ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise への接続方法、ポータル、ブックマーク、ベースマップとテレインの管理方法、ArcGIS Earth での [コンテンツ] ウィンドウの使用方法について説明します。 また、3D 効果の追加方法、場所の検索方法、アプリ設定の方法についても説明します。
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise への接続
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にサイン インすると、ArcGIS Earth で使用するコンテンツ、グループ コンテンツ、組織のコンテンツ、ベースマップとテレイン、組織のジオコーディング サービス設定にアクセスできます。
アプリケーション インターフェイスの右上から直接サイン インします。ここには現在のログイン ステータスも表示されています。 また、ArcGIS Earth には、ポータル接続の追加や削除、アクティブなポータルの設定や切り替えなど、ポータル接続を管理するオプションもあります。
ArcGIS Earth は、Portal for ArcGIS 10.2.1 以降、ArcGIS Enterprise ポータル ログインをサポートしています。また、Portal for ArcGIS 10.4 以降、SAML 認証をサポートしています。 次の表は、ArcGIS Earth と ArcGIS Enterprise ログイン間のバージョンのサポートを示しています。
ArcGIS Earth バージョン | ArcGIS Enterprise ポータル認証 | ||||
ビルトイン セキュリティ | IWA セキュリティ | PKI セキュリティ | SAML 認証 | ケルベロス セキュリティ | |
1.0 | |||||
1.1 | |||||
1.2-1.11 |
注意:
- ArcGIS Earth 1.3 ~ 1.6.1 から Portal for ArcGIS 10.6、10.6.1、および 10.7 (PKI セキュリティ) に証明書またはスマート カードを使用して接続することはできません。
- PKI Oracle Access Manager を通じて保護されているポータルでホストされているサービスにアクセスするには、最初にポータルにサイン インするか、管理者として構成ファイル内に PKI サーバーを事前に設定します。
- Internet Explorer 11 および Edge Legacy は ArcGIS Online サイン イン ウィンドウで使用できなくなりました。 詳細については、ArcGIS Online の「サポートされているブラウザー」をご参照ください。
ポータルの管理
右上のポータル パネルから、ポータル接続の追加、削除、編集、移動ができる [ポータル マネージャー] にアクセスします。
- [ポータルの追加] をクリックして、表示されたダイアログ ボックスにポータルの URL を入力します。 ポータルの URL が問題なく追加されると、その URL が [ポータル マネージャー] に追加されます。
- ポータル接続を削除するには、選択したポータルの URL の右側にある 削除 ボタン をクリックします。
- 各ポータル URL を右クリックすると、ポータル接続を詳細に管理する以下のオプションを含むメニューが開きます。
- [サイン イン] - 選択したポータルにサイン インします。
- [サイン アウト] - 選択したポータルからサイン アウトします。
- [アクティブなポータルとして設定] - 選択したポータルをアクティブなポータルとして設定します。
- [ポータル接続の編集] - ポータルの URL を編集します。 ポータルの URL に正常に接続されると、URL が更新されます。
- [利用可能状況のテスト] - これをクリックして、選択したポータルの接続およびアクセシビリティについてテストします。
- [証明書のクリア] - クリックすると、ポータルに記憶された証明書情報が削除されます。 このオプションは、記憶された証明書のある PKI ポータルのメニューにのみ表示されます。
注意:
- 管理者アイコン は、[ポータル マネージャー] パネルから直接削除できない、管理者が事前設定したポータルを示します。
