作業を画像として共有するか、ワークスペースおよび KMZ ファイルとして保存します。
KMZ ファイルとして共有
バージョン 1.12 以降の ArcGIS Earth では、KML を KMZ ファイルとして組織で共有することができます。 KML を共有するには、次の手順に従います。
- ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にサイン インしており、データを共有する権限を保有していることを確認します。
- コンテンツ ウィンドウを展開し、共有する KML レイヤーを右クリックしてから [共有先] をクリックします。
[KML をポータルで共有] ウィンドウが表示されます。
- 該当するアイテムの [名前]、[サマリー]、および [タグ] フィールドの値を指定し、[ポータル フォルダー] でそのアイテムを配置する場所を選択します。 [共有] セクションで、そのアイテムを共有する相手を選択します。
オプションとして、全員、組織、または組織内のグループがあります。 オプションの選択を解除してアイテムの共有を解除することもできます。
注意:
- ArcGIS Earth から ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に共有された KML では、[組織] か [所有者] と共有されているアイテムでしかダウンロード オプションを利用できません。
- [KML 共有] オプションは、KML レイヤー、KML ドローイング、[マイ ドローイング] フォルダー、KML レイヤーを含むフォルダー、および [マイ データ] フォルダー全体に使用できます。
- [マイ データ] フォルダーまたは KML レイヤーを含むフォルダーを共有する場合は、フォルダー内のすべてのデータが共有されるわけではないので注意してください。 KML データだけが共有されます。
- KML データが膨大な量におよび、ArcGIS Online の Map Viewer の 10 MB 制限を超えている場合は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise で共有した際にそのデータが Map Viewer に正常に読み込まれません。 ただし、このポータル アイテムをもう一度 ArcGIS Earth に追加して読み込むことができます。
- 写真オーバーレイおよび KML ツアーはフォルダー内から共有できず、個別の KML レイヤーとして共有する必要があります。
KMZ ファイルとして保存
描画エレメント、.dae ファイル内の 3D モデル、フィーチャ レイヤー、CSV および TXT ファイルは、次の手順に従って KMZ ファイルとして保存し、共同作業者と共有することができます。
- 描画を保存するには、描画エレメントまたは個別の描画エレメントが保存されているフォルダーを右クリックします。 フィーチャ レイヤーや CSV および TXT ファイルを保存するには、コンテンツ ウィンドウのファイルを右クリックします。
- 3D モデルを保存するには、コンテンツ ウィンドウのレイヤーを右クリックします。
同じフォルダー パスの下にある 3D モデルおよびテクスチャは、KMZ ファイルとして保存されます。
- ショートカット メニューで [名前を付けて保存] をクリックし、データを KMZ ファイル (.kmz) として保存します。
注意:
- 特定の 3D モデルを KMZ ファイルとして保存する場合は、「KML の COLLADA 一般ファイルに対するサポート」をご参照ください。
- フィーチャ サービスを KMZ ファイルとして保存できるのは、サービスでエクスポートが有効になっている場合のみです。 それ以外の場合は、[名前を付けて保存] オプションを使用できません。
KMZ ファイルとして電子メールで送信
KML を KMZ ファイルとして電子メールで送信し、視覚化と今後の解析のために共有できるようになりました。
- 1 つの KML レイヤーを送信するには、該当するレイヤーを右クリックしてから [電子メール] をクリックします。
- KML ドローイングを送信するには、[マイ ドローイング] を右クリックしてから [電子メール] をクリックします。
- フォルダーに含まれている KML レイヤーまたは [マイ データ] フォルダー全体を送信するには、該当するフォルダーまたは [マイ データ] フォルダーを右クリックしてから [KML を電子メールで送信] をクリックします。
注意:
[マイ データ] フォルダーまたは KML レイヤーを含むフォルダーを送信する場合は、フォルダー内のすべてのデータが送信されるわけではないので注意してください。 KML データだけが送信されます。
