メディアの追加

マルチメディア コンテンツを使用すると、ストーリーの視覚的な注目を高めたり、注釈テキストの影響を強めたりすることができます。 メディア コンテンツ ブロックには、画像、ビデオ、埋め込みの 3 つのタイプがあります。

注意:

インターネットに接続されていない ArcGIS StoryMaps 環境で ArcGIS Enterprise を使用している場合、リンクされているメディアとオンライン コンテンツは利用できません。

画像とビデオの追加

画像とビデオは、ローカル ファイルまたは Web リンクからストーリーまたはコレクションに追加できます。 これらは、ストーリー カバー、ストーリー本体、および没入型コンテンツ ブロックに追加できます。 YouTubeVimeo のようなストリーミング ビデオ プラットフォームがサポートされています。 使用できるファイルのタイプとサイズの詳細については、「よくあるご質問 (FAQ)」をご参照ください。

画像またはビデオを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 開くボタン ブロック パレットを開く をクリックして、ブロック パレットを開きます。
  2. [画像] または [ビデオ] を選択します。
  3. 画像またはビデオ ファイルをアップロードまたはリンクします。
    • コンピューターから画像またはビデオ ファイルをアップロードするには、ファイルを [アップロード] タブにドラッグするか、[ファイルの参照] ボタンをクリックしてファイルを参照します。
      注意:

      また、以前に追加した画像を再利用することもできます。

    • インターネットから画像またはビデオにリンクするには、[リンク] タブに移動して、その URL を指定します。

画像またはビデオがストーリーまたはコレクションに追加されます。

画像ギャラリーの追加

画像ギャラリーは、ローカル ファイルまたは Web リンクから画像をアップロードすることでストーリー本体に追加できます。 このブロックを使用して関連する一連の写真を効果的に表示できます。各ギャラリーは最大 12 の画像をサポートしています。 [ジグソー][動的な正方形]、または [フィルムストリップ] という 3 つのレイアウト オプションのいずれかを選択できます。 使用できるファイルのタイプとサイズの詳細については、「よくあるご質問 (FAQ)」をご参照ください。

注意:

デフォルトでは、ArcGIS Enterprise 上の ArcGIS StoryMaps で画像ギャラリーを使用することはできません。 画像ギャラリーを有効にするには、ポータル管理者が、[組織の設定] から [ベータ版の機能の表示] を選択する必要があります。

画像ギャラリーを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 開くボタン ブロック パレットを開く をクリックして、ブロック パレットを開きます。
  2. [画像ギャラリー] を選択します。
  3. ローカル ファイルから画像をアップロードして、[ギャラリーの作成] をクリックします。

画像ギャラリーがストーリーに追加されます。

注意:

画像ギャラリーを作成した後に、ツールバーの [メディアの追加] ボタン メディアの追加 をクリックすると、画像を画像ギャラリーに追加できます。 このようにして、リンクされた画像をギャラリーに追加できます。

タイムラインの追加

タイムラインを追加して、一連の時系列イベントを示すことができます。 [ウォーターフォール][片側][簡略化] という 3 つのレイアウト オプションのいずれかを選択できます。 タイムラインのブロックには、各イベントの時間または日付、説明、画像を追加できます。 タイムライン内のイベントの順序を変更できます。ブロック内でイベントを追加または削除することもできます。 イベント間の期間が長いことを示すスペーサーを追加できます。

タイムラインを追加するには、次の手順に従います。

  1. 開くボタン ブロック パレットを開く をクリックして、ブロック パレットを開きます。
  2. [タイムライン] を選択します。
  3. タイムラインのレイアウトを [ウォーターフォール][片側][簡略化] の中から選択します。

    ストーリーに 2 つのイベントがあるタイムラインが追加されます。

    注意:

