作業の管理

ディスパッチャーは Workforce Web アプリを使用して作業を割り当て、モバイル作業者を監視します。

Workforce プロジェクトを開く

Workforce Web アプリにサイン インし、ディスパッチャーとして割り当てられたプロジェクトを開きます。

  1. ブラウザーで組織サイトにサイン インして、ArcGIS Online のアプリ ランチャーまたは ArcGIS Enterprise のアプリ ランチャーから Workforce Web アプリを開きます。

    [プロジェクト] ページが表示され、ディスパッチャーとして作成したプロジェクトや、モバイル作業者として参加しているプロジェクトが表示されます。

  2. 管理するプロジェクトを開きます。

    現在のアサインメントとモバイル作業者がすべて表示されます。 これらは、マップ上とマップの横にあるリスト内の両方に表示されます。 プロジェクトを作成した時点では、マップとアサインメント リストは空の状態です。作業者リストには、プロジェクトに追加されたモバイル作業者が表示されます。

作業の割り当て

ディスパッチャーは、モバイル作業者にアサインメントを割り当てます。 Workforce には、アサインメントを割り当てる方法がいくつか用意されています。組織のワークフローに最適な方法を次の中から選択してください。

  • アサインメントの作成または編集中に割り当てる - アサインメントをすでに作成または編集している場合は、[割り当て先] セクションにある [割り当て] をクリックして、作業の割り当て先のモバイル作業者を選択します。 詳細については、「アサインメントの作成」をご参照ください。
  • アサインメント リストを使用して割り当てる - アサインメント リストを使用して 1 つまたは複数のアサインメントをモバイル作業者に割り当てることができます。 割り当てる各アサインメントの横にあるチェックボックスをオンにした後、[割り当て] をクリックして、作業の割り当て先のモバイル作業者を選択します。
  • マップ上で 1 つのアサインメントを選択して割り当てる - マップ上で 1 つのアサインメントを選択し、その詳細を表示して、そのアサインメントをモバイル作業者に割り当てることができます。 該当するアサインメントをクリックして選択します。 そのアサインメントの詳細が表示されたら、[割り当て] をクリックして、作業の割り当て先のモバイル作業者を選択します。
  • マップ上で複数のアサインメントを選択して割り当てる - マップ上で複数のアサインメントを選択して、それらのアサインメントをモバイル作業者に割り当てることができます。 [四角形による識別] エリア内のフィーチャの識別 または [なげなわによる識別] 不規則なエリア内のフィーチャの識別 を使用して、対象となるアサインメントのリストを取得します。 そのリストからアサインメントを選択するか、[すべて選択] をクリックしてすべてのアサインメントを選択します。 これらのアサインメントはマップ上とアサインメント リスト内でも選択されます。 選択が終了したら、アサインメント リストを使用する場合と同じ方法で割り当てます。 [割り当て] をクリックして、作業の割り当て先のモバイル作業者を選択します。
    注意:

    アサインメントの詳細を表示している場合は、アサインメント リストに戻り、選択内容を確認して割り当てます。

    [なげなわによる識別] 不定形なエリア内のフィーチャの識別 ツールは、ArcGIS Enterprise 10.9.1 以降で使用できます。

アサインメントの再割り当て

ディスパッチャーとして再割り当てができるのは、割り当て済みのアサインメント、一時中断しているアサインメント、拒否されたアサインメントです。 ただし、モバイル作業者がアサインメントを開始し、そのアサインメントの状態が [進行中] になった時点で、再割り当てができなくなります。 処理中のアサインメントは、そのアサインメントに現在取り組んでいるモバイル作業者が管理します。 ディスパッチャーは、それ以外の状態 (未割り当て、割り当て済み、一時中断、完了、拒否など) にあるアサインメントを管理できます。

アサインメントの再割り当てを行うには、そのアサインメントの詳細を開き、現在割り当てられているモバイル作業者の名前をクリックしてモバイル作業者のリストを表示し、作業の再割り当て先のモバイル作業者を選択します。

拒否されたアサインメントの再割り当て

モバイル作業者はアサインメントを拒否できます。 アサインメントが拒否されると、そのアサインメントの横に拒否シンボルが表示されます。 アサインメントが拒否されたことを確認したら、そのアサインメントの詳細を表示し、拒否された理由を把握します。 アサインメントの再割り当てを行う場合は、現在割り当てられているモバイル作業者の名前をクリックして、作業の再割り当て先のモバイル作業者を選択します。 アサインメントの再割り当てを同じモバイル作業者に対して行うには、そのモバイル作業者をもう一度選択します。