- ArcGIS Earth は、サインイン ダイアログ ボックスで [認証情報を記憶する] が選択されている場合、認証情報を自動的に記憶します。 ArcGIS Earth は、[証明書の選択] ダイアログ ボックスで [認証情報を記憶する] がオンになっている場合に、PKI ポータル証明書を自動的に記憶します。 X.509 証明書を使用する SAML ポータル サイン インの場合は、[証明書の選択] ダイアログ ボックスにそのようなチェックボックスはありません。 SAML ポータル証明書を記憶するには、サインイン ダイアログ ボックスで [証明書を記憶する] チェックボックスをオンにします。
- 証明書を記憶した後、PKI ポータル メニューの [証明書のクリア] オプションをクリックして記憶された証明書を消去するか、Ctrl + Alt + D キーを押して証明書を含む記憶済みのすべての資格情報を削除します。
- PKI および IWA ポータル ユーザーの場合、サイン アウト オプションはありません。
アクティブなポータルの切り替え
デフォルトでは、ArcGIS Online がアクティブなポータルです。 複数のポータル接続が提供されている場合は、アクティブなポータルを切り替えることができます。
チェック マークは、現在アクティブに設定されているポータルを示します。 アクティブなポータルを切り替える場合、次の 2 つのオプションがあります。
- 右上のポータル パネルの [アクティブなポータルの切り替え] ドロップダウン リストから、使用可能なポータルを選択します。
- [ポータル マネージャー] パネルで、選択したポータル URL を右クリックして [アクティブなポータルとして設定] をクリックするか、選択したポータル URL をダブルクリックします。
[ポータル マネージャー] からアクティブなポータルを誤って削除した場合、ArcGIS Earth は ArcGIS Online をアクティブなポータルとして設定します。
Web ブラウザーを使用したポータルへのサイン イン
Web ブラウザーを使用して、組織サイトにサイン インすることができます。
- ArcGIS Earth の上隅にある現在のポータル メニューで、[サイン イン] をクリックします。 または、同じメニューで [ポータル マネージャー] をクリックし、ポータルを右クリックしてサイド メニューを開き、[サイン イン] をクリックします。
- サイン イン ページの下部にある [ブラウザーを使用してサイン イン] をクリックします。
ブラウザーにリダイレクトされます。
- アカウントに関連付けられている認証情報を指定して、[サイン イン] をクリックします。
- 正常にログインすると、ArcGIS Earth を開くためのプロンプトが表示されます。
ArcGIS Enterprise ポータル 10.9 以前のポータルにサイン インした場合は、ブラウザーに認証コードが表示されることがあります。 コードをコピーして ArcGIS Earth に戻り、認証プロセスを完了します。
注意:
[ポータル マネージャー] パネルで、デフォルトのサイン イン オプションを変更することができます。 [ブラウザーを使用してサイン イン] チェックボックスが表示されます。 このオプションによって、次回 [サイン イン] をクリックしたときに Web ブラウザーに自動的にリダイレクトされるかどうかが決まります。
ArcGIS Earth のリダイレクト URI の指定
ポータル管理者は、ポータル上で ArcGIS Earth の登録情報を更新し、ユーザーがブラウザーを使用して正常にサイン インした後にユーザーをアプリケーションに戻すリダイレクト URI を含めることができます。 Portal Administrator Directory から、[Update App Info] を使用して、リダイレクト URI を指定します (通常は、次の URL でアクセス可能)。
https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname/portaladmin/security/oauth/UpdateAppInfo。
[App Info] フィールドに以下を入力し、[Update App] をクリックします。{
"appId":"arcgisearth",
"redirectURIs":["urn:ietf:wg:oauth:2.0:oob","arcgis-earth://auth/"]
}
コンテンツ ウィンドウの使用
コンテンツ ウィンドウは、ビューポートにあるすべてのレイヤーのリストであり、各レイヤーのフィーチャが何を表しているかを示します。 コンテンツ ウィンドウでは、レイヤーの表示順序を管理したり、レイヤーの凡例を表示したり、各レイヤーの表示プロパティおよび他のプロパティを設定したりできます。
