ArcGIS Enterprise 構成

注意:

このトピックは、ArcGIS Enterprise 10.7 および 10.7.1 のみに適用されます。 ArcGIS Enterprise 10.8 または 10.8.1 以降を使用している場合、Workforce Web アプリの Classic バージョンはデフォルトでインストールされます。

ArcGIS Workforce でサポートされているオフライン使用対応のプロジェクトを作成できる Workforce Web アプリの最新バージョンは、ArcGIS Enterprise 10.9 以降にデフォルトでインストールされています。

ArcGIS Enterprise 10.8.1 上の Workforce Web アプリの最新バージョンにアクセスするには、Portal for ArcGIS 10.8.1 ArcGIS Workforce General Patch をインストールする必要があります。

ArcGIS Enterprise ユーザーが ArcGIS Workforce を通じてプロジェクトを作成したりモバイル作業者を管理したりするには、事前に Windows または Linux コンピューター上で ArcGIS Enterprise を設定し、ArcGIS Workforce をインストールする必要があります。

要件

ArcGIS EnterpriseWorkforce をインストールするには、ArcGIS Enterprise 10.5.1 以降を使用する ArcGIS Enterprise の基本配置が必要です。 ArcGIS Workforce のセットアップは、Portal for ArcGIS コンポーネントを実行するすべてのコンピューターで実行する必要があります。 高可用性構成の ArcGIS Enterprise の場合、プライマリおよびセカンダリのポータル コンピューターに ArcGIS Workforce のセットアップをインストールする必要があります。

サポートされているバージョン

WorkforceArcGIS Enterprise 10.5.1 以降でサポートされていますが、サポートされている Workforce のバージョンは、お使いの ArcGIS Enterprise バージョンによって異なります。

  • ArcGIS Enterprise 10.5.1 は Workforce 17.0.1 をサポートしています。
  • ArcGIS Enterprise 10.6 は Workforce 18.0.1 をサポートしています。
  • ArcGIS Enterprise 10.6.1 は Workforce 18.0.2 をサポートしています。
  • ArcGIS Enterprise 10.7 は Workforce 19.0.1 をサポートしています。
  • ArcGIS Enterprise 10.7.1 は Workforce 19.0.2 をサポートしています。

Web アプリ

Web アプリの使用により、プロジェクト所有者は Workforce プロジェクトを構成し、ディスパッチャーは作業を作成して割り当てます。最高のパフォーマンスを実現するには、次に示すいずれかの最新バージョンのブラウザーを使用します。

デスクトップ

  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge
  • Safari

タブレットとスマートフォン

  • ArcGIS 4.0 以降での Chrome
  • iOS 6.0 以降での Safari

セットアップのダウンロード

コンピューター上に Workforce セットアップをダウンロードしてインストールします。

  1. 顧客番号に紐付けられている Esri アカウントを使用して My Esri サイトにサイン インします。
  2. [組織] をクリックして、[ダウンロード] をクリックします。
    注意:

    複数の組織のメンバーである場合は、対象の組織の名前と顧客番号が右上隅に表示されていることを確認します。 表示されていない場合は、[組織のリスト] をクリックして、別の組織を選択してから [ダウンロード] をクリックします。

    利用できるすべてのプロダクト (顧客番号に基づく) が表示されます。

  3. Workforce の配置先となる ArcGIS Enterprise プロダクトとバージョンを確認し、[ダウンロードの表示] をクリックします (例: ArcGIS Enterprise (Windows) 10.5.1 または ArcGIS Enterprise (Linux) 10.5.1)。
  4. [アプリ] セクションを展開します。
  5. ArcGIS Workforce セットアップの [ダウンロード] をクリックして、コンピューターに保存します。

Windows へのインストール

要件を満たしたら、次の手順を実行して、Windows コンピューター上に Workforce をインストールします。

  1. ダウンロードしたインストール ファイルの場所を参照して、アーカイブ ファイルを抽出し、setup.exe ファイルをダブルクリックします。

    セットアップ プログラムはコンピューター上の ArcGIS Enterprise コンポーネントを検出し、Portal for ArcGIS があることを確認します。 検出されなかった場合、プログラムは終了します。

  2. インストール ウィザードの指示に従います。 使用許諾契約書の内容に目を通して合意します。合意しない場合は、インストール ウィザードを終了します。

    Workforce アプリのデフォルトのインストール ディレクトリは C:\Program