    レイアウトは、タイムラインの [オプション] メニューから、作成のプロセス中にいつでも変更できます。

  4. 各イベントの時間または日付、説明、画像をタイムラインに追加します。 必要に応じて、イベントの追加を続行します。

タイムラインがストーリーに追加されます。

画像とビデオの構成

画像とビデオにポインターを合わせると、メディア構成ツールバーが表示されます。 このツールバーでは、画像を編集したり、メディアのサイズや配置を変更したり、属性や代替テキストの詳細を追加したり、メディアを置換したりできます。 ユーザーが画像を拡大したり、画像を画面に合わせるかどうか、画像オプションから選択できます。 サムネイル画像は、アップロードされたすべてのビデオに対して自動的に生成および保存されます。 サムネイル画像は、クリックして再生に設定されているビデオに対して、またはビデオを読み込めない場合に最初に表示されます。 サムネイルは、ビデオ オプションで置き換えることができます。

注意:

元のサイズに応じて、メディア フレームのサイズを小、中、大に変更できます。 中サイズの画像の幅は 1,200 ピクセル以上である必要があり、大サイズの画像の幅は 1,920 ピクセル以上である必要があります。 フロート オプションにより、メディアを側面にオフセットして、テキストを折り返すことができます。

画像の編集 (ベータ版)

画像エディターを使用して画像のトリミングとマークアップを行えます。 画像エディターを開くには、アップロードされた画像にポインターを合わせて、[編集] をクリックします。

[トリミング] タブで、画像のディメンションを変更できます。 画像の上に表示されるサイズ変更ボックスの隅をドラッグして画像をトリミングします。 メニューを使用して、既定の形状または縦横比をトリミングされた画像に適用できます。 画像の方向を変更するには、[回転] および [反転] ボタンを使用します。

[マークアップ] をクリックすると、画像マークアップのコントロールが表示されます。 このツールバーでは、色付きのピン、番号付きのポイント、ライン、形状、矢印など、さまざまなエレメントを追加できます。 [縮尺] ボタンを使用すると、画像上のマークアップ エレメントのサイズと太さを変更できます。

編集を適用したら、[保存] をクリックして変更内容を適用し、画像エディターを閉じます。

メディアの置換

画像とビデオの置換は、インラインの画像とビデオのほか、サイドカー、スライドショー、マップ ツアーなどの没入型ブロックでサポートされています。 スワイプ、画像ギャラリー、タイムラインの各ブロックでは画像の置換がサポートされています。

画像またはビデオを置換するには、次の手順を実行します。

  1. メディアにポインターを合わせて、編集ツールバーを開きます。
  2. [その他のオプション] メニューをクリックします。
  3. [画像の置換] または [ビデオの置換] ボタン (メディア タイプによって異なる) をクリックします。
  4. 新規のアップロードまたはリンクを追加してメディアを置き換えてから、[置換] をクリックします。

画像またはビデオが置き換えられますが、そのサイズとキャプションは前に追加されたメディアと同じままです。

帰属の追加

アップロードおよびリンクされた画像とアップロードされたビデオについて帰属を追加できます。 サードパーティ プロバイダーの埋め込みビデオにはサマリー、説明、帰属があり、ユーザーはプロバイダーの埋め込みビデオ プレーヤーのリンクから、プロバイダーの Web サイトでこれらの情報を表示できます。

帰属を画像とビデオに追加するには、次の手順に従います。

  1. メディアにポインターを合わせて、編集ツールバーを開きます。
  2. 編集ツールバーの [オプション] ボタンをクリックします。
  3. [帰属] フィールドに帰属情報を指定して、[保存] をクリックします。

帰属が、メディアの上隅のアイコンとして画像またはビデオに追加されます。

代替テキストの追加

代替テキストは、補助テクノロジを使用する検索エンジンやユーザーをサポートするすべての画像およびビデオに必要です。

代替テキストをメディアに追加するには、次の手順を実行します。

  1. メディアにポインターを合わせて、編集ツールバーを開きます。
  2. 編集ツールバーの [オプション] ボタンをクリックします。
  3. [アクセシビリティ] をクリックし、メディアを説明する代替テキストを [代替テキスト] フィールドに入力して、[保存] をクリックします。