ArcGIS Earth では、検索ボタン をクリックして、[コンテンツ] ウィンドウでキーワードを検索することができます。 検索結果はハイライト表示され、アイテムを 1 つずつスクロールできます。
コンテンツ ウィンドウのレイヤー アイコンを、レイヤー タイプやフォルダー タイプごとにカスタマイズできます。 詳細については、「レイヤー アイコンのカスタマイズ」をご参照ください。
データの操作
レイヤーの順序によって、レイヤーがグローブ上にどのように描画されるかが決まります。 [データ] タブでは、リストの上位にあるレイヤーは、リスト内のより下位のレイヤーの上に描画されます。 レイヤーをドラッグすることで描画順序を調整したり、別々のデータ フォルダーに分けて整理したりすることもできます。
レイヤーをダブルクリックすると、そのレイヤーの範囲にズームします。 レイヤーの表示/非表示を切り替えるには、レイヤー名の横にあるチェックボックスをクリックします。 警告アイコン は、データが破損しているまたはアクセス不能であることを示します。
フォルダーまたはレイヤーを右クリックすると、次のコマンドを含むメニューを開きます。
- [グループの追加] - グループを作成します。
- [削除]/[すべて削除] - 1 つまたはすべてのアイテム (レイヤーまたはグループ) を削除します。
- [更新] - 警告アイコン のあるデータを再読み込みするか、KML ネットワーク リンクを手動で更新します。
- [名前の変更] - 既存グループ、描画エレメント、3D モデルの名前を変更します。
- [レイヤーにズーム] - レイヤーの範囲にズームします。
- [マイ データに追加] - 現在のレイヤーのデータを [マイ データ] に追加します。 これは、サブレイヤーを除く開始レイヤーのみに適用されます (開始レイヤーがある場合)。
- [凡例を非表示にする] - 凡例でレイヤーを非表示にします。
- [最上位へ移動] - コンテンツの最上位にあるレイヤーまたはグループに移動します。
- [最下位へ移動] - コンテンツの最下位にあるレイヤーまたはグループに移動します。
- [すべて展開]/[すべて折りたたみ] - [マイ データ] または [開始レイヤー] を展開または折りたたむことができます。
- [名前を付けて保存...] - 描画エレメントやジオコードの CSV および TXT ファイル データを .kmz ファイルとしてエクスポートします。
- [シンボル] - [シンボル] ウィンドウを開き、シンボル方法をフィーチャ レイヤーに適用します。
- [プロパティ] - 次を含むレイヤー プロパティを編集します。
- [サマリー] - 名前、説明、データ ソース、データ範囲、空間参照を含むデータ情報を表示します。
- ArcGIS Earth 1.16 より、HTML 形式の説明がポータル アイテム レイヤーでサポートされるようになりました。 説明の中のハイパーリンク、画像、テーブルもサポートされます。 画像は、[プロパティ] ウィンドウに収まるようにサイズ変更されることがあります。 画像をクリックすると、外部 Web ブラウザーのソース画像にリダイレクトされます。
- [データ ソース] の [コピー] と [リダイレクト] ボタンを使用し、データ パスまたはサービス URL のコピーまたはリダイレクトを行えます。 ポインターをパスか URI 自体に移動し、クリックすることでリダイレクトすることもできます。
- 空間参照情報はテーブル形式で整理され、表示されます。最初の列の文字列は、異なるロケールに翻訳されます。
- [表示設定] - レイヤーの表示設定を設定するオプションを提供します。
- [ポップアップ] - CSV および TXT データのポップアップ コンテンツを設定するオプションを提供します。
- [サマリー] - 名前、説明、データ ソース、データ範囲、空間参照を含むデータ情報を表示します。
具体的には、.kml ファイルを右クリックすると、次のコマンドを含むメニューが開きます。
- [追加] - フォルダー、ポイント、ライン、ポリゴン、グラウンド オーバーレイ、スクリーン オーバーレイ、またはネットワーク リンクを KML フォルダーまたは KML ドキュメントに追加します。
- [切り取り] - 選択した KML アイテムを切り取ります。
- [コピー] - 選択した KML アイテムをコピーします。
- [貼り付け] - 選択した KML アイテムを既存の KML フォルダーまたはドキュメントに貼り付けます。
