プロジェクトの作成

ArcGIS Workforce は、アサインメントに基づいています。ディスパッチャーはアサインメントを作成してモバイル作業者に割り当て、モバイル作業者は各自のアサインメント リストを確認します。 アサインメント、マップ、ディスパッチャー、モバイル作業者は Workforce プロジェクトで定義されます。 組織で Workforce の使用を開始するには、Workforce Web アプリでプロジェクトを作成します。

注意:

Classic プロジェクトは Workforce Web アプリで作成できず、オフライン使用を有効にできません。 Classic プロジェクトを移行してオフラインで使用できるようにする方法については、「Classic プロジェクトの移行」をご参照ください。 Classic プロジェクトの構成方法については、「最初のアサインメントの作成 (Classic)」と「プロジェクト所有者に関するヒント (Classic)」をご参照ください。

詳細については、「Classic プロジェクトとは」をご参照ください。

Workforce Web アプリでのプロジェクトの作成

Workforce Web アプリで Workforce プロジェクトを作成するには、アサインメント タイプを作成し、組織のユーザーをディスパッチャーまたはモバイル作業者として追加し、ディスパッチャーおよび作業者 Web マップを構成します。

Workforce プロジェクトを作成するには、組織の管理者ロールまたは公開者ロールが必要です。

  1. ブラウザーで組織サイトにサイン インして、ArcGIS Online のアプリ ランチャーまたは ArcGIS Enterprise のアプリ ランチャーから Workforce Web アプリを開きます。

    [プロジェクト] ページが表示され、ディスパッチャーとして作成したプロジェクトや、モバイル作業者として参加しているプロジェクトが表示されます。

  2. [プロジェクトの作成] をクリックします。

    アサインメント タイプの追加やロールの割り当てなど、プロジェクトを構成できるのは、プロジェクト所有者のみです。 プロジェクトでロールを設定すると、指定したユーザーがディスパッチャー、モバイル作業者、またはその両方として参加できます

    注意:
    組織で十分な権限を持っていない場合、[プロジェクトの作成] は表示されません。

  3. プロジェクトの名前と概要を指定して [プロジェクトの作成] をクリックします。
    ヒント:

    プロジェクトの名前は、Workforce モバイル アプリに表示されるマップ名としても使用されます。モバイル ユーザーがデバイス上で見つけやすいよう、意味のあるタイトルを付けてください。

    プロジェクト作成時に、プロジェクトを構成するマップ、レイヤー、テーブルも作成されます。 さらに、ArcGIS 組織にこのプロジェクト用のフォルダーとグループが作成されます。 プロジェクト所有者もディスパッチャーとしてプロジェクトに追加され、プロジェクトのテストを行うことができます。

    注意:

    マップ、レイヤー、テーブル、およびグループはポータル内にあり、ブラウザーで ArcGIS にサイン インした時点で編集可能になりますが、Workforce Web アプリの外部で変更を加える際には注意が必要です。これらのアイテムを Workforce の外部で管理する場合は、次の操作は行わないでください。

    • プロジェクトのグループでアイテムを共有解除する
    • [すべての人に公開 (パブリック)] オプションを使用して Workforce フィーチャ サービスを共有する
    • プロジェクト グループを削除する
    • レイヤーまたはテーブル内の事前定義済みフィールドを削除または変更する
    • 事前定義済みのレイヤーまたはテーブルを削除または変更する

    [すべての人に公開 (パブリック)] オプションを使用して Workforce フィーチャ サービスを共有すると、同期に失敗します。 これを回避するには、代わりにホスト フィーチャ レイヤー ビューを共有します。 詳細については、「ArcGIS Online でのホスト フィーチャ レイヤー ビューの作成」または「ArcGIS Enterprise でのホスト フィーチャ レイヤー ビューの作成」をご参照ください。

    アイテムの所有権は変更できますが、「トラブルシューティング: プロジェクトの所有権を別のメンバーに移動するにはどうすればよいですか?」に記載のすべてのガイドラインに従って慎重に行ってください。

[プロジェクトの設定] タスク リストがページ上部に表示され、プロジェクトの構成を手順を追って説明します。 タスク リストは、実行中の手順、次に実行する手順、プロジェクトが使用できるようになるまでに残っている手順を示します。

作業タイプの定義

[アサインメント タイプ] タブで、プロジェクトで実施する作業を提起します。 このアサインメント タイプには、ディスパッチャーとモバイル作業者間のコミュニケーションの方法を反映する必要があります。 一般的に、プロジェクトのアサインメント タイプはそのプロジェクトのすべてまたはほとんどのモバイル作業者に割り当てられるアイテムです。

  1. [アサインメント タイプの追加] ボックスに、追加するアサインメント タイプを入力して [+ タイプ] をクリックします。
    注意:

