クエリとフィルターの適用

フィーチャにフィルターを適用すると、レコードのサブセットを操作して焦点を絞ることができます。 レイヤー内のフィーチャの表示を制限することで、重要なフィーチャを明確にできます。 ArcGIS Earth では、式によるフィーチャのクエリと、ジオメトリによる 3D オブジェクトおよびポイント シーン レイヤーの空間フィルターの適用がサポートされています。

クエリ

サポートされているデータ形式は次のとおりです。

クエリの作成

1 つのクエリで 1 つ以上の式を使用して、どのフィーチャをマップ上に表示するかを決定します。 それぞれの式は、1 つのフィールド名、演算子、および値で構成されます。 クエリを設定すると、クエリ条件に一致しないフィーチャはマップ上で非表示になります。

レイヤー クエリの式を作成するには、次の手順に従います。

  1. コンテンツ ウィンドウで、サポートされているレイヤーを右クリックし、[クエリ] をクリックします。
  2. [クエリ] パネルで [式の追加] をクリックし、最初のクエリ式を追加します。
  3. フィールド セレクターをクリックし、式に使用するフィルターを選択します。
  4. 演算子セレクターをクリックし、[に等しい][に等しくない][含む][除外する][を含む] などの演算子を選択します。

    数値フィールドか日付フィールドを選択すると、データ分布のヒストグラムが表示され、データを直感的に選択できます。 また、最大値と最小値をヒストグラムにドラッグすると、データのクエリ範囲を設定することもできます。

  5. 値のテキスト ボックスに、式で使用する値を入力します。

    テキスト ボックスは、フィールド タイプと演算子によって異なります。 たとえば、[含む] または [除外する] 演算子を選択した場合は、指定したフィールド内のデータ値のリストから値を選択します。 空白の演算子には、値を入力する必要はありません。

注意:
  • 構成済みの元のクエリがデータに含まれる場合、式がパネルに表示されます。 元の式は削除と復元に対応しており、編集できません。
  • 式は、ArcGIS Earth を終了すると保存されません。

クエリに複数の式が含まれている場合は、それぞれの式を結び付ける結合オプションを選択する必要があります。

  • [すべての式に一致] - すべてのクエリ式を満たしたフィーチャのみを表示します。
  • [少なくとも 1 つの式に一致] - いずれかの式に一致する場合に、マップにフィーチャがマップに表示されます。

空間フィルターの適用

空間フィルターでは、ポリゴンを描画するか、個々のフィーチャを選択して、指定したえエリア内の建物、樹木、3D オブジェクト、3D ポイントを除外または含めることができます。 サポートされているデータ形式は次のとおりです。

シーンで空間フィルターを適用するには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ ウィンドウで、サポートされているレイヤーを右クリックし、[空間フィルター] をクリックします。
  2. [空間フィルター] パネルで、[ポリゴンによるフィルタリング] と [選択によるフィルタリング] を選択します。
  3. [ポリゴンによる] セクションで、[描画] をクリックしてシーンにポリゴンを描画します。 必要に応じて、さらにポリゴンを描画し、空間フィルターに追加します。 ポリゴンを空間フィルターから削除するには、[削除] をクリックします。
  4. [モード] で、次のいずれかを実行して、ポリゴン内のフィーチャを含めるか除外します。
    • ポリゴンの内側のフィーチャを除外するには、[除外] をクリックします。
    • ポリゴンの内側のフィーチャのみを含めるには、[含める] をクリックします。
  5. [選択による] セクションで、[選択] をクリックしてフィーチャを選択します。 [適用] をクリックすると、選択したフィーチャがビューに表示されなくなります。
  6. 必要に応じて、[すべてクリア] をクリックして、フィルターをリセットします。

このトピックの内容
  1. クエリ
  2. 空間フィルターの適用