- [名前を付けて保存...] - 選択した KML レイヤー、描画エレメント、Collada 形式の 3D モデル、ジオコード CSV および TXT ファイル データを新しい .kml または .kmz ファイルとして保存します。 編集された KML レイヤーをコンテンツ ウィンドウに保存し、既存の KML レイヤーに置換することもできます。
- [プロパティ] - 次を含む KML レイヤー プロパティを編集します。
- [一般] - 名前、外観、ジオメトリ タイプを含む KML レイヤー情報を表示します。
- [ビュー] - 表示してビューへの移動を設定します。
- [情報] - 表示してポップアップ コンテンツを編集します。
- [更新] - KML ネットワーク リンクの更新モードおよび更新間隔を構成します。
- [位置] - グラウンド オーバーレイの境界四角形を指定します。
- [形式] - スクリーン オーバーレイのサイズと位置を指定します。
注意:
- シーン サービスおよびシーン レイヤー パッケージの表示設定はサポートされていません。
- コンテンツ ウィンドウ内の .kml ファイルにリストされているレイヤー (上から下) は、シーン表示画面では逆の描画順序 (下から上) です。 KML レイヤーの順序を変更しても、新しい .kmz ファイルとして保存するまで、グローブ上の描画順序へ影響を及ぼしません。
- [リセット] ボタンを使用すると、設定がデフォルト値に戻ります。
ヒント:
キーボード ショートカット を使用すると、コンテンツ ウィンドウの制御や検索結果の操作ができます。凡例の表示
凡例により、マップ上のフィーチャを表しているシンボルの意味を表示できます。 ArcGIS Earth では、ポイント、ライン、ポリゴン、OGC WMS、CSV/TXT、シェープファイルのフィーチャ レイヤーのデータ凡例を表示できます。
コンテンツ ウィンドウで凡例を表示するには、次の手順を実行します。
- 凡例を含むマップを ArcGIS Earth に追加します。
- コンテンツ ウィンドウで、[凡例] タブをクリックします。
既存のレイヤーの凡例を表示したくない場合、次のうちの 1 つを行うことで凡例で非表示にできます:
- レイヤーを右クリックして、メニューで [凡例を非表示にする] を選択します。
- レイヤーをオフにして、[データ] でその表示をオフにします。 レイヤーの凡例表示は、コンテンツ ウィンドウのレイヤーの表示に関連しています。
注意:
画像、シーン レイヤー、マルチレイヤー ポイント シンボルを含むレイヤーの凡例はサポートされていません。
ベースマップとテレイン
ベースマップは、グローブに追加するコンテンツの背景地図を提供します。 テレインは、サーフェス上にドレープされるコンテンツの標高参照を提供します。 ArcGIS Earth は ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に接続されているため、デフォルトのベースマップ ギャラリーとテレインにアクセスできます。
データは、個別のベースマップおよびテレインとして追加することもできます。 サポートされているデータ タイプは、シェープファイルや CSV および TXT 形式を除き、ベースマップとして追加できます。 LERC タイル形式のローカル ラスター データ、標高イメージ サービス、およびタイル パッケージは、テレインのサーフェスとして追加できます。
ベースマップを切り替えるには、次の手順を実行します。
- [ベースマップ] タブをクリックして、ベースマップ ギャラリーを開きます。
- グローブを適切に表示しているベースマップのサムネイルをクリックします。
- ベースマップの削除、ズーム、アイテム詳細の表示を行うには、[詳細表示] ボタン をクリックします。
ベースマップの最後にある [ベースマップなし] サムネイルをクリックすると、ベースマップを無効にできます。 ベースマップを無効にすると、地球は空白の状態で表示されます。
テレインを使用するには、次の手順に従います。
- [テレイン] タブをクリックして、テレイン ギャラリーを開きます。
- 使用するテレインのサムネイルをクリックします。
- テレインの削除、ズーム、順序変更、アイテム詳細の表示を行うには、[詳細表示] ボタン をクリックします。
- [すべて表示] をクリックすると、すべてのテレインが表示されます。
注意:
ArcGIS Online では、ベクター タイル ベースマップがサポートされていないため、[ベースマップ] に表示されません。
ヒント:
- 標高を複数選択して追加した場合、ArcGIS Online は、複数の標高を 1 つにマージします。 レイヤー名は MergedFiles00x になります (x はファイル数に応じて加算されるカウンターです)。
