合レイヤー」をご参照ください。 |
類似検索 | 最大 5 つのデータ フィールドをフィールド ウェルにドラッグして、マップ上で選択されている位置と似た属性を持つ上位 10 の位置を特定します。 詳細については、「類似フィーチャの検索」をご参照ください。 |
ドリル スルー | 他の Power BI ビジュアライゼーションがマップにアクセスできるようになります。 [クロスレポート] 切り替えボタンをオンにし、マップをドリルスルー先として使用します。 すべてのデータについて、レポートへのドリルスルーを許可するには、[すべてのフィルターを保持] 切り替えボタンをオンにします。または、このフィールド ウェルに特定のコンテンツを追加して、ドリルスルーの権限を持つデータのみを選択します。 詳細については、「ドリル スルーの追加」と Microsoft の「Power BI レポートでドリルスルーを設定する」の記事をご参照ください。 |