マップ ツアー ブロックは、マップにメディアと説明テキストを組み合わせて、関連する一連の場所をユーザーに提供します。 マップ ツアー ブロックは画面全体に表示され、没入型のエクスペリエンスを生み出します。 マップ ツアーのレイアウトはガイドとエクスプローラーの 2 種類です。 ガイド マップ ツアーには、マップにフォーカスとメディアにフォーカスという 2 つのレイアウト オプションがあります。 これら 2 つのレイアウトは、マップまたはメディアに多くの空き領域を提供することで、コンテンツのさまざまな側面を強調します。 ガイド マップ ツアーのポイントには連番が割り当てられるため、読者はポイントをスクロールしていくことで場所の完全なリストを確認できます。 エクスプローラー マップ ツアーには、[グリッド] と [リスト] という 2 つのレイアウト オプションがあります。 このマップ ツアーは、読者が任意の順序でポイントを探索できるように案内するものであるため、一連のポイントが順序指定されていない場合に役立ちます。 ガイド マップ ツアーおよびエクスプローラー マップ ツアーの各場所にメディア パネルが用意されています。これには、最大 5 つの画像またはビデオと注釈テキストを挿入できます。
ArcGIS Enterprise のマップ ツアー
ArcGIS Enterprise 環境では、マップ ツアーはデフォルトで ArcGIS Living Atlas からのベースマップを使用します。 また、ベースマップとして Web メルカトル投影法の Web マップを使用することもできます。詳細は、後述の「マップ ツアー作成のヒント」のベースマップ オプションの説明をご参照ください。
マップ ツアーは、ArcGIS Enterprise ポータルで ArcGIS Living Atlas コンテンツにアクセスできない場合でも、ストーリー ビルダーで引き続き使用できます。 この場合、デフォルト ベースマップが Web メルカトル投影であっても、マップ ツアーのベースマップは、ベースマップ ギャラリーで選択されたグループのベースマップが表示されます。
注意:
デフォルト ベースマップが Web メルカトル投影でない場合は、マップ ツアーの [マイ マップ]、[お気に入り]、[マイ グループ]、または [組織] から、ベースマップとして Web マップを選択する必要があります。 詳細については、「ArcGIS Living Atlas コンテンツの構成」をご参照ください。ストーリーへのマップ ツアーの追加
マップ ツアーを作成するには、次の手順に従います。
- 開くボタン をクリックして、ブロック パレットを開きます。
- [マップ ツアー] を選択します。
- [スクラッチから開始] または [写真のアップロード] を選択して、新しいツアーを設定するために写真を使用するかどうかを選択します。あるいは、[フィーチャ サービスを使用して開始] を選択し、ArcGIS フィーチャ レイヤーまたはビューを使用してツアーを設定します。
- [スクラッチから開始] を選択した場合は、ステップ 4 に進んでマップ ツアー レイアウトを選択します。
- [写真のアップロード] を選択した場合は、写真を一括アップロードし、写真ごとにツアー ポイントが作成されるマップ ツアーを作成します。 写真がアップロードされたら、写真を並べ替えて、マップ ツアーに含める写真を選択または選択解除します。 [ツアーの作成] をクリックして、選択した写真をマップ ツアーに設定します。
注意:
ジオタグ付き写真は自動的にマップ上に配置されます。
- [フィーチャ サービスを使用して開始] を選択した場合は、ポイント レイヤーを 1 つ以上含む ArcGIS フィーチャ レイヤーまたはビューを選択して、マップ ツアーを作成します。
1 つのポイントに複数のメディアが添付されている場合、最も新しく追加された画像がツアー ポイントのメディアとして表示されます。
- マップ ツアー レイアウトとして [ガイド] または [エクスプローラー] を選択します。
- ガイド マップ ツアーの場合は、[マップにフォーカス] または [メディアにフォーカス] レイアウトを選択します。