ワークスペース ディレクトリへの保存
ArcGIS Earth では、ワークスペース コンテンツを開く、名前を付けて保存、エクスポート、インポート、消去することやワークスペースを共有することができます。 進行中の作業を保存する場合は、特定のディレクトリにワークスペースを保存できます。 共同で作業する場合は、他のユーザーがインポートして作業を継続できる共有場所に、ワークスペースをエクスポートできます。 これらのプロセスは、次のとおりです。
- [開く] をクリックして既存のワークスペースを開き、そのワークスペースで作業を続行します。
- [名前を付けて保存] をクリックして、現在のワークスペースを指定のワークスペース ディレクトリに保存します。 デフォルトのワークスペース ディレクトリは、ユーザーのドキュメント フォルダーに設定されています。
- [ワークスペースのインポート] をクリックして、指定したディレクトリからワークスペースをインポートします。 [OK] をクリックすると、現在のワークスペースは置き換えられます。
- [ワークスペースのエクスポート] をクリックして、現在のディレクトリの場所にワークスペースを保存します。
- [ワークスペースの消去] をクリックして、現在のワークスペース内のコンテンツをすべて削除します。
- [リセット] をクリックすると、デフォルトのワークスペース ディレクトリに戻り、すべての設定がデフォルトにリセットされます。
- [ワークスペースの自動保存] を選択すると、現在のワークスペースが自動的に保存されます。
ヒント:
データ パスが変更されている場合、データにアクセスできない場合、レイヤーのタイル スキーマが現在のアプリケーションの空間参照と一致しない場合、警告アイコン が [コンテンツ] ウィンドウに表示されます。
[リセット] オプションにより、ワークスペースの設定はデフォルト ディレクトリに戻ります。 現在のワークスペースは、アプリケーションを再起動するまで変更されません。 現在のワークスペースは、すぐにデフォルトのワークスペース ディレクトリに戻ります。
ワークスペースは、現在の作業ステータスおよびコンテンツの保存に役立ちます。 特に、以下のデータはワークスペース ディレクトリで見つけることができます。
- basemap_layers.json ファイルには、[ベースマップとテレイン] で追加されたベースマップ レイヤーの情報およびステータスが格納されています。
- elevation_layers.json ファイルには、[ベースマップとテレイン] で追加されたテレイン レイヤーの情報およびステータスが格納されています。
- operational_layers.json ファイルには、[コンテンツ] ウィンドウで追加されたレイヤーの情報およびステータスが格納されています。
- bookmark.json ファイルには、[ブックマーク] リストに保存されたブックマーク情報が格納されています。
- movies.json ファイルには、[ムービー] エディターに保存されているムービーのトラックおよびブロック情報が格納されています。
- data フォルダーには、[コンテンツ] ウィンドウで追加された、ジオコードの CSV および TXT データが含まれています。
- styles フォルダーには、ユーザーによってインポートされたモバイル スタイル ファイルとディクショナリー スタイル ファイルが含まれています。
- custom_icons フォルダーには [マイ ドローイング] に追加されたカスタムアイコンが含まれています。
注意:
- [ベースマップとテレイン] では、ArcGIS Enterprise ポータルまたは管理者によって設定されたデフォルトのベースマップおよびテレイン レイヤーは、ワークスペースのエクスポート時に保存されません。
- バージョン 1.2 以降の ArcGIS Earth では、ワークスペースをインポートおよびエクスポートすることができます。 これより前のバージョンのワークスペースとの互換性はありません。
- ArcGIS Earth 1.2 の破線やプレースマーク アイコンなどの一部の描画スタイルは、最新リリースでは十分にサポートされていない可能性があります。
- バージョン 1.8 以降の ArcGIS Earth のワークスペースには、ブックマークを保存することができます。
- バージョン 1.8 から、デフォルトの ArcGIS Earth ワークスペース ディレクトリがユーザーの [ドキュメント] フォルダーに変更されています。
- ArcGIS Earth では、バージョン 2.1 以降の既存のワークスペースを開くことができます。