解析オプション

ArcGIS Velocity を使用して、イベント データに対してリアルタイム解析またはビッグ データ解析を実行する解析パイプラインを作成できます。 Velocity アプリは、解析を作成、構成、保存、および表示するためのオプションを提供します。

解析の作成

Velocity アプリの左側にあるメニューには、リアルタイム解析およびビッグ データ解析を作成するためのオプションを含んでいる [解析] セクションが含まれています。 これらのオプションを使用して [リアル タイム解析] ページまたは [ビッグ データ解析] ページを開き、[解析の作成] をクリックして解析を作成できます。

リアル タイム解析を作成する場合、既存のフィードを選択するか、フィードを作成します。 ビッグ データ解析を作成する場合、ビッグ データ解析用のデータ ソースを定義します。

フィードまたはデータ ソースを選択または作成した後に、解析エディターで解析の構成を開始します。 解析エディターを使用して、ツール、出力、および追加のデータ ソースを構成します。 解析を保存したり、開始したり、さらに編集することができます。 ビッグ データ解析を、繰り返し実行するようにスケジュールすることもできます。

解析の保存

解析の構成を保存するには、[解析の作成] をクリックして、名前および必要に応じて説明を入力します。

解析を作成した後に、引き続き、追加のフィード、ソース、ツール、および出力を構成できます。 変更を行ったときに、アプリの右上にある [保存] をクリックして解析を保存できます。解析を開始するには、解析が少なくとも 1 つの入力および 1 つの出力を含んでいる必要があります。

解析オプション

解析を作成して保存した後に、その他のオプションおよびコントロールを使用できます。 データ ソースなどのノードをツールに接続するか、ツールを別のツールに接続するか、ツールを出力に接続するには、ノードの出力ポートをドラッグして、別のノードの入力ポートに接続します。

解析の [スマート レイアウト] オプションでは、解析プロセスの構築時に水平または垂直配置を自動的に適用できます。 さらに、[ルートのアニメーション] 切り替えボタンを使用して、解析がアクティブに実行されているときに表示されるアニメーション ラインのオン/オフを切り替えることができます。

リアルタイム データのフローを定義する接続ノードにより構成された解析

リアルタイムおよびビッグ データ解析モデルの [ノード メモ] オプションにより、テキスト、箇条書きリスト、ハイパーリンク、コードなど、特定のノードについての関連情報を追加できます。 ノードにメモを追加するには、ノードを選択して [メモ] オプションを有効化し、情報を追加して [適用] をクリックし、新しいメモを保存します。 メモが追加されたノードにはメモ アイコンが表示されます。 ノードへのメモの追加は、組織内のノードおよび解析ワークフローに関する重要な情報を提供する便利な方法です。

解析のノードに追加されたメモ

解析のパイプライン

解析は、複数のフィード、データ ソース、ツール、および出力を含むことができます。 これらの要素を、単一のパイプラインまたは複数のパイプラインとして解析で構成することができます。 パイプラインは、フィードまたはデータ ソースから任意の数のツールまで、さらに任意の数の出力までのイベント データのフローを定義します。

単一のパイプラインの解析

単一のパイプラインの解析は、単一の処理のパスを含んでいます。 このパスは、1 つのフィードおよび 1 つの出力を含むか、追加のデータ ソースおよび 1 つ以上の出力を使用するツールを含む多くのツールをパイプライン内に含むことができます。

単一のパイプラインにより構成された解析

複数のパイプラインの解析

複数のパイプラインの解析は、イベント データの 2 つ以上の処理のパスを含んでいます。

複数のパイプラインで構成された解析