構成の管理

ArcGIS Earth 構成ファイルを使用すると、管理者は組織の要件に合うようにアプリケーション パラメーターを設定および指定することができます。 管理者は、次のオプションを使用して構成ファイルを指定できます。

  • ArcGIS Earth のインストール時に構成ファイルをインポートします。
  • ArcGIS Earth の設定で構成ファイルを管理します。

構成ファイルのインポート

構成パラメーターを事前に設定して、変更した構成ファイルをインストール時にインポートすることができます。 変更した構成ファイルは、ArcGIS Earth を起動した際に有効になり、ArcGIS Earth の [高度な設定] に [デフォルトの構成] として表示されます。 この構成ファイルはアプリケーションのインストール ディレクトリ (通常は C:\Program Files\ArcGIS\ArcGIS Earth\bin フォルダー) に格納されます。 詳細な手順については、「ArcGIS Earth のインストール」をご参照ください。

構成ファイルの管理

ツールバーにある [設定] ボタン 設定 をクリックし、[高度な設定] > [アプリの構成] の順に選択すると、構成ファイルを追加、エクスポート、編集、削除することができます。

  • アプリケーションのインストール ディレクトリに格納されているデフォルトの構成ファイルが適用されます。 [構成ファイルの管理] をクリックして、[Configuration Manager] を展開します。
  • [構成ファイルの追加] をクリックし、表示されるダイアログ ボックスで、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にホストされているアイテムから追加するか、ローカル ファイルから追加するか、または URL から追加するかを選択します。 新しい構成ファイルが正常に追加されると、その構成ファイルが Configuration Manager リストに加わります。 ファイル アイコンは、そのファイルのソースを表しています。 3 つの共通ソースを次に示します。
    • [デフォルト構成] - デフォルトの構成ファイル
    • [ローカル構成] - ローカルから追加された構成ファイル
    • [オンライン構成] - オンラインで追加された構成ファイル
注意:

[構成ファイルの追加] ウィンドウで、ArcGIS Enterprise ポータルから追加するためのタブは、ArcGIS Enterprise 10.9.1 以降に接続している場合にのみ表示されます。

  • [その他のオプション] ボタン その他 をクリックして、次のオプションを含むドロップダウン メニューを開くと、構成ファイルをさらに細かく管理することができます。
    • [更新] - 更新して、最新の構成ファイルを取得します。
    • [アクティブとして設定] - 選択した構成ファイルをアクティブな構成として設定します。 この構成ファイルを有効にするには、ArcGIS Earth を再起動する必要があります。
    • [エクスポート] - XML ファイルとしてエクスポートし、Windows の場所に保存します。
    • [削除] - 構成ファイルを Configuration Manager リストから削除します。
    • [詳細] - 構成ファイルの場所に移動します。

構成ファイルの共有

ArcGIS Online 9.1 および ArcGIS Enterprise 10.9.1 から、構成ファイルをアップロードし、オンラインで XML ファイルとしてホストできるようになりました。 構成ファイルを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にアップロードして組織で共有できます。

ArcGIS Earth 1.13 リリースから、Configuration Manager を使用し、ローカル構成ファイルを直接 XML ファイルとして組織と共有できるようになりました。 構成ファイルを共有するには、次の手順に従います。

  1. ArcGIS Online または ArcGIS Enterpriseサイン インしており、データを共有する権限を保有していることを確認します。
  2. [共有] ボタン 共有 をクリックします。

    [構成をポータルで共有] ウィンドウが表示されます。

  3. 該当するアイテムの [名前][サマリー]、および [タグ] フィールドの値を指定し、[ポータル フォルダー] でそのアイテムを配置する場所を選択します。 [共有] セクションで、そのアイテムを共有する相手を選択します。

    オプションとして、全員、組織、または組織内のグループがあります。 オプションの選択を解除してアイテムの共有を解除することもできます。

  4. [共有] をクリックすると、ローカル構成ファイルを XML ファイルとして組織と共有できます。
注意:

共有機能は、ArcGIS Enterprise 10.9.1 以降に接続している場合のみ利用できます。

構成ファイル

ArcGIS Earth 1.12 から、次の 2 種類の構成ファイルを使用できるようになりました。

次のサンプルは、リダイレクト リンクを含む config.xml ファイルを示しています。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<configuration version="1.12">
  <configFiles>
<config source="https://arcgis.com/home/item.html?id=cbcc68047b4f4eaa964de492e96f99d5"/>
<config source="C:\config.xml"/>
  </configFiles>
</configuration>

ArcGIS Earth の管理者は、複数のリダイレクト リンクを含む config.xml ファイル内に複数の構成ファイルを設定することができます。 この config.xml ファイルをインストール時にインポートすると、アプリを起動した際に最初の構成ファイル (ArcGIS Online でホストされている config.xml アイテム) が ArcGIS Earth のデフォルト構成ファイルとして使用されます。この config.xml ファイルに含まれているすべての構成ファイルが Configuration Manager リストに追加されます。