- 複数の標高ソースは相互にオーバーラップでき、その順序で標高サーフェスが定義されます。
- 管理者アイコン は、レイヤーが管理者によって事前設定されていることを示します。このレイヤーはワークスペースのエクスポート時に保存できません。
以下の表に、テレインとしてサポートされているローカル ラスター データ タイプを示します。
フォーマット | 説明 | エクステンション |
---|---|---|
DIGEST (Digital Geographic Information Exchange Standard)、ASRP (Arc Standard Raster Product)、USRP (UTM/UPS Standard Raster Product) | DIGEST データセットは、世界全体のシームレスなカバレッジを目的に設計された、グラフィックス製品のデジタル レプリカです。 ASRP データは、変換されて ARC システムに取り込まれ、地球表面を緯度ゾーンに分割します。 USRP データは、UTM または UPS 座標系を参照します。 いずれも WGS84 測地基準系に基づいています。 | 複数ファイル メイン ラスター画像 (.img) 一般情報ファイル (.gen) ジオリファレンス ファイル (.ger) ソース ファイル (.sou) 品質ファイル (.qal) 伝送ヘッダー ファイル (.thf) |
デジタル地形標高データ (DTED) レベル 0、1、および 2 | 等間隔の格子状に配置された標高ポイントデータで、経緯度 1 度の範囲に分割されています。 NGA によって作成されます。 | 単一ファイル - 各種 (.dt0、.dt1、.dt2)。 デフォルトで、すべての可能なファイル拡張子 (「.dt0」、「.dt1」、「.dt2」) を使用できます。 |
TIFF (Tagged Image File Format) (GeoTIFF タグをサポート) | デスクトップ パブリッシングの世界で広く使用されています。 いくつかのスキャナーやグラフィック アート パッケージのインターフェイスとして機能します。 TIFF は、モノクロ、グレースケール、疑似カラー、およびトゥルー カラーの画像をサポートしており、圧縮または非圧縮形式で格納できます。 BigTIFF をサポートしています。 | 単一ファイル (.tif、.tiff、.tff)。 |
ERDAS IMAGINE Hierarchical File Architecture (HFA) | HFA 形式は、さまざまなソースのセンサー データおよび画像を統合するフレームワークを提供しているため、リモート センシング データの処理で広く使用されています。 | 単一ファイル (.img) |
HRE (High Resolution Elevation) 形式 | HRE は、NGA (National Geospatial-Intelligence Agency) および NSG (National System for Geospatial Intelligence) のさまざまなパートナーおよびメンバー、および NSG には属さない顧客が、標準化されたデータ プロダクトにアクセスし、活用するための形式として開発されました。 HRE データは現在の非標準 HRTE/HRTI (High Resolution Terrain Elevation/Information) プロダクトに取って代わります。また、DTED レベル 3 ~ 6 と呼ばれている一連の非標準プロダクトにも取って代わります。 このデータ形式は NITF と同じ扱いです。 | 複数ファイル 未処理画像 (.hr) メタデータ (.xml) |
ERDAS IMAGINE | ERDAS IMAGINE 画像処理ソフトウェアを使用して作成されます。IMAGINE ファイルは、連続および不連続のシングルバンド データとマルチバンド データを格納できます。 | 単一ファイル (.img) 画像が 2 GB を超える場合 (.ige) ワールド ファイル (.igw) |
JFIF (JPEG File Interchange Format) | フル カラーとグレースケールの画像を格納するための標準的な圧縮方法。 JPEG 圧縮のサポートは、JFIF ファイル形式を通じて提供されます。 | 単一ファイル (.jpg、.jpeg、.jpc、.jpe) ワールド ファイル (.jgw) |