アサインメントのキャンセル

アサインメントのキャンセルが必要な場合もあります。 アサインメントをキャンセルしても、そのアサインメントは削除されません。まだアサインメント レイヤーに残っているため、キャンセルされた理由についてのメモを確認できます。 ただし、キャンセルされたアサインメントは Workforce Web アプリから削除されます。詳細からアサインメントをキャンセルするには、[オーバーフロー] メニュー オーバーフロー メニュー をクリックした後、[アサインメントのキャンセル] をクリックします。 マップ上またはアサインメント リスト内で 1 つまたは複数のアサインメントを選択し、アサインメント リストにある [キャンセル] をクリックして、アサインメントをキャンセルすることもできます。

アサインメント リストの並べ替えとフィルタリング

アサインメント リストを使用すると、プロジェクトのステータスを確認できます。 デフォルトでは、アサインメント リストはステータスで並べられます。 また、高優先度、最新、期日、アサインメント タイプで並べ替えることもできます。

アサインメント リストの上部に、並べ替えとフィルタリングのオプションがあります。

アサインメント リストのフィルタリング オプション

テキスト ボックスに入力を開始すると、アサインメントのタイプ、位置、または ID で絞り込むことができます。 [ステータス][期日][優先度]、または [指名された人] フィルターを使用すると、これらのプロパティに基づいてリストに含めるアサインメントを限定できます。 たとえば、期日が今日で優先度が高い点検をすべて検索するには、テキスト ボックスに「inspection」と入力し、[期日][今日中] に設定し、[優先度][高] に設定します。 すべてのタイプの点検をグループ化して表示するには、[並べ替え] ドロップダウン リストから [アサインメント タイプ] を選択します。 組織が完了したアサインメントに対応していない場合は、[完了] 以外のすべてのステータスを含めるように [ステータス] を設定します。

モバイル作業者の監視

ディスパッチャーは、Web アプリでモバイル作業者のステータスと位置を表示することで、モバイル作業者を監視できます。

注意:

モバイル作業者のステータスと位置は、モバイル アプリで同期を行うと Web アプリで更新されます。インターネット接続があれば、Workforce はデフォルトで 15 分間隔で自動的に同期します。 自動同期は、アプリがデバイスのフォアグラウンドに表示されているか、デバイスのバックグラウンドで実行されている場合に行われます。

モバイル作業者がアサインメントを更新しているか、移動している場合は、同期は毎分行われます。 同期が行われると、モバイル作業者が新しいアサインメントが受け取ったり、既存のアサインメントが更新されたりすることもあります。

詳細については、「作業の同期」をご参照ください。

モバイル作業者のステータスと作業負荷の表示

マップの横の [作業者] リストで、モバイル作業者のステータスと作業負荷を表示できます。 リストの下部にある [作業者] をクリックして、プロジェクトに参加しているすべてのモバイル作業者のリストを表示します。 デフォルトでは、このリストはステータス順になっていますが、作業負荷または名前順に並べ替えることもできます。 また、このリストをフィルタリングすることもできます。 マップ上でモバイル作業者の位置を特定するには、作業者の名前の上にマウス ポインターを合わせてクリックします。 各サムネイルの下にステータス情報が表示されます。これは多くの場合、モバイル作業者のステータスですが、モバイル作業者が活動していない場合、最後の活動以降の時間が表示されます。 モバイル作業者がマップをまだ開いていない場合、[位置がありません] と表示されます。

ステータスと位置が更新されていないモバイル作業者の特定

モバイル作業者はアプリの使用中に自動的にチェックインするため、一定の間隔で作業者のステータスと位置が更新されます。 一方、モバイル作業者がチェックインできない場合もあります。 モバイル作業者がネットワーク接続されていない場合や、アプリのシャット ダウンする前や別のプロジェクトを開始する前にステータスを [終業] に設定していなかった場合が考えられます。 このようにチェックインが行われていないと、モバイル作業者のステータスと位置が更新されない可能性があります。 ステータスや位置が有効になっていないモバイル作業者を特定できるように、しばらくチェックインしていないモバイル作業者が最後にチェックインした日時の情報が表示されます。 この情報は、[作業者] リストで作業者のアイコンの下に表示されるか、モバイル作業者の詳細を表示した際にステータスの横に表示されます。

点検作業員 Jeff の詳細と [作業者] リスト内の情報