    プロジェクトにはアサインメント タイプが少なくとも 1 つ必要です。 アサインメント タイプはプロジェクトを構成した後に追加でき、使用しなくなった場合には削除できます。

    アサインメント タイプはプロジェクトに追加され、アサインメント タイプ リストの下部のタブに表示されます。 複数のアサインメント タイプを追加した場合、タブに戻ったときや、ディスパッチャーが表示したときにはアルファベット順に並べ替えられます。

ヒント:

1 つのプロジェクトに含める作業タイプを決定するには、モバイル作業者全員が対応できるすべての作業、またはほとんどが対応できる作業のアサインメント タイプを特定します。 常に同じモバイル作業者に割り当てられているアサインメント タイプがあり、そのアサインメント タイプを遂行できる作業者が他にいない場合は、独自のプロジェクトに属している作業タイプを示します。

ロールの定義

[ユーザー] タブで、このプロジェクトに参加するユーザーを追加し、そのユーザーにディスパッチャーかモバイル作業者のロールを割り当てます。 ロールは、使用するアプリを定義します。ディスパッチャーは Web アプリを使用し、モバイル作業者はモバイル アプリを使用します。

  1. プロジェクトに追加するユーザーを検索します。 グループの設定に応じて、以下のような検索方法のいずれかを選択できます。
    • [自組織のみ] - ArcGIS 組織のメンバーを検索します。
    • [パートナー組織] - ArcGIS 組織に対して設けられたパートナー コラボレーションの協力者を検索します。 パートナー コラボレーションの詳細と、ユーザーを協力者として追加する方法については、「パートナー コラボレーションの作成」をご参照ください。
    • 任意の組織 - 他の ArcGIS 組織からの、パブリック プロフィールを持つユーザーを検索します。
    注意:

    パートナー組織のユーザーを招待するには、以下の条件が必要です。

    [任意の組織] オプションが表示されていない場合は、組織外のユーザーを追加するための要件を満たしていることを確認します。

    パートナー コラボレーションから、または組織外からユーザーを招待する機能は、ArcGIS Enterprise ではサポートされていません。

  2. [組織ユーザー] ドロップダウン メニューで、プロジェクトに追加するユーザーを選択します。

    外部組織のユーザーを追加すると、そのユーザーにはプロジェクト グループへの招待が送信されます。 招待を受理するまで、ユーザーにはプロジェクトへのアクセス権は付与されません。

  3. [プロジェクト ロール] メニューで、ユーザーにディスパッチャーかモバイル作業者のロールを割り当てます。
  4. [+ ユーザー] をクリックします。

    ユーザーの名前、ユーザー ID、ロールがプロジェクトのユーザー リストに表示されます。 プロジェクトには少なくとも 1 人のディスパッチャー (デフォルト ロールとしてのディスパッチャーも含む) と 1 人のモバイル作業者が必要です。

    ヒント:

    モバイル アプリにプロジェクトを配置する前にテストを行えるよう、自分自身をモバイル作業者として追加します。

  5. [ユーザー] リストで名前をポイントし、[+ 詳細の追加] をクリックします。

    [ユーザーの詳細の編集] ウィンドウで、ディスパッチャーとモバイル作業者の連絡先番号を追加できます。 また、各モバイル作業者の役職やその他の注意事項も追加できます。 この情報は、ディスパッチャーとモバイル作業者が作業日に整理された状態を保ち、互いにつながった状態を維持するうえで役立ちます。

ヒント:

複数のモバイル作業者をプロジェクトに追加する場合は、1 人ずつ個別に追加する代わりに、.csv ファイルをアップロードすることができます。 .csv ファイルには、モバイル作業者のユーザー名以外に、ユーザーの役職、連絡先番号、各ユーザーに関するメモも追加できます。 これらの情報はプロジェクトに含まれます。

.csv ファイルからモバイル作業者を追加するには、[ファイルから作業者を追加] をクリックします。 CSV ファイルが手元にない場合は、[ファイルから作業者を追加] ウィンドウで [CSV ファイルのインポート][テンプレートの CSV ファイルのダウンロード] をクリックします。

プロジェクトからユーザーを削除

ディスパッチャーまたはモバイル作業者を間違ってプロジェクトに追加してしまった場合や、ディスパッチャーまたはモバイル作業者が別のプロジェクトへ再割り当てされたか、組織から抜けた場合は、そのディスパッチャーまたはモバイル作業者をプロジェクトから削除して、各自のアクセス権を取り消すことができます。

  1. プロジェクトの構成時に、[ユーザー] タブをクリックします。
  2. スクロールして、削除する必要のあるユーザー (ディスパッチャーまたはモバイル作業者) を見つけます。
  3. ユーザー名の右にある削除ボタン [削除] をクリックします。

