注意:
このトピックには、Map Viewer Classic に関連する情報が含まれています。 マップ ビューアーの機能が強化されました。 アプリ ランチャーから Map Viewer を開いて起動できます。 詳細については、Map Viewer のヘルプ ドキュメントをご参照ください。
マップでは大量の地理データを表示でき、一般的にこれらのレイヤーは重なり合っています。 レイヤーが描画されているだけで十分にフィーチャを説明したり、識別することができますが、特定のシンボルや色以外の方法を使用して、マップで説明したいことを伝える必要がある場合があります。 ここで役立つ表現方法が、フィーチャのラベリングです。 ラベルはレイヤー内のフィーチャを記述する数個の短いテキストであり、表示されているフィーチャを利用者が理解するための助けとなります。 ラベルのテキストは通常、レイヤーの属性から作られます。 表示する属性 (例: フィーチャの名前や種類) を 1 つ以上選択します。
Arcade で記述したカスタム属性式を作成して、フィーチャ レイヤーにラベル付けすることもできます。 たとえば、Arcade 式を作成して、月別売上高フィールドの値を合計することで、個々の販売テリトリーにおける年間売上金額を取得することができます。 式がレイヤーですでに使用可能になっている場合は、その式をラベリングに使用できます。 また、Map Viewer Classic で Arcade 式を直接編集することもできます。
Map Viewer Classic は、マップ上またはフィーチャの近くにラベルを自動的に配置します。 テキスト サイズ、色、およびスタイルを変更して、それぞれのレイヤーのラベルを簡単に区別させることができます。 また、ラベルをマップに描画するときのズーム レベルを指定することもできます。
ラベルの作成
次のタイプのレイヤーでフィーチャのラベルを作成できます。
- ストリーミング フィーチャ レイヤーを含むフィーチャ レイヤー (ホストおよび ArcGIS Server)
- ダイナミック レイヤーをサポートする ArcGIS Server マップ イメージ レイヤー
- ArcGIS Server マップ イメージ レイヤーから取得された個々のレイヤー
- OGC WFS レイヤー
- Web 上の CSV
- ファイルからインポートされたレイヤー
- サイン インしていることと、コンテンツを作成する権限を持っていることを確認します。
- Map Viewer Classic を開き、[詳細] をクリックして、[コンテンツ] をクリックします。
- ラベリングするフィーチャを含むサブレイヤーを参照し、[その他のオプション] をクリックして、[ラベルの作成] をクリックします。
- [ラベル フィーチャ] チェックボックスがオンになっていない場合は、オンにします。
- 次のいずれかを実行して、ラベル テキストを指定します。
- [テキスト] ドロップダウン メニューから、ラベルとして使用するフィールド値を選択します。 また、フィールド値の代わりに、またはフィールド値に加えて、静的テキストを入力することもできます。
- そのレイヤー用に作成されたカスタム Arcade 式を使用するには、[テキスト] ドロップダウン メニューの下部でその式を選択します。 式またはその名前を編集する場合、[式の編集] ボタンをクリックし、エディター ウィンドウを使用して式を編集します。
- 新しい Arcade 式を作成する場合は、[テキスト] ドロップダウン メニューから [新しい式] を選択し、エディター ウィンドウを使用して式を作成し名前を付けます。 これまでに、スタイル設定やポップアップで使用される式がレイヤー向けに作成された場合は、その式をエディター ウィンドウの [既存] タブから選択し、自分の式を構築できます。
ヒント:
Arcade の機能については、機能の横にある [情報] ボタンをクリックして、機能に関する参照情報を表示します。
- 次のいずれかを実行して、ラベルを表示する方法を指定します。
- テキストのサイズ、スタイル、および色を調整します。
- チェックボックスをオンにすると、テキスト周辺にハローのアウトラインが追加され、ハローの幅と色を選択できます。
- フィーチャを基準としたラベルの配置方法を選択します。
- さまざまなズーム レベルでラベルの表示を調整します。 ラベルの表示に最大および最小のズーム レベルを設定するには、[表示範囲] スライダー上の 1 つまたは両方のハンドルをドラッグします。 国、市、および建物などのワードは、最適なズーム レベルの選択に役立ちます。 より正確に縮尺を設定する場合は、縮尺ラベルの横にあるドロップダウン メニューをクリックして、表示端数を入力するか事前に定義された縮尺を選択します。
- ラベルの作成が終了したら [OK] をクリックします。
- 保存するレイヤーを参照し、[その他のオプション] をクリックして [レイヤーの保存] をクリックし、構成をアイテムのプロパティとして保存します。 アイテム プロパティを保存できるのは、レイヤーを所有している場合、または新しいアイテムとして保存する場合のみです。
- ラベルを持つレイヤーが複数ある場合は、ラベルの表示のされ方に影響を与えるためにレイヤーを整理することができます。 マップ コンテンツの最上部にあるレイヤーが最初にラベリングされ、最も多くのラベルを含みます。 次にマップ コンテンツの下のレイヤーがラベリングされ、含まれるラベルは少なくなっていきます。
- Map Viewer Classic の上部にある [保存] をクリックして、ラベルをマップに保存します。
- ラベルを削除または変更するには、[その他のオプション] をクリックして [ラベルの管理] をクリックし、変更を適用して [OK] をクリックします。
ラベリングに関する考慮事項
- Map Viewer Classic は、可能な限り多くのラベルを、それらが重なり合わないようにマップ上に配置します。 このため、フィーチャが密集しているエリアでは、一部のフィーチャに対してラベリングされないことがあります。
- ラベリングの優先度は、マップ内の上部から下部までのレイヤーの順序に従います。 最上部にあるレイヤーが最初にラベリングされるため、最も多くのラベルを含むことになります。 ユーザーの望みどおりの位置にラベルが配置されるという保証はありません。 したがって、動的ラベリングは、精密な制御が不要で、いくつかのレイヤーのラベリングのみが必要なマップの場合に最も適しています。
- ダイナミック レイヤーをサポートする ArcGIS Server のマップ イメージ レイヤー以外にサポートされているすべてのレイヤー タイプのラベルを作成する際、フィールド タイプが日付または数値のフィールド値をラベルに使用している場合は、日付と数値の表示方法を変更できます。 日付フィールドに時刻データが含まれている場合は、時刻の表示方法も変更できます。 これらのレイヤーでは、ラベルに表示される日付と数値の書式は、ポップアップで構成されたものと同じです。 日付または数値フィールドの表示形式を変更するには、[ポップアップの構成] ウィンドウの [属性の構成] ポップアップでフィールドを選択します。 [ラベルの管理] をクリックし、[OK] をクリックして既存のラベルに新しい書式を適用します。
- ダイナミック レイヤーをサポートする ArcGIS Server のマップ イメージ レイヤーの日付または数値のフィールドに基づいてラベルを作成する際、そのフィールドで使用されている日付や数値の書式設定と同じ書式設定でラベルが表示されます。 ポップアップ構成中に日付や数値の表示形式に加えられた変更は、ラベルがこのレイヤー タイプに対して作成される際に無視されます。
- Map Viewer Classic はマルチライン ラベリングをサポートしていません。
- ArcGIS Pro で作成されたラベルは Map Viewer Classic では異なって表示される可能性があります。