類似場所の検索

注意:

一部のワークフローでは、特定の権限が必要となる場合があります。 ユーザー タイプ、ロール、権限の詳細については、「アカウント」トピックをご参照ください。

類似検索ツールを使用すると、マップ上で現在選択されている位置と似た属性を持つ上位 10 の位置をすばやく特定し、それらの位置を含む一時的なレイヤーをマップに作成できます。 たとえば、最も業績が良い小売店舗のマップを ArcGIS for Power BI で作成した場合、共通の指標に基づいて、次に業績が良い小売店舗を可視化したいと思うかもしれません。 マップ データに関する洞察を提供できるその他の解析ツールについては、「解析オプション」をご参照ください。

注意:
類似検索ツールは、データ レイヤーで選択されている位置にのみ使用できます。

類似検索ツールを使用して複数の変数 (トラフィック、売上高、在庫など) に対して解析を一度に実行してから、解析結果をマップ上とレポート上のその他のビジュアル内に表示できます。 また、類似検索ツールをバッファー/到達圏解析情報カードなどの他の解析オプションで使用すると、これらの位置に関する情報をさらに得ることができます。

類似場所を検索するには、次の手順に従います。

  1. ArcGIS for Power BI ビジュアライゼーションにデータ レイヤーを追加します。
  2. Power BIArcGIS for Power BI ビジュアルをアクティブにし、[データ] ウィンドウから [視覚化] > [ビジュアルのビルド] タブの [類似検索] フィールド ウェルに、最大 5 つの数値データ属性をドラッグします。

    注意:
    数値以外のフィールドを使用した場合は、データは数量に変換されますが、データを正確に表さなくなる可能性があります。

    属性を含む類似検索フィールド ウェル

  3. マップ ツールから [解析] 解析 をクリックし、[類似検索] タブ 類似検索 をクリックします。

    [類似検索] タブで [Power BI データ レイヤー] フィールドにアクティブなレイヤーが表示されます。 [類似性の計算に使用] セクションに、類似した場所を特定するために前のステップで追加したデータ フィールドがリストされます。

    類似検索タブ

  4. [類似] フィールドの選択ツール ボタン 選択ツール をクリックします。

    [解析] ウィンドウの右側に、折りたたまれた [選択ツール] プロンプトが表示されます。 選択ツールを使用して、位置を選択するか、参照ポイントとして使用するマップ上の位置を選択します。

    注意:

    最大で 250 の位置を選択できます。 複数の位置を選択した場合、類似検索ツールは選択した位置の各変数の平均値を計算し、その値を比較に使用します。

    注意:
    位置を選択している間は、マップと他のビジュアライゼーションの相互作用は停止します。

  5. [分析の実行] をクリックします。

    類似性の高い上位 10 の位置が高い順にランク付けされ、数字付きのピンとしてマップ上に表示されます。 最初に選択された位置が青色のピンとして表示されます。 さらに、類似検索の結果レイヤーが、[レイヤー] リストに表示されます。

  6. [オプション] をクリックして、次のいずれかを実行します。

    類似検索タブの詳細とオプション

    • 選択ツールを使用し、比較の基準となる場所を追加で選択し、[解析の更新] 解析の更新 をクリックして類似検索の計算を更新します。 解析は再計算され、新たに上位 10 件の類似性の高い場所が、追加された場所に基づいてランク付けされて表示されます。
    • [解析の削除] 解析の削除 をクリックし、選択した場所をマップから消去し、別の場所でやり直します。
    • [レポートのフィルター処理] レポートのフィルター処理 をクリックすると、解析結果に基づいて、レポート内の他のビジュアライゼーションが更新されます。
  7. [レイヤー] リストから類似検索の結果レイヤーを削除するには、[レイヤー] タブ レイヤー のレイヤーの横にある [その他のオプション] その他のオプション をクリックし、ショートカット メニューで [削除] 削除 をクリックします。
  8. マップを完全に消去するには、[類似検索] フィールド ウェルからすべての属性を削除します。 [選択ツール] ウィンドウで [選択解除] 選択解除 をクリックします。