- エクスプローラー マップ ツアーの場合は、[グリッド] または [リスト] レイアウトを選択します。
1 つのスライドを含むマップ ツアーがストーリーに追加されます。
注意:
スライド パネルの [オプション] メニューで [レイアウトの変更] を選択すると、作成のプロセス中にいつでもレイアウトを変更できます。
- 場所、メディア、注釈パネル コンテンツをスライドに追加します。
注意:
現在、フィーチャ サービスから作成されたマップ ツアーでは、場所、メディア、注釈パネル コンテンツを更新することはできません。- [場所の追加] ボタンをクリックして、場所を追加します。 ツアー ポイントを追加するには、[ツアー ポイントの場所] ウィンドウで場所を検索するか、マップをクリックします。 場所を選択したら、[位置の追加] ボタンをクリックして、マップ ツアー ビルダーに戻ります。
- メディア パネルの [画像またはビデオの追加] ボタンをクリックして、最大 5 件の画像またはビデオを追加します。 複数のメディア アイテムを追加した後、[メディアの並べ替え] ボタンを使用して、アイテムを再配置します。 詳細については、「FAQ: ArcGIS StoryMaps でサポートされているメディア ファイルのタイプとサイズは何ですか」をご参照ください。
注意:
ジオタグ付きの画像を追加した場合は、画像の場所がマップ ツアーにポイントとして自動的に追加されます。
- 注釈パネルにテキスト、ボタン、オーディオを追加します。 注釈パネルにリストを追加するには、キーボード ショートカット (*、-、または 1.) に続けてスペースを入力します。
必要に応じて、テキストを選択し書式設定ツールバーを使用して、テキストの書式を設定することもできます。
- スライド パネルの新しいスライド ボタン をクリックして、スライドを追加します。
マップ ツアーで現在選択されているスライドの後に新しいスライドが追加されます。
- さらにツアーの場所を追加するには、ステップ 4 とステップ 5 を繰り返します。
注意:
一から作成されたマップ ツアーでサポートされている最大ポイント数は 100 です。 フィーチャ サービスから作成されたマップ ツアーでサポートされている最大ポイント数は 200 です。 100 個を超えるポイントを含めるには、追加のマップ ツアー ブロックを使用してそれらのポイントを 1 つのストーリー内で提示します。
マップ ツアーが完成したら、ツアーの最後を過ぎるまでスクロールして、ストーリーを引き続き作成します。 マップ ツアーの没入型ブロックのロックが解除され、表示範囲外にスクロールします。
マップ ツアー作成のヒント
マップ ツアーを作成する際は、以下を考慮してください。
- ツアーのすべての場所に使用する初期ズーム レベルを設定するか、マップ ツアーの [オプション] ウィンドウの縮尺ドロップダウン メニューを使用して個々のストップにカスタム ズーム レベルを設定します。
- ガイド マップ ツアーのメディアにフォーカスしたレイアウトおよびエクスプローラー マップ ツアーのグリッド レイアウトとリスト レイアウトでは、[パネル配置の切り替え] ボタンをクリックしてメディア パネルと注釈パネルを切り替えます。
- エクスプローラー マップ ツアー レイアウトでは、両矢印で表示される [パネル サイズの変更] をクリックして、パネルの幅を小、中、大のいずれかのサイズに変更します。
- ガイド マップ ツアーのレイアウトで、[番号付けの変更] をクリックして、昇順と降順を切り替えるか、マップ ツアーの開始番号を変更します。 開始番号の変更は、複数の小さいツアーに分割したい長いツアーがある場合に役立ちます。
- マップ ツアーの [オプション] ウィンドウでは、次の操作が可能です。
- マップ ツアー 2D または 3D を作成します。
- ユーザーの現在位置ボタンを有効にします。 現在位置を有効にすると、ユーザーはボタンを使用して、自分の位置をマップに表示することができます。
注意:
ストーリーがセキュリティで保護されていない (HTTP) Web ページに埋め込まれている場合、セキュリティ上の理由で、現在位置ツールはブラウザーによりブロックされます。 この機能は、セキュリティで保護された (HTTPS) ページでのみ機能します。
- デフォルト ベースマップを変更します。 [ベースマップの変更] パネルで、提供されているベースマップのいずれかにベースマップを変更するか、参照して [マイ マップ]、[お気に入り]、[マイ グループ]、[組織]、または [Living Atlas] からベースマップを選択できます。 選択したマップについては、マップに含まれるすべてのレイヤーはマップ ツアーに表示されますが、ポップアップは使用できません。 Web マップのコンテンツに加えた変更がすべてツアーに反映されます。
- ポイントの色を変更します。 ポイントの色のオプションは、新しい色をツアー ポイントに割り当てます。
- マップ ツアーは、タブレットおよびスマートフォン用に最適化されています。 小さな画面上では、スライドは表示の上部でマップとともに積み重なり、メディア パネルと注釈パネルは下になります。
- マップ ツアーを作成するとき、スライド パネルはページの下部全体に表示されます。 スライド パネルを使用して、次の操作を実行できます。
- スライドの追加と削除
- スライドの非表示
- スライド間の参照と移動
- スライドの並べ替え
データドリブン マップ ツアーの構成
フィーチャ レイヤーから作成されたマップ ツアーをデータドリブン マップ ツアーと呼びます。 [データ オプション] パネルにはデータドリブン マップ ツアーを構成するための多くのオプションがあります。
- [データ] タブでは、フィールドを選択して、各ツアー ポイントの [場所のタイトル] および [場所の説明] テキスト ボックスの情報を入力できます。
注意:
サポートされる HTML は、説明フィールドからレンダリングされます。 現在、サポートされているタグには、<strong> (太字)、<em> (斜体)、および <a> (リンク) が含まれます。- [メディア] タブでは、画像配置を [フィット] または [塗りつぶし] に設定したり、ツアーの場所ごとに表示する最大メディア数を設定したりすることができます。 これらのオプションは、ツアー内のすべてのポイントに適用されます。 画像の [属性] および [代替テキスト] のフィールドを選択することもできます。 ツアー ポイント用に複数の画像がある場合、これらのフィールドを使用して、最初の画像の情報のみを入力します。
- [フィルタリングと並べ替え] タブでは、ツアーの場所の最大数を設定したり、メディアを含む場所のみを含めたり、フィーチャ レイヤーのフィールドに従ってポイントを昇順または降順に並べ替えたりすることができます。
注意:
ツアーの画像は表示用に最適化されているため、ツアーの画像をストーリーに適用するには、フィーチャ レイヤーの添付ファイルを使用することをお勧めします。 ただし、[高度な設定] タブで、[画像 URL フィールド] オプションを使用し、画像 URL を含むフィーチャ レイヤー フィールドを選択することで、Web 上に格納された画像を使用するように選択することができます。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 最適化されていない大きな画像にリンクすると、マップ ツアーの読み込みが遅くなります。 このオプションで使用された画像は Web 上で使用するために圧縮され最適化されます。 ファイル サイズが数百 kB の JPG 形式の画像になります。 このオプションは、従来のマップ ツアーを変換するのに役立ちます。注意:
現在、フィーチャ サービスから作成されたツアーでは、ビデオ メディアはサポートされていません。
マップ ツアーの複製
マップ ツアーとそのすべてのスライドを含む複製を作成するには、次の手順に従います。
- マップ ツアーのスライド パネルで [その他のオプション] をクリックします。
- [ツアーの複製] を選択します。
マップ ツアーが下に複製されます。
ストーリーからマップ ツアーを削除
マップ ツアーとそのスライドをすべて削除するには、次の手順に従います。
- マップ ツアーのスライド パネルで [その他のオプション] をクリックします。
- [ツアーの削除] を選択します。
マップ ツアーがストーリーから削除されます。