JPEG (Joint Photographic Experts Group) 2000 | 特に大きな画像の品質維持を目的とした圧縮方法。 任意の縮尺の大量のデータを高い圧縮比で圧縮し、高速アクセスを可能にします。 | 単一ファイル (.jp2、.j2c、.j2k、.jpx) |
MrSID (Multi-resolution Seamless Image Database) | 特に大きな画像の品質維持を目的とした独自の圧縮方法。 任意の縮尺の大量のデータを高い圧縮比で圧縮し、高速アクセスを可能にします。 MrSID エンコーダは、LizardTech, Inc によって開発およびサポートされています。 世代 2、3、4 をサポートします。 | 単一ファイル (.sid) |
NITF (National Imagery Transmission Format) 2.0 | さまざまなコンピューター システム間で画像とそのメタデータの配布における相互運用性を実現する標準と仕様のコレクションです。 NGA によって開発されました。 | 単一ファイル (.ntf または .nsf) |
NITF 2.1/NSIF 1.0 | ||
Portable Network Graphics (PNG) | ラスター ファイルの高圧縮率可逆圧縮を実現します。 モノクロから 64 ビット カラーまでの広いビット深度範囲をサポートします。 このフィーチャには、最大 256 色のインデックス付きカラー画像と、最大 16 ビット/ピクセルの 100% 有効なデータ ロスのない画像が含まれています。 | 単一ファイル (.png) |
SRTM からの標高データを格納するために、HGT 形式が使用されます。 SRTM-3 および SRTM-1 バージョン 2 ファイルを表示できます。 | 単一ファイル (.hgt) |
場所または住所の検索
ArcGIS Earth では、対象ポイントを検索して、マップを地上の特定位置にズームすることができます。 この機能は、ArcGIS Online のジオサーチ サービスを使用します。
ArcGIS Earth は、次の検索オプションをサポートしています。
- [XY provider] - 非接続環境でも、位置単位 (たとえば <longtitude>, <latitude>) で入力された XY 座標を検索するために使用されます。
- World Geocoding サービス - デフォルトで、ArcGIS Earth は、Esri の World Geocoding サービスを使用して、100 か国以上の国々の住所、都市、ランドマーク、企業名、郵便番号を検索します。
- カスタム ジオコーディング サービス - 組織では、ジオサーチ、ジオコーディング、またはその両方に対して、カスタムのジオコード サービスを構成することもできます。 ポータル接続では、ArcGIS Earth により、検索時に、ポータルで構成された使用可能なロケーターから選択することができます。
- ロケーター - モバイル シーン パッケージからのロケーターは、特殊なインデックスや、ルール、構成、地域に関する知識を提供し、より洗練されたアプローチで検索を可能にします。
アプリケーション設定
右上隅の [設定] ボタン を使用すると、アプリケーションの設定を構成できます。
[一般] 設定:
- [ワークスペース ディレクトリ] - 作業履歴および設定は、デフォルトのワークスペース ディレクトリに自動的に作成および保存されます。 ワークスペースを開く、ある場所への現在のワークスペースの保存、ワークスペースのインポート、ワークスペースのエクスポート、指定したワークスペース ディレクトリのワークスペース コンテンツの削除を行うこともできます。 詳細については、「ワークスペース ディレクトリへの保存」をご参照ください。 ArcGIS Earth のワークスペースは、[ワークスペースの自動保存] が選択されている場合、指定したディレクトリに自動的に保存されます。
- [スタートアップ ビュー] - 特定のカスタム ビューを使用してスタートアップ ビューを設定したり、終了した場所から作業を継続したりできます。 現在のビューをカスタム開始ビューとして保存するには、[スナップショットの取得] をクリックします。 [ズーム] をクリックして、保存されたスタートアップ ビューを確認します。
- [空間参照] - ArcGIS Earth はデータを常に WGS84 地理座標系で表示します。 Web メルカトルは、受信 Esri REST サービス向けのデフォルト空間参照として使用されます。 サービスベースのデータを WGS84 座標系で表示するには、空間参照の設定を変更してアプリケーションを再起動する必要があります。
