管理者として組織ページを使用し、必要に応じて ArcGIS Online 組織と Web サイトを設定することができます。 組織ページはタブに分かれており、さまざまな管理タスクを行えるようになっています。
- [概要] - サブスクリプションの詳細、クレジット ステータス、今後のシステム メンテナンスに関するメッセージなど、組織についての重要な情報を確認します。
- [メンバー] - 組織に加入するメンバーを追加または招待したり、メンバー アカウントと情報を管理したり、アドオン ライセンスの割り当てを管理したり、組織のコンテンツを管理したりします。
- [ライセンス] - 組織内のユーザー タイプを調べたり、アドオン ライセンスを管理したりします。
- [ステータス] - 組織のアクティビティを監視したり、サイト使用量に関する各種レポートを生成したりします。
- [設定] - 組織サイトを設定します。たとえば、マップとシーンの設定、ロールと権限、セキュリティ設定などを指定できます。
1. Web サイトの構成
ArcGIS 組織サイトの指定された管理者として最初に実行するステップは、サブスクリプションの有効化です。 これには、組織サイトの初期設定も含まれます。 この後、外観のカスタマイズと基本設定を行って、組織のニーズに合うようにサイトを構成することができます。 たとえば、ロゴとバナーを追加したり、ホーム ページ上で組織サイトのコンテンツを注目させたり、マップ ギャラリーとアプリ ギャラリーを作成したりすることができます。 セキュリティ設定、カスタム ロール、およびクレジット割り当てを使用して、アクセスを制御することもできます。
2. メンバーの招待
管理者のタスクの 1 つに、組織への加入のための、メンバーの招待や追加があります。 アカウントへのアクセスを管理する方法を決定します。つまり、ArcGIS で提供されている組み込みセキュリティを使用するか、組織サイトの ID 管理システムを使用するか、これらを組み合わせて使用するかを決定します。 事前に設定されたユーザー名と既存のユーザーに招待メールを送信し、メール送信なしで自動的にメンバーを追加し、SAML ログインおよび OpenID Connect ログインを設定することができます。
3. コンテンツの整理と共有
コンテンツを整理し、実行する作業にとって意味のあるグループにまとめます。 組織サイトにおける注目のコンテンツをギャラリー内でハイライト表示します。 ユーザーへのアクセス権の付与を管理します。 他のユーザー、組織全体、または世界中と共有する準備が整うまで、アイテムを非公開のままにしておくことができます。
4. アプリの取得
ArcGIS には、メンバーが作業を遂行するのに役立つ豊富な種類のアプリが用意されています。 サブスクリプションには多くのアプリが付属しています。他のアプリは ArcGIS Marketplace から購入できます。 ライセンスを管理して、アドオン アプリへのアクセス権を付与するメンバーを指定します。
5. 使用量の監視
組織サイトの円滑な運用を維持するには、使用量に関するステータス レポートを表示します。 アクティビティベースのメトリクスやリアルタイム レポートなどの役立つ情報にアクセスします。 コストを予測するには、クレジット数を把握します。
次の手順
組織サイトの管理について詳しく学習するには、次のリソースをご利用ください。
- ショート ビデオを見る。
- 基本的な管理タスクとベスト プラクティスについては、『ArcGIS Online 実装ガイド』をご参照ください。
- 実装に関するその他の考慮事項とベスト プラクティスについては、「ArcGIS システムの設計: ベスト プラクティス」をご参照ください。