プロジェクト所有者に関するトラブルシューティング

以下のトラブルシューティング方法は、Workforce プロジェクトで直面する可能性のある問題を解決するのに役立ちます。

注意:

Workforce モバイル アプリで発生したエラーは、トラブルシューティング ログに書き込まれます。 モバイル アプリのトラブルシューティング ログにアクセスするには、[プロファイル] プロファイル に移動して [トラブルシューティング] をタップします。

数名のモバイル作業者のマップ上の位置がしばらく変わっていない様子でしたが、これらの作業者からマップ上に示された位置にはもういないという報告がありました。 作業者の位置が更新されないのは、どのような理由からですか?

この状況が起こりうるシナリオはいくつかあります。 モバイル作業者がネットワーク接続されていない場合は、自分の位置を更新できません。位置を更新するには、インターネット接続が必要です。 モバイル作業者のステータスが [休憩中][終業] に設定されている場合、そのモバイル作業者の位置はマップ上で更新されません。ステータスは [作業中] に設定される必要があります。 モバイル作業者がアプリをシャット ダウンする前か、別のプロジェクトを開く前にステータスを [終業] に設定しなかった場合は、そのモバイル作業者の位置は最新の状態ではない可能性があります。

詳細については、「モバイル作業者の監視」をご参照ください。

Workforce プロジェクトの所有者が組織から脱退したか、プロジェクトの責任者が別のメンバーに変更されました。 プロジェクトの所有権を別のメンバーに変更するにはどうすればよいですか?

Workforce プロジェクトの所有者のみが設定できる処理のため、プロジェクトの所有者を変更する必要があります。 この作業は Workforce アプリを通じて行うことはできませんが、ブラウザーでポータルにサイン インして実行することができます。 プロジェクトの所有権を別のメンバーに移すには、次の両方の作業を行う必要があります。

  • Workforce によって作成されたすべてのアイテムの所有者を新しい所有者に変更します。 これには、Workforce フィーチャ サービスと、ディスパッチャーおよび作業者 Web マップが含まれます。
  • プロジェクト グループの所有者を新しい所有者に変更します。
    注意:

    プロジェクトの新しいグループを作成したり、そのグループとすべてのアイテムを共有したりすることはできません。 元のグループを引き続き使用する必要がありますが、グループを編集するだけでなく、グループにコンテンツを追加することもできます。 ユーザーを招待することはできますが、Workforce Web アプリを使用して追加しない限り、そのユーザーはプロジェクトで作業することはできません。

アプリ連携が動作しなくなりました。

Field MapsCollectorExplorer、または Survey123 との連携は正常に動作していましたが、最近モバイル作業者から関連付けられたマップや調査にアクセスできないという報告を受けるようになりました。 また、プロジェクトの [高度な設定] タブに、マップや調査の共有権限が変更されたか、アクセスできないといった、エラー メッセージが表示されることがあります。

プロジェクト設定を開き、[高度な設定] タブを確認します。

  • メッセージが表示されず、連携が有効であるように見える場合、プロジェクト所有者であるあなたにアクセス権限がありますが、モバイル作業者にはアクセス権限が与えられていない可能性があります。 ポータル Web サイト (ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise) にある連携済みのマップまたは調査に移動し、モバイル作業者がアクセスできるように共有権限を更新します。 これを行う最適な方法は、マップや調査を Workforce プロジェクト グループと共有することです。
  • [Field Maps マップに対する共有権限が変更されています (ID: <アイテム ID>)][Collector マップに対する共有権限が変更されています (ID: <アイテム ID>)][Explorer マップに対する共有権限が変更されています (ID: <アイテム ID>)]、または [Survey123 フォームに対する共有権限が変更されています (ID: <アイテム ID>)] が表示された場合、アイテムのアクセス権が変更され、アクセス権を持つどのグループにもアイテムが存在しなくなっているか、アイテムがパブリックに (すべてのユーザーと) 共有されています。 これは、プロジェクト所有者がそのマップを所有しているかどうかにかかわらず表示されます。 そのアイテムを所有している場合、または組織の管理者である場合は、ポータル Web サイトで共有レベルを更新してください。 アイテムを所有しておらず、組織の管理者でもない場合は、管理者がこの問題を解決できる可能性があります。 マップまたは調査の ID をメッセージからコピーし、管理者に送信してください。 管理者は、ポータル Web サイトにサイン インし、その ID を検索して、そのアイテムの共有レベルを修正することができます。

  • [Field Maps マップが存在しないか、アクセスできません (ID: <アイテム ID>)][Collector マップが存在しないか、アクセスできません (ID: <アイテム ID>)][Explorer マップに対する共有権限が変更されています (ID: <アイテム ID>)]、または [Survey123 フォームが存在しないか、アクセスできません (ID: <アイテム ID>)] が表示された場合、そのアイテムは削除されたか、アイテム自体が無効になっています。 これを解決する方法は、メッセージを表示しているアプリ (Field MapsCollectorExplorer、または Survey123) に対するアプリ連携数によって異なります。

    1 つのマップまたは調査のみと連携していた場合、メッセージの右側にある [リセット] をクリックして、Workforce 内のアプリ連携をリセットします。 これにより、そのアプリ (Field MapsCollectorExplorer、または Survey123) に対する連携が解除され、連携するためのマップまたは調査を作成することで、連携を再作成できます。

    複数のマップまたは調査と連携している場合は、Esri テクニカル サポートまでご連絡ください。 サポート担当者が、無効なマップまたは調査を 1 つ削除して、そのアプリに対する他の連携をそのままにする手順を案内します。

    注意:

    メッセージを表示しているアプリに対する全連携を再設定する場合は、[リセット] ボタンを使用して連携をリセットすることができます (無効な連携の場合など)。 一度ボタンをクリックすると、すべての連携が解除されるため、テクニカル サポートではそのアプリに対する過去の連携を元に戻すことはできません。 このため、マップや調査の連携を再度設定する必要があります。

最初のアサインメント タイプを追加する際や、ポータルをアイドル状態にした後にアサインメント タイプを追加する際に、[割り当てタイプを追加できません] というエラー メッセージが表示されます。

ArcGIS Enterprise 上の Workforce で問題が発生しました。

タイル パッケージをオフライン ベースマップに使用するよう作業者 Web マップを構成しましたが、ArcGIS Workforce に表示されません。

この設定は有効にできますが、Workforce ではオフライン ベースマップでタイル パッケージを使用できません。

アサインメントまたは作業者シンボルを変更しました。元のシンボルに戻すにはどうしたらよいですか?

次のアサインメントおよび作業者シンボルをダウンロードします。

Workforce プロジェクトを構成する際は、[Worker] マップまたは [Dispatcher] マップを開き、元のシンボルを使用して [Assignments] レイヤーまたは [Workers] レイヤーのシンボルを変更します。 レイヤー シンボルをカスタマイズする方法については、「ArcGIS Enterprise でのスタイルの変更」または「ArcGIS Online でのスタイルの変更」をご参照ください。

Workforce プロジェクトにユーザーを追加すると、[ユーザーを追加できません] エラーが発生します。

[ユーザーを追加できません] エラーが発生した場合は、次の要件が満たされていることを確認します。

ArcGIS Enterprise アカウントを使用して Workforce モバイル アプリでマップを開くと、マップを開いたりダウンロードしたりできない旨のエラー メッセージが表示されます。

プロジェクトの所有者がポータルを読み取り専用に設定した場合、Workforce モバイル アプリでマップを開いたりダウンロードしたりすることはできません。詳細については、「ArcGIS Enterprise の読み取り専用モード」をご参照ください。

ディスパッチャー Web マップにレイヤーを追加しましたが、日付フィールドで構成したラベルが予想どおりに書式設定されません。

ディスパッチャー Web マップで日付ラベルを書式設定するには、カスタム Arcade 式を使用する必要があります。 ラベルを作成する際に Arcade 式を作成することができます。 以下に例を示します。

ラベルArcade

12/21/1997

return Text($feature["DatePlanted"],'M/D/Y')

12/21/1997, 18:00

return Text($feature["DatePlanted"],'M/D/Y, HH:MM')

December 21, 1997

return Text($feature["DatePlanted"],'MMMM D, Y')

詳細については、「Arcade のテキスト関数」をご参照ください。

注意:

ラベルに対する Arcade 式のカスタマイズは、ディスパッチャー Web マップに追加されたレイヤーにのみ適用されます。 デフォルトの Assignment および Workers レイヤーは、ラベルをサポートしていません。


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