    ユーザー名の横に、削除ボタン [削除] ではなく、[アクティブ] ボタンが表示されている場合は、そのユーザーを削除できません。 モバイル作業者の場合は、アサインメントが割り当てられていると、[アクティブ] ボタンが表示されます。 モバイル作業者を削除する前に、アサインメントの再割り当てを行う必要があります。 作業の作成または割り当てを行ったことのあるディスパッチャーには、[アクティブ] が表示されます。

マップのカスタマイズ

ディスパッチャー マップと作業者マップをカスタマイズすると、ディスパッチャーとモバイル作業者に関連するレイヤーを表示できます。 ディスパッチャー マップは Workforce Web アプリを使用するディスパッチャーによって使用され、作業者マップは Workforce モバイル アプリを使用するモバイル作業者によって使用されます。

マップへのレイヤーの追加

デフォルトでは、ディスパッチャー マップと作業者マップには、プロジェクトとともに生成された作業者レイヤーとアサインメント レイヤーが含まれています。 作業者マップには、プロジェクトともに生成されたテーブルも含まれます。 ディスパッチャーとモバイル作業者は、アサインメントとモバイル作業者以外の情報もマップに表示したい場合があります。 以下の手順に従って、組織のアセット レイヤーをマップに追加します。

  1. プロジェクトの [概要] タブをクリックします。
  2. [マップ] リストで、構成するマップに応じて [ディスパッチャー マップ][作業者マップ] をクリックします。

    マップにデフォルトの作業者レイヤーとアサインメント レイヤーが開きます。

    注意:

    作業者マップには、アサインメントの統合、アサインメント タイプ、ディスパッチャー テーブルも含まれます。

  3. [追加] をクリックして、対象レイヤーを追加します。

    組織のアセット レイヤーをマップに追加します。 詳細については、「ArcGIS Online へのレイヤーの追加」または「ArcGIS Enterprise へのレイヤーの追加」をご参照ください。

レイヤーを検索可能にする

レイヤーを追加したら、ディスパッチャーとモバイル作業者がマップ上でフィーチャを簡単に見つけられるように、そのレイヤーの検索を有効にすることもできます。 マップでは、そこに含まれているレイヤー、検索できるレイヤー、および検索に使用できるこれらのレイヤーのフィールドを指定します。 マップの編集中にレイヤーを追加し、検索可能なレイヤーとそのレイヤー内のフィールドをマップのアイテム詳細ページで指定します。

  1. プロジェクトの構成時に、[概要] タブをクリックします。
  2. [マップ][ディスパッチャー マップ][作業者マップ] をクリックし、そのマップを編集します。
  3. [情報] をクリックし、[詳細] をクリックします。

    新しいブラウザー タブで、アイテム詳細ページが開きます。

  4. [設定] タブをクリックします。
  5. [Web Map 設定][アプリケーション設定] セクションまでスクロールします。
  6. [位置の検索] 設定を展開し、[レイヤー] チェックボックスをオンにします。
  7. [レイヤーの追加] をクリックして、別のレイヤーを検索可能にします。
  8. 最初のドロップダウン リストでは、検索可能にするレイヤーを選択します。
  9. 2 番目のドロップダウン リストでは、検索する属性を選択します。
  10. 3 番目のドロップダウン リストで、部分一致を使用可能にする場合は [含む] オプションをそのまま使用し、完全一致を使用可能にする場合は [等しい] オプションを指定します。

フィーチャのポップアップのカスタマイズ

マップにフィーチャを追加したら、これらのレイヤーの説明的なポップアップ タイトルを作成し、ポップアップの本文をカスタマイズします。

ディスパッチャー マップにあるポップアップでは、Web アプリに表示される情報を制御します。 タイトルがフィーチャの説明として使用されます。 フィーチャからアサインメントを作成した場合は、ポップアップ タイトルに場所のテキストを入力します。 フィーチャの詳細を表示すると、ポップアップが表示されます。

作業者のマップにあるポップアップでは、モバイル作業者が確認するフィーチャ情報を制御します。

詳細については、「ArcGIS Online でのポップアップの構成」または「ArcGIS Enterprise でのポップアップの構成」をご参照ください。 ポップアップを編集したら、ポップアップの変更を承認し、マップを保存する必要があります。

ラベルの追加

ディスパッチャーとモバイル作業者は、マップ上でのラベルの確認が必要な場合があります。 ラベルをフィーチャ レイヤー向けに構成して、ラベルを有効にします。 詳細については、「ArcGIS Online でのラベルの作成」または「ArcGIS Enterprise でのラベルの作成」をご参照ください。 モバイル アプリの場合は、レイヤー上にラベルを構成する必要があります。[レイヤーの保存] を選択して、ラベルを有効にするために使用するマップの一部としてだけでなく、レイヤーのプロパティとしても構成を保存します。 Web アプリの場合は、ラベルをマップの一部またはレイヤーの一部として構成することができます。 式を使用する場合は、ラベルをレイヤーの一部として構成する必要があります。

ラベルをレイヤー上で有効にした後、ディスパッチャーまたはモバイル作業者のいずれかのマップにのみラベルが表示されるようにするには、表示しないほうのマップでそのレイヤー上のラベルを無効にします。 レイヤーを無効にするには、[コンテンツ] ウィンドウで該当するレイヤーを選択し、[その他のオプション] その他のオプション をクリックした後、[ラベルの管理] をクリックして [ラベル フィーチャ] チェックボックスをオフにします。

マップ エリアの作成

現場では、モバイル作業者は、信頼できるデータ接続が存在しないか、接続されていないエリアで作業することがよくあります。 そのため、すべての Workforce プロジェクトではオフライン使用が有効になっています。 モバイル作業者が Workforce モバイル アプリで Web マップを開くと、作業者 Web マップに対して定義されたマップ エリアが自動的にダウンロードされます。

モバイル作業者に最適なオフライン エクスペリエンスを提供するには、作業者マップの一部としてマップ エリアを作成します。

注意:

Classic プロジェクトは、オフラインで使用できません。 Classic プロジェクトでオフライン使用を可能にするには、「Classic プロジェクトの移行」をご参照ください。

レイヤーのオフライン使用の有効化

作業者 Web マップのすべてのレイヤーを Workforce モバイル アプリで使用するには、オフライン使用を有効にする必要があります。「ArcGIS Online でのレイヤーおよびマップのオフライン使用の有効化」または「ArcGIS Enterprise でのレイヤーおよびマップのオフライン使用の有効化」をご参照ください。

注意:

オフライン使用が有効になっていないレイヤーがある場合は、[マップ] の下の [作業者マップ] の横に警告が表示されます。

マップ エリアの作成

作業者マップの一部としてマップ エリアを作成すると、マップのエリアをパッケージ化し、モバイル作業者がそれをダウンロードできるようになります。 マップ エリアを作成すると、モバイル作業者がすばやく簡単にマップをダウンロードし、インターネット接続がない場所での作業に必要なすべてのデータを入手できるようになります。 Web マップを開くと、マップ エリアがデバイスに自動的にダウンロードされます。 プロジェクトに対してマップ エリアを作成しなければ、モバイル作業者が Web マップを開くと Workforce レイヤーと同期対応の参照レイヤーがダウンロードされます。

注意:

モバイル作業者は、インターネット非接続環境でもマップ エリアを使用せずに作業を行えますが、ベースマップ エリアへのアクセスが失われる可能性があります。 プロジェクトごとにマップ エリアを作成することを推奨します。

  1. プロジェクトの [概要] タブをクリックします。
  2. [マップ][オフライン マップ エリアの作成] をクリックします。

    [エリアの管理] ウィンドウが表示されます。

    注意:

    マップ エリアが作成されている場合は、[オフライン マップ エリアの作成] ボタンが [オフライン マップ エリアの管理] に変わります。

    そのあとは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でマップ エリアを作成するのと同じ手順で、モバイル作業者向けのマップ エリアを作成できます。 詳しい手順については、「ArcGIS Online でのマップ エリアの作成、編集、管理」または「ArcGIS Enterprise でのマップ エリアの作成、編集、管理」をご参照ください。

    注意:

    Workforce プロジェクトごとに 1 つのマップ エリアのみ作成できます。

マップ エリアの編集

マップ エリアを作成したら、その名前、形状、詳細レベル、またはフィーチャ レイヤー パッケージを更新するスケジュール (設定した場合) を変更できます。

マップ エリアを編集するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトの [概要] タブで [マップ][オフライン マップ エリアの管理] をクリックします。
  2. マップ エリアをクリックします。 マップ エリア ウィンドウの上部で [オプション] ボタンをクリックし、[編集] をクリックします。
  3. [マップ エリアの編集] ウィンドウで、必要に応じて、設定を変更するかマップ エリアの形状を変更します。
  4. 完了したら [保存] をクリックします。

マップの更新

新しい要件か、モバイル作業者が現場で参照する追加情報に基づいて、作業者マップまたはレイヤーを更新します。 次の変更を行うには、マップ エリアの再作成とモバイル作業者によるマップの再読み込みが必要です。

  • シンボルの変更
  • レイヤーの追加または削除
  • レイヤー スキーマの更新 (フィールドの追加や削除、リストやドメインの更新など)
  • 検索機能の更新
  • ポップアップの変更
注意:

別途指定されていない限り、これらの変更を行っても、モバイル作業者がマップを再読み込みする前に変更内容を同期することは可能です。

マップ エリアを再作成するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトの [概要] タブで [マップ][オフライン マップ エリアの管理] をクリックします。
  2. マップ エリアをクリックします。 マップ エリア ウィンドウの上部で [オプション] ボタンをクリックし、[エリアの再作成] をクリックします。
  3. [エリアの再作成] ウィンドウの [再作成] をクリックします。

    マップ エリアが再作成されます。

他の Esri アプリの連携

Workforce は、他の Esrii アプリを開くように構成できるため、モバイル作業者は WorkforceArcGIS Field MapsArcGIS CollectorArcGIS ExplorerArcGIS Navigator、および ArcGIS Survey123 と同時に操作するというシームレスな体験を実現できます。 モバイル作業者が使用している他の Esri アプリを連携するには、次の手順を実行します。

注意:

Field Maps の統合は、ArcGIS Enterprise 10.9 以降でサポートされています。

  1. プロジェクトの構成時に、[高度な設定] タブをクリックします。
  2. [アプリと連携] を展開し、モバイル作業者が Workforce と組み合わせて使用できるアプリを表示します。

    Navigator の統合はデフォルトで有効になっていますが、Field MapsCollectorExplorer、および Survey123 の統合は有効化する前に構成する必要があります。 Navigator では、Navigator で現在開いているマップがルート案内の取得に使用されるため、構成は必要ありません。 Field MapsCollector、および Explorer ではマップが開き、Survey123 では、Workforce プロジェクトまたはアサインメント タイプで使用するように構成されている調査が開きます。

  3. 必要に応じて、ArcGIS Field Maps を追加および構成します。
    1. 製品名の横にある [追加] をクリックします。

      [ステップ 1/3: ArcGIS Field Maps との連携] ダイアログ ボックスが開き、プロジェクトで使用するように構成できる Web マップが表示されます。 表示される Web マップは、自分がメンバーとして所属しているグループ内で共有されている Field Maps で使用できるマップです。

    2. 該当するプロジェクトでアサインメントが完了したら、モバイル作業者が使用するマップをクリックします。 たとえば、消火栓を点検する場合は、消火栓とその点検レポートのマップを使用するように Field Maps を構成する必要があります。

      このマップの最適な用途は、プロジェクトに参加しているユーザー全員がアクセスできるように Workforce プロジェクトのグループ内で共有することです。

    3. [次へ] をクリックします。

      [ステップ 2/3: ArcGIS Field Maps との連携] ダイアログ ボックスが開き、このマップと関連付けることのできるアサインメント タイプが表示されます。 1 つ以上のアサインメント タイプを選択することも、プロジェクト内のすべてのアサインメント タイプにマップを連携することもできます。 たとえば、プロジェクトが消火栓の点検だけを行うものであれば、すべてのアサインメント タイプに同じマップを使用します。 プロジェクトが消火栓の作業に関するもので、点検とメンテナンスが含まれている場合は、そのマップを点検のアサインメントに使用します (メンテナンス アサインメントには使用しません)。

    4. 連携が関連付けられるアサインメント タイプまたはプロジェクトを選択して、[次へ] をクリックします。

      [ステップ 3/3: ArcGIS Field Maps との連携] ダイアログ ボックスが表示されるので、Field MapsWorkforce から得られる GlobalID、作業指示 ID と位置が新しい収集の一部として使用されるかどうか、およびその使用方法を設定できます。

      注意:

      [ステップ 3/3: ArcGIS Field Maps との連携] ダイアログ ボックスは、編集が有効になったマップにのみ適用されます。 読み取り専用マップを統合する場合、[完了] をクリックします。

    5. 収集先のポイント レイヤーおよび使用するフィールドがある場合は、それらを指定して [追加] 追加 をクリックします。[完了] をクリックします。
      注意:

      ポイント レイヤーのみがサポートされています。 単一のレイヤーに含まれる情報が新しい収集の開始に使用されるため、連携によって情報を渡すことができるレイヤーは 1 つだけになります。

      ArcGIS Enterprise 10.9.1 以前を使用している場合、GlobalID、作業指示 ID と位置のフィールドのみを渡すことができます。

      ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 11.0 以降を使用している場合、[アサインメント] レイヤーの任意のフィールドを Field Maps に渡すことができます。 フィールドの連携時には、次のルールが適用されます。