代替テキストが画像またはビデオに追加されます。

クローズド キャプションの追加

クローズド キャプションは、会話にナレーションを付けたり、言葉以外のオーディオ エレメント (音響効果や音楽など) を説明したりするテキストをビデオ上でオーバーレイすることにより、アクセシビリティを向上させます。

クローズド キャプションをビデオに追加するには、次の手順を実行します。

  1. メディアにポインターを合わせて、編集ツールバーを開きます。
  2. 編集ツールバーの [オプション] ボタンをクリックします。
  3. [アクセシビリティ] をクリックし、[クローズド キャプションのアップロード] ボタンをクリックします。
  4. ファイル ピッカーで、アップロードされるビデオ用に構成された WebVTT (.vtt) ファイルを選択します。
  5. ファイルがアップロードされたら、[保存] をクリックします。

クローズド キャプションがオプションとしてビデオに追加されます。

ビデオ再生の構成

すべてのマップ ツアー レイアウト、およびサイドカーのドッキング レイアウトのメディア パネルで、ストーリーの本体に追加されているアップロード済みのビデオの再生設定を構成できます。

ビデオ再生を構成するには、次の手順に従います。

  1. ビデオにポインターを合わせて、編集ツールバーを開きます。
  2. 編集ツールバーの [オプション] ボタンをクリックします。
  3. [再生] タブで、[クリックして再生][自動再生 (コントロールなし)][自動再生 (コントロールあり)] の中から 1 つの再生オプションを選択します。

選択した再生オプションがストーリー内のビデオに適用されます。

埋め込みの追加

[埋め込み] ブロックを使用して、Web アプリ、ダッシュボード、ソーシャル メディア投稿、Web サイトなどのさまざまなオンライン コンテンツをストーリーに追加できます。 オンライン コンテンツを埋め込む際、ストーリー ビルダーはコンテンツを調べて、対話型コンテンツまたは埋め込みカードの形式で表示します。 通常、コンテンツは、確実にわかりやすい形式であるカードとして追加されます。カードをクリックすると、オンライン コンテンツが新しいブラウザーで開きます。 オンライン コンテンツのタイプによっては、対話型コンテンツ (リアルタイムの Web コンテンツを含んでいるストーリー内の埋め込みブロック) として直接追加されるものもあります。 埋め込まれたオンライン コンテンツの書式設定は、コンテンツとストーリーに合わせて変更できます。

注意:

埋め込みコンテンツと埋め込みカードだけでなく、ストーリーの注釈にボタンまたはハイパーリンクを追加して外部のオンライン コンテンツにリンクすることもできます。 詳細については、「注釈テキストの追加」をご参照ください。

オンライン コンテンツを追加するには、次の手順に従います。

  1. 開くボタン ブロック パレットを開く をクリックして、ブロック パレットを開きます。
  2. [埋め込み] を選択します。
  3. オンライン コンテンツへの URL を指定して、[保存] をクリックします。

オンライン コンテンツがストーリーに追加されます。

注意:

コンテンツをストーリーに埋め込む場合は、ログインを必要としない公開 Web サイトの Web ページまたはアプリを使用することをお勧めします。 プライベート ネットワーク上のコンテンツまたはログインで保護されたコンテンツは、特定の条件下で動作する場合があります。 たとえば、プライベート ネットワーク上の Web ページは、ユーザーがそのネットワークに接続しているときだけ動作します。 ログインを必要とする Web サイトは、リアルタイムの埋め込みとして動作する場合がありますが、ストーリー ビルダーはそのサイトからカードの詳細を取得できません。 さらに、ログインを必要とする Web サイトとアプリの多くは、追加のセキュリティ対策として埋め込みを制限します。

埋め込みコンテンツの書式設定に関するヒント

埋め込みコンテンツの書式を設定するときは、次のことを考慮してください。

  • 埋め込み形式を変更するには、埋め込みコンテンツにポインターを合わせて、埋め込み編集ツールバーから埋め込みカードまたは対話型埋め込み形式を選択します。
    注意:

    一部の Web コンテンツは埋め込みをサポートしていないため、対話型埋め込み形式で表示されません。

  • 対話型埋め込みコンテンツの場合は、[オプション] ボタンをクリックして [埋め込みオプション] ウィンドウを開き、大きな画面または小さな画面の表示設定を構成します。 大きな画面の場合、ライブ コンテンツを新しいタブで開くためのボタンを埋め込みに含めるかどうかと、ユーザーが埋め込みを直接操作できるようにする [任意の場所をクリックして操作] オーバーレイを埋め込みで非表示にするかどうかを選択できます。 小さな画面の場合、カードの詳細をカスタマイズできます。 [プロパティ] では、代替テキストの追加と、埋め込みコンテンツの参照 URL のコピーを行うことができます。
  • 埋め込みカードの場合は、[オプション] ボタンをクリックして [カード オプション] ウィンドウを開き、カード詳細のカスタマイズや埋め込みカードの参照 URL のコピーを行います。
  • モバイル デバイス上では、すべての埋め込みオンライン コンテンツはカードとして表示されます。

埋め込み用のオフライン メディアの追加

ブリーフィングを作成するときに、埋め込み用のオフライン メディア (およびマップ) を追加することで、ArcGIS StoryMaps ブリーフィング モバイル アプリを使用してブリーフィングをダウンロードするユーザーのエクスペリエンスを向上できます。 ブリーフィングをダウンロードすると、残りのブリーフィング コンテンツとともにオフライン メディアがダウンロードされ、ユーザーがネットワーク接続が存在しない環境でデバイスからブリーフィングにアクセスしたときに表示されます。

オフライン メディアを埋め込みに追加するには、次の手順に従います。

  1. 埋め込みにポインターを合わせて、編集ツールバーを表示します。
  2. ツールバーで、[オプション] をクリックします。
  3. [オフライン] タブで、追加するオフライン メディアのタイプを選択します。[画像] または [ビデオ] を選択するか、URL または埋め込みコードを指定します。
  4. パッケージ、画像、またはビデオを選択して、[保存] をクリックします。

オフライン メディアが追加されます。

オーディオの追加

ローカル ファイルからストーリーにオーディオを追加したり、オーディオ ホスティング サービスからのリンクまたは埋め込みコードを使用してオーディオを埋め込んだりできます。 オーディオは、メイン ストーリー本体およびサイドカーの注釈パネルに追加できます。 SoundCloud などのホスト オーディオ プラットフォームが [埋め込み] コンテンツ ブロック オプションでサポートされています。 使用できるファイルのタイプとサイズの詳細については、「よくあるご質問 (FAQ)」をご参照ください。

オーディオを追加するには、次の手順に従います。

  1. 開くボタン ブロック パレットを開く をクリックして、ブロック パレットを開きます。
  2. [オーディオ] を選択します。
  3. オーディオ ファイルをアップロードするか、URL または埋め込みコードを指定します。
    • コンピューターからオーディオ ファイルをアップロードするには、ファイルを [アップロード] タブにドラッグするか、[ファイルの参照] ボタンをクリックしてファイルを参照します。
    • インターネットからオーディオを埋め込むには、[埋め込み] タブに移動して、URL または埋め込みコードを指定します。
      注意:

      [埋め込み] オプションでは、Web サーバー上のオーディオ ファイルへのリンクがサポートされていません。 このオプションは、オーディオ ホスティング サービスからのオーディオの埋め込みに使用されます。

オーディオがストーリーに追加されます。

注意:

メディアにポインターを合わせたときに表示される編集ツールバーを使用して、ストーリー内のオーディオ プレーヤーのサイズと配置を変更できます。 アップロードされたオーディオに応じて、メディアのサイズを小、中、フロートに変更できます。 フロート オプションにより、オーディオを側面にオフセットして、テキストを折り返すことができます。