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ArcGIS Workforce は、位置情報による意思決定の力を活用してモバイル作業員の調整能力とチームワークを改善するモバイル ソリューションです。 これは、オフィス内でプロジェクト管理者とディスパッチャーが使用する Web アプリと、モバイル作業者が各自のデバイス上で使用するモバイル アプリから構成されます。 ArcGIS Workforce を使用する組織には、次の利点がもたらされます。
- 1 つのデバイスで必要なことがすべてできる - モバイル作業者は、作業のアサインメントの表示および処理、作業のステータスの更新、他のユーザーへの自分の位置の通知などを 1 つのデバイスで実行できます。
- 敏捷性の向上 - ディスパッチャーは、位置情報をリアルタイムに使用して、すばやく現場作業に優先順位を付けて割り当てることができます。これにより、作業が適切なタイミングで適切な作業者に割り当てられるようになります。
- 生産性の向上 - 時間がかかり、間違いが起きやすい手作業での作業員管理工程がなくなり、ダウンタイムが短縮され、プロジェクトを予定どおりに進めることができます。
ArcGIS Workforce には、ArcGIS Workforce モバイル アプリと ArcGIS Workforce Web アプリの 2 つのアプリが付属しています。
ArcGIS Workforce モバイル アプリは、Android デバイス向けには Google Play、iPad および iPhone 向けには App Store で提供されています。
注意:
Google Play にアクセスできない場合は、Esri から Workforce をダウンロードするための技術資料をご参照ください。
モバイル アプリの Classic バージョン (Workforce for ArcGIS としてリストされる) は、Android デバイス向けには Google Play、iPad および iPhone 向けには App Store で提供されています。
Workforce Web アプリには、ポータルからアクセスします。 アクセス方法は、使用しているソフトウェアによって異なります。
- ArcGIS Online を使用している場合は、アプリ ランチャーから Workforce Web アプリにアクセスするか、https://www.arcgis.com/apps/workforce にアクセスします。
- ArcGIS Enterprise を使用している場合は、アプリ ランチャーから Workforce Web アプリにアクセスするか、https://host.domain.com/webadaptor/apps/workforce/ にアクセスします (ホスト、ドメイン、および WebAdaptor は、お使いのポータル情報に置き換えられます)。
注意:
ArcGIS Workforce でサポートされているオフライン使用対応のプロジェクトを作成できる Workforce Web アプリの最新バージョンは、ArcGIS Enterprise 10.9 以降にデフォルトでインストールされています。
ArcGIS Enterprise 10.8.1 上の Workforce Web アプリの最新バージョンにアクセスするには、Portal for ArcGIS 10.8.1 ArcGIS Workforce General Patch をインストールする必要があります。
Workforce に必要な権限は、ユーザーのロールによって異なります。 プロジェクトを作成および管理するプロジェクト所有者は、次の権限を持っている必要があります。
- グループ: 作成、更新、および削除
- グループ: 他の組織からメンバーを追加
- コンテンツ: 作成、更新、および削除
- コンテンツ: ホスト フィーチャ レイヤーの公開
- 共有: グループで共有
- フィーチャ: 編集またはフィーチャ: フル コントロールによる編集
注意:
[グループ: 他の組織からメンバーを追加] 権限は、プロジェクト所有者が組織外のユーザーを Workforce プロジェクトに招待する場合にのみ必要です。
組織外のユーザーを招待する機能は、ArcGIS Enterprise ではサポートされていません。
アサインメントを作成および割り当てるディスパッチャーと、アサインメントを実行するモバイル作業者は、[フィーチャ: 編集] または [フィーチャ: フル コントロールによる編集] 権限を持っている必要があります。
詳細については、「ArcGIS Online の権限」または「ArcGIS Enterprise の権限」をご参照ください。
Workforce は、ArcGIS 組織サイト (ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise) のメンバーが利用できます。 詳細については、「利用規約」をご参照ください。
Workforce は、位置情報による意思決定の力を活用してフィールド作業の調整能力を改善するモバイル ソリューションです。 Workforce モバイル アプリは、新しい機能が追加される予定はありませんが、引き続きサポートされます。 新しい機能は、新しい ArcGIS Field Maps アプリの一部になる予定です。 Workforce Web アプリの保守は、引き続き行われます。ただし、現時点で新しい機能の計画はありません。
ArcGIS Field Maps は、モバイル作業員がマップ ベースのワークフローを実行するために必要な唯一のアプリになります。 データの収集、マップのマーク アップ、位置のトラッキングの取得、アサインメントの完了、および対象物へのナビゲートを、1 つのアプリからすべて実行できるようになります。 ArcGIS Field Maps アプリにはベータ プログラムがあり、3 つのフェーズでリリースされます。最初のフェーズは、2020 年第 3 四半期に利用可能になる予定です。 「ArcGIS Field Maps」の詳細
フィードバックは Esri Community ArcGIS Workforce のコミュニティ ページからお送りいただけます。 モバイル アプリ内にもフィードバックのオプションがあります。 アプリの使用中に問題が発生した場合は、Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。
Web アプリ
Classic プロジェクトとは、オフライン使用が有効になっていないプロジェクトのことです。 2020 年 8 月以前にリリースされた Workforce で作成されたプロジェクトは Classic としてラベル付けされ、[プロジェクト] ページの [Classic プロジェクト] に表示されます。 Classic プロジェクトは、モバイル アプリの Classic バージョンにのみ表示され、Workforce for ArcGIS としてリストされます。 ArcGIS Workforce には表示されません。
Classic プロジェクトをオフライン使用対応のプロジェクトに移行する方法については、「Classic プロジェクトの移行」をご参照ください。 Classic プロジェクトを作成するには、「ArcGIS API for Python の使用」をご参照ください。
Workforce は、ArcGIS Field Maps、ArcGIS Collector、ArcGIS Explorer、ArcGIS Navigator、および ArcGIS Survey123 との連携をサポートしています。 アプリと連携すると、ルート案内、作業の実施に必要なマップおよび調査が利用できるため、モバイル作業者の効率を最大限に高めます。
注意:
Field Maps の統合は、ArcGIS Enterprise 10.9 以降でサポートされています。
Field Maps は、マップ中心のフィールド アプリであり、マップを表示したり、新規の情報を収集したり、組織で管理されている既存のデータを調査したりすることができます。 Field Maps 連携を追加すると、Workforce で正確なマップが開き、アサインメントの位置が特定されるため、マップを表示したり、すばやくデータを収集したりできるようになります。 詳細については、「他の Esri アプリの連携」をご参照ください。
Collector は、マップ中心のフィールド データ収集アプリであり、新規の情報を収集したり、組織で管理されている既存のデータを調査したりすることができます。 Collector 連携を追加すると、Workforce で正確なマップが開き、アサインメントの位置が特定されるため、すばやくデータを収集できるようになります。 詳細については、「他の Esri アプリの連携」をご参照ください。
Explorer は、データおよび資産情報へのアクセスに使用するマップ表示アプリです。 Explorer と連携することで、Workforce でアサインメントが中央に配置された適切なマップが表示されます。 詳細については、「他の Esri アプリの連携」をご参照ください。
Navigator では、Esri 提供のマップまたはユーザー独自のマップを使用して、モバイル作業者がアサインメントの位置に到着できるようにします。 Navigator 連携を追加すると、Workforce で Navigator を開いて、作業者の現在位置からアサインメントの位置までのルート案内を利用できるようになります。 Navigator との連携は、デフォルトで有効になっています。
Survey123 は、調査票に基づくデータ収集アプリであり、回答するための条件付きロジックを利用した事前定義の質問で構成されている調査を実施することができます。 Survey123 統合を追加すると、Workforce で正確な調査が開きます。 詳細については、「他の Esri アプリの連携」をご参照ください。
次のバージョンが必要です。
- ArcGIS Field Maps 20.1.0 以降
- ArcGIS Collector 17.0.3 以降
- ArcGIS Explorer 17.1.0 以降
- ArcGIS Navigator 2.0 以降
- ArcGIS Survey123 1.6 以降
作業指示や資産管理システムとの連携は、一般的なリクエストです。 通常、これはアサインメントの作成を自動化するためのものです。 自動化とスクリプトを通じて、Workforce で動作するアサインメントを作成することができます。
繰り返しまたは連続的なアサインメントの作成は、一般的なリクエストです。 自動化とスクリプトを使用して、Workforce でこれらのタイプのアサインメントを作成することができます。
別の組織で管理されているプロジェクトを使用できるようにするには、そのプロジェクトのグループに加入するための組織からの招待を受理する必要があります。 詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「グループへの加入とグループの使用」をご参照ください。
モバイル作業者のステータスと位置は、Workforce モバイル アプリで同期が行われるたびに更新されます。モバイル作業者がインターネット接続されていれば、Workforce は 15 分間隔で自動的に同期します。 モバイル作業者がアサインメント、作業者のステータス、または位置を更新すると、60 秒間隔で自動的に同期します。 インターネット接続されていれば、モバイル作業者はモバイル アプリで [今すぐ同期] をタップし、手動で同期を行うこともできます。
注意:
[アサインメント] レイヤーに更新間隔を設定した場合、Workforce が 1 分ごとに自動的に同期します。 バッテリーの最適化設定が有効な場合、Workforce は代わりに 15 分間隔で自動的に同期します。
自動同期は、アプリがデバイスのフォアグラウンドに表示されているか、デバイスのバックグラウンドで実行されている場合に行われます。
以下の条件に当てはまる場合、Workforce Web アプリでは作業者のステータスや位置が更新されません。
- モバイル作業者がインターネット接続されていない。
- モバイル作業者が前回の位置から 10 メートル未満しか移動していない。
- モバイル作業者が、作業者のステータスを [休憩中] または [終業] に変更している。 モバイル作業者のステータスがこれらのいずれかである場合、位置は更新されません。
- モバイル作業者が、Workforce が位置情報にアクセスすることを許可していない。
モバイル アプリ
別の組織で管理されているプロジェクトを使用できるようにするには、そのプロジェクトのグループに加入するための組織からの招待を受理する必要があります。 詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「グループへの加入とグループの使用」をご参照ください。
Workforce と連携できるのは、ArcGIS Field Maps、ArcGIS Collector、ArcGIS Explorer、ArcGIS Navigator、および ArcGIS Survey123 のどのバージョンですか?
次のバージョンが必要です。
- ArcGIS Field Maps 20.1.0 以降
- ArcGIS Collector 17.0.3 以降
- ArcGIS Explorer 17.1.0 以降
- ArcGIS Navigator 2.0 以降
- ArcGIS Survey123 1.6 以降
ヒント:
ArcGIS Navigator、ArcGIS Field Maps、ArcGIS Collector、または ArcGIS Survey123 をそれぞれ使用するようにプロジェクトが設定されており、必要なアプリがデバイスにインストールされている場合のみ、Workforce で [アサインメント地点へのルート案内]、[Field Maps で開く]、[アサインメント地点で収集]、および [アサインメント地点で調査フォーム入力] を使用できます。
Workforce は、モバイル作業者の現在位置を捕捉します。 これは位置情報の共有とは異なります。位置情報の共有は過去の位置を保存し、保存されたポイントをもとにトラッキングを作成する機能です。 位置情報の共有は Workforce ではサポートされていませんが、ArcGIS Field Maps ではサポートされています。 2 つのアプリを、同じモバイル デバイスで並べて使用できます。
Android および iOS デバイスで利用できる ArcGIS Field Maps モバイル アプリは、バックグラウンドでの位置情報の共有に最適化されており、デバイスのバッテリーへの影響を最小限に抑えます。 このモバイル アプリでは、データ接続に関係なくトラッキングが記録され、モバイル ユーザーはトラッキングされる期間とトラッキングされない期間を制御できます。 Field Maps を使用して現場従業員のトラックを記録し、現在の位置を監視し、それまでたどった位置を解析します。
注意:
位置情報の共有機能は ArcGIS Online および ArcGIS Enterprise 10.7 以降で利用できます。
iOS では、Workforce は、Field Maps で収集されたトラッキングの表示をサポートし、モバイル ユーザーが作業中にトラッキングを確認できます。 Field Maps は、トラッキングをデバイス上にローカル保存するため、オフライン時でも利用できます。 Workforce でトラッキングを表示するには、[レイヤー] の [マイ トラック] をオンにします。 表示されるトラックは Field Maps を使用して構成され、トラックの表示用に作成した設定が適用されます。
注意:
Workforce でトラッキングを表示するには、ArcGIS Field Maps をインストールする必要があり、同じユーザーが Field Maps と Workforce の両方にサイン インする必要があります。
注意:
表示されるアサインメントの最大数を変更すると、Workforce モバイル アプリでパフォーマンスと安定性の問題が発生する可能性があります。
Android デバイスでは、[To do] リストと [完了] リストは、デフォルトで、最大 500 アサインメントを表示します。 表示されるアサインメントの最大数を変更するには、[プロファイル] に移動して [トラブルシューティング] をタップします。 [アサインメントの最大数] をタップして、各リストに表示するアサインメントの最大数を入力します。 値をクリアすると、表示するアサインメントの数の制限がなくなります。
注意:
iOS デバイスには、アサインメントの制限またはアサインメントの最大数の設定はありません。