      • Workforce では、作業指示 ID と位置のフィールドは文字列フィールドであるため、文字列フィールドに渡す必要があります。
      • GlobalID フィールドは、文字列または GUID フィールドに渡すことができます。
      • short integer のフィールドは、任意の整数フィールドに渡すことができます。
      • long integer のフィールドは、long integer のフィールドに渡すことができます。
      • floating のフィールドは double のフィールドに渡すことができます。
      • その他すべてのフィールド タイプは、類似のフィールド タイプに渡すことができます (たとえば、文字列フィールドは文字列フィールドに渡すことができます)。
      • コード値ドメインがあるフィールドを連携させる場合、値ではなくコードが渡されます。
      • Workforce の GUID フィールド タイプであるキー フィールド (たとえば、アサインメント タイプ、WorkerID、DispatcherID) を連携させる場合、GUID の値が渡されます。

      ArcGIS Field Maps の横に緑色のチェックマークが示され、関連するアサインメント タイプとマップの名前がアプリ名の下に表示されます。 モバイル作業者がこれらのアサインメント タイプから 1 つを選んで Field Maps を起動すると、このマップが開き、アサインメントの位置にピンがドロップされます。 GlobalID、作業指示 ID と位置が特定のフィールドに渡されると、Field Maps で新しい収集が開始され、それらの値が収集に反映されます。

  4. 必要に応じて、ArcGIS Collector を追加および構成します。
    1. 製品名の横にある [追加] をクリックします。

      ステップ 1/3: [ArcGIS Collector との連携] ダイアログ ボックスが開き、プロジェクトで使用するように構成できるマップが表示されます。 表示されるマップは、自分がメンバーとして所属しているグループ内で共有されている Collector で使用できるマップです。

    2. 該当するプロジェクトでアサインメントが完了したら、モバイル作業者が使用するマップをクリックします。 たとえば、消火栓を点検する場合は、消火栓とその点検レポートのマップを使用するように Collector を構成する必要があります。

      Collector でマップにアクセスするには、マップをグループと共有する必要があります。 プロジェクトに参加しているユーザー全員がアクセスできるように、このマップを Workforce プロジェクトのグループ内で共有することをお勧めします。

    3. [次へ] をクリックします。

      ステップ 2/3: [ArcGIS Collector との連携] ダイアログ ボックスが開き、このマップと関連付けることのできるアサインメント タイプが表示されます。 1 つ以上のアサインメント タイプを選択することも、プロジェクト内のすべてのアサインメント タイプにマップを連携することもできます。 たとえば、プロジェクトが消火栓の点検だけを行うものであれば、すべてのアサインメント タイプに同じマップを使用します。 プロジェクトが消火栓の作業に関するもので、点検とメンテナンスが含まれている場合は、そのマップを点検のアサインメントに使用します (メンテナンス アサインメントには使用しません)。

    4. 連携が関連付けられるアサインメント タイプまたはプロジェクトを選択して、[次へ] をクリックします。

      [ステップ 3/3: ArcGIS Collector との連携] ダイアログ ボックスが表示されるので、CollectorWorkforce から得られる GlobalID、作業指示 ID と位置が新しい収集の一部として使用されるかどうか、およびその使用方法を設定できます。

    5. 収集先のポイント レイヤーおよび使用するフィールドがある場合は、それらを指定して [追加] 追加 をクリックします。[完了] をクリックします。
      注意:

      ポイント レイヤーのみがサポートされています。 単一のレイヤーに含まれる情報が新しい収集の開始に使用されるため、連携によって情報を渡すことができるレイヤーは 1 つだけになります。

      ArcGIS Enterprise 10.9.1 以前を使用している場合、GlobalID、作業指示 ID と位置のフィールドのみを渡すことができます。

      ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 11.0 以降を使用している場合、[アサインメント] レイヤーの任意のフィールドを Collector に渡すことができます。 フィールドの連携時には、次のルールが適用されます。

      • Workforce では、作業指示 ID と位置のフィールドは文字列フィールドであるため、文字列フィールドに渡す必要があります。
      • GlobalID フィールドは、文字列または GUID フィールドに渡すことができます。
      • short integer のフィールドは、任意の整数フィールドに渡すことができます。
      • long integer のフィールドは、long integer のフィールドに渡すことができます。
      • floating のフィールドは double のフィールドに渡すことができます。
      • その他すべてのフィールド タイプは、類似のフィールド タイプに渡すことができます (たとえば、文字列フィールドは文字列フィールドに渡すことができます)。
      • コード値ドメインがあるフィールドを連携させる場合、値ではなくコードが渡されます。
      • Workforce の GUID フィールド タイプであるキー フィールド (たとえば、アサインメント タイプ、WorkerID、DispatcherID) を連携させる場合、GUID の値が渡されます。

      ArcGIS Collector の横に緑色のチェックマークが示され、関連するアサインメント タイプとマップの名前がアプリ名の下に表示されます。 モバイル作業者がこれらのアサインメント タイプから 1 つを選んで Collector を起動すると、このマップが開き、アサインメントの位置にピンがドロップされます。 GlobalID、作業指示 ID と位置が特定のフィールドに渡されると、Collector で新しい収集が開始され、それらの値が収集に反映されます。

  5. 必要に応じて、ArcGIS Explorer を追加および構成します。
    1. 製品名の横にある [追加] をクリックします。

      [ステップ 1/2: ArcGIS Explorer との連携] ダイアログ ボックスが開き、プロジェクトで使用するように構成できる Web マップが表示されます。 表示される Web マップは、2014 年 7 月以降に作成された、自分がメンバーとして所属している組織またはグループ内で共有されている Explorer で使用できるマップです。 パブリックなマップ (すべての人と共有されているマップ) を Workforce と連携させることはできません。

    2. 該当するプロジェクトでアサインメントが完了したら、モバイル作業者が使用するマップをクリックします。 たとえば、照明器具のメンテナンスや電球の交換を行う場合は、照明器具のマップを使用するように Explorer を構成します。

      このマップの最適な用途は、プロジェクトに参加しているユーザー全員がアクセスできるように Workforce プロジェクトのグループ内で共有することです。

    3. [次へ] をクリックします。

      ステップ 2/2: [ArcGIS Explorer との連携] ダイアログ ボックスが開き、このマップと関連付けることのできるアサインメント タイプが表示されます。 1 つ以上のアサインメント タイプを選択することも、プロジェクト内のすべてのアサインメント タイプにマップを連携することもできます。 たとえば、プロジェクトが照明器具のメンテナンスだけを行うものであれば、すべてのアサインメント タイプに同じマップを使用します。 プロジェクトがビルのメンテナンスの構築に関するもので、照明器具と造園が含まれている場合は、そのマップを照明器具のアサインメントに使用します (造園のアサインメントには使用しません)。

    4. 連携が関連付けられるアサインメント タイプまたはプロジェクトを選択して、[完了] をクリックします。

      ArcGIS Explorer の横に緑色のチェックマークが示され、関連するアサインメント タイプとマップの名前がアプリ名の下に表示されます。 モバイル作業者がこれらのアサインメント タイプから 1 つを選んで Explorer を起動すると、このマップが開き、アサインメントの位置が中央に表示されます。

    ArcGIS Navigator は、デフォルトで構成されているため、その横に緑色のチェックマークが表示されています。

  6. Navigator を無効にするには、[削除] をクリックします。
  7. 必要に応じて、ArcGIS Survey123 を追加および構成します。
    1. 製品名の横にある [追加] をクリックします。

      ステップ 1/3: [ArcGIS Survey123 との連携] ダイアログ ボックスが開き、プロジェクトで使用するように構成できる調査が表示されます。 表示される調査は、自分がメンバーとして所属している組織またはグループ内で共有されている Survey123 で使用できる調査です。 パブリックな調査 (すべての人と共有されている調査) を Workforce と連携させることはできません。

    2. 該当するプロジェクトでアサインメントが完了したら、モバイル作業者が使用する調査をクリックします。 たとえば、鯨観測プロジェクトでは、確認された鯨種の調査を使用するように Survey123 を構成する必要があります。

      この調査の最適な用途は、プロジェクトに参加しているユーザー全員がアクセスできるように Workforceプロジェクトのグループ内で共有することです。

    3. [次へ] をクリックします。

      ステップ 2/3: [ArcGIS Survey123 との連携] ダイアログ ボックスが開き、この調査と関連付けることのできるアサインメント タイプが表示されます。 1 つ以上のアサインメント タイプを選択することも、プロジェクト内のすべてのアサインメント タイプに調査を連携することもできます。 たとえば、プロジェクトが鯨に関するものだけである場合、すべてのアサインメント タイプに同じ調査を使用します。 プロジェクトが野生動物の観測に関するもので、さまざまな動物を対象としている場合は、そのマップを鯨の観測アサインメントに使用します (野鳥観測のアサインメントには使用しません)。

    4. 連携が関連付けられるアサインメント タイプまたはプロジェクトを選択して、[次へ] をクリックします。

      [ステップ 3/3: ArcGIS Survey123 との連携] ダイアログ ボックスが表示されるので、Survey123Workforce から得られる GlobalID、作業指示 ID と位置が新しい調査の質問に対する回答として使用されるかどうか、およびその使用方法を設定できます。

    5. 値ごとに回答する質問がある場合は、その質問を指定します ([追加] 追加 をクリックします)。[完了] をクリックします。
      注意:

      ポイント レイヤーのみがサポートされています。 単一のレイヤーに含まれる情報が新しい収集の開始に使用されるため、連携によって情報を渡すことができるレイヤーは 1 つだけになります。

      ArcGIS Enterprise 10.9.1 以前を使用している場合、GlobalID、作業指示 ID と位置のフィールドのみを渡すことができます。

      ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 11.0 以降を使用している場合、[アサインメント] レイヤーの任意のフィールドを Survey123 に渡すことができます。 フィールドの連携時には、次のルールが適用されます。

      • Workforce では、作業指示 ID と位置のフィールドは文字列フィールドであるため、文字列フィールドに渡す必要があります。
      • GlobalID フィールドは、文字列または GUID フィールドに渡すことができます。
      • short integer のフィールドは、任意の整数フィールドに渡すことができます。
      • long integer のフィールドは、long integer のフィールドに渡すことができます。
      • floating のフィールドは double のフィールドに渡すことができます。
      • その他すべてのフィールド タイプは、類似のフィールド タイプに渡すことができます (たとえば、文字列フィールドは文字列フィールドに渡すことができます)。
      • コード値ドメインがあるフィールドを連携させる場合、値ではなくコードが渡されます。
      • Workforce の GUID フィールド タイプであるキー フィールド (たとえば、アサインメント タイプ、WorkerID、DispatcherID) を連携させる場合、GUID の値が渡されます。

      ArcGIS Survey123 の横に緑色のチェックマークが示され、関連するアサインメント タイプと調査の名前がアプリ名の下に表示されます。 モバイル作業者が Survey123 を起動すると、この調査が開き、アサインメントの位置にジオポイントが作成されます。

プロジェクトのテスト

ディスパッチャーとモバイル作業者が正常に作業を行えることを確認するには、次の手順に従ってプロジェクトをテストします。

  • サンプル アサインメントを作成します。 プロジェクトを使用する際、作成したアサインメント数が、アクティブだと想定されるアサインメント数を適切に表現していることを確認します。
  • 一部のディスパッチャーとモバイル作業者でプロセスを一通り実行します。 プロジェクトを使用する際に作業を行う予定のすべての参加者で完全なテストを実施します。 これにより、プロジェクトが適切に構成されていることを確認でき、アサインメントのタイプがディスパッチャーとモバイル作業者の双方が納得できるものになっているかどうか、 モバイル作業者とディスパッチャーが適切に定義されているか、といった問いに答えることができます。
  • プロジェクトに複数のモバイル作業者でしかできない作業タイプまたは 1 人のモバイル作業者のみでできる作業タイプが存在する場合、これらの作業タイプがワークフロー内で適切に設定されていることを確認します。 プロジェクトにこれらの作業タイプが存在することが適切な場合もあれば、混乱を招く場合もあるでしょう。
  • マップ エリアがモバイル デバイスに正常にダウンロードされ、モバイル作業者が必要な情報がすべて含まれていることを確認します。
  • 作業者マップが想定どおりにオフラインで動作していることを確認します。
  • アプリ連携が想定どおりに動作していることを確認します。
ヒント:

問題が見つかった場合は、プロジェクトを編集して再テストします。 プロジェクトを編集するには、[マイ プロジェクト] に移動し、プロジェクトの上にマウス ポインターを合わせ、[構成] 構成 をクリックします。 自分が所有するプロジェクトの構成と削除を行うオプションがあります。

Workforce では、ディスパッチャーおよびモバイル作業者がバック オフィスと現場で共通のビューを使用するため、現場で常に整理された状態を保ち、進捗をレポートできます。 多くのプロジェクトを Workforce に移行することで、オーバーヘッドを減らし、生産性を高めることができます。

Classic プロジェクトの移行

2020 年 7 月以前にリリースされた Workforce で作成されたプロジェクトは、Workforce Web アプリの [プロジェクト] ページの [Classic プロジェクト] にリストされます。これらのプロジェクトでの作業は引き続き行えますが、オフライン使用を有効にすることはできません。 Classic プロジェクトを移行してオフライン使用を有効にするには、次の手順に従います。

  1. [プロジェクト] ページで、移行したい Classic プロジェクトを選択し、[プロジェクトの移行] をクリックします。

    [プロジェクトの移行] ウィンドウが表示されます。

  2. [新しいプロジェクト名] テキスト ボックスに名前を入力します。

    注意:

    Classic プロジェクトとは異なる名前でなければなりません。

  3. 新しいプロジェクトに移行するレイヤーを選択します。

    Workforce は、プロジェクトのアサインメント タイプとモバイル作業者を自動的に移行します。 [プロジェクトの移行] ウィンドウでディスパッチャー、アサインメントの連携、Web マップを選択すると、それらを移行できます。

    注意:

    Workforce プロジェクトの移行スクリプトを使用すると、既存のアサインメント データを新しいプロジェクトに移行できます。

  4. [プロジェクトの移行] をクリックします。

    移行したプロジェクトが [プロジェクト] ページに追加され、オフライン使用が可能になります。