- [Web の結果を外部ブラウザーに表示] - オペレーティング システムで設定されている外部のデフォルト ブラウザーを使って、ポップアップ ウィンドウで HTML リンクを開くことができます。
- [起動時にヒントを表示] - この設定を有効にすると、ArcGIS Earth の起動時にヒントが表示されます。
- [表示言語] - ArcGIS Earth のユーザー インターフェイス テキストに表示する優先言語を選択します。 この設定を有効にするには、ArcGIS Earth を再起動する必要があります。
[ナビゲーション] 設定:
- [画面にズームする速度] - コンテンツ ウィンドウのレイヤーをダブルクリックすると、グローブをズーム インすることができます。 スライダー バーをドラッグして、ズーム速度を調整します。
- [TOC 移動角度] - コンテンツ ウィンドウからレイヤーにズームするときにデフォルトの角度を使用するオプションと移動角度を使用しないオプションを提供します。
- [マウス ホイールの速度] - ホイール ボタンを前方にスクロールするとズーム インします。 ズーム アウトするには、ホイールを手前にスクロールします。 スライダー バーをドラッグして、ホイール ボタンのズーム速度を変更できます。
- [ナビゲーター] - 3 つのスクリーン ナビゲーター オプションが設定に追加されました。 これらのオプションは次のとおりです。
- [デフォルト] - スクリーン ナビゲーターは、その上にポインターを置かない限り、デフォルトで折りたたんだ状態になります。 ポインターを置くと、展開されます。
- [折りたたみ] - スクリーン ナビゲーターは折りたたんだ状態のままになります。
- [展開] - スクリーン ナビゲーターは展開した状態のままになります。
- [マウス ホイールのズーム方向] - この設定を使用して、ホイール ボタン使用時のズーム方向を反転させます。
- [継続的な画面移動] - この設定を有効にすると、画面移動操作の後にマウスを離したとき、カメラが継続的に地球上を移動します。
- [新しいレイヤーに自動ズーム] - この設定をクリックすると、新しいレイヤーが追加されたとき自動的にその範囲にズームします。
- [マウス以外のコントローラー] - この設定を有効にすると、マウス以外のコントローラーで ArcGIS Earth を操作できます。 [コントロールの反転] をクリックすると、ナビゲーションの方向が反転します。
[単位] 設定には、[位置単位]、[距離単位]、[標高単位]、[面積単位] があります。 構成すると、単位設定はユーザー インターフェイスに直ちに適用されます。 [経度/緯度の表示] オプションを使用すると、検索ボックス、計測バー、およびステータス バーの経度と緯度の順序を切り替えることができます。
[高度な設定]:
- [アプリの構成] - ArcGIS Earth では、アプリケーションのインストール ディレクトリ (通常は C:\Program Files\ArcGIS\Earth\bin フォルダー) に格納されているデフォルトの構成ファイルが使用されます。 新しい構成ファイルをローカル フォルダーまたはオンラインから追加して、要件に合わせて指定することができます。 詳細については、「構成の管理」をご参照ください。
- [プロキシ サーバー認証] - デフォルトで、ArcGIS Earth は、プロキシ サーバーの情報について、Windows のインターネット設定を使用します。 アプリケーション設定で別のプロキシを指定できます。
- [ArcGIS Earth Automation API] - 標準インターフェイスにより、Automation API が有効になり、REST 対応アプリケーションと ArcGIS Earth は、コンピューターの使用に関して通信が可能になります。 詳細については、「Automation API」のガイドをご参照ください。
[カスタマイズ] 設定:
サポートされているすべてのツールは、[カスタマイズ] タブ上にリストされグループ化されます。 Quick Dock エリアに最大 6 つのお気に入りのツールを追加できます。
- Quick Dock エリアにツールを追加するには、そのツールをクリックします。
- 追加したツールを並べ替えるには、Quick Dock エリア内でそのツールをドラッグします。
- ツールを削除するには、Quick Dock エリアでそのツールのマイナス ボタンをクリックします。
- Quick Dock エリアから追加したすべてのツールを削除するには、[すべて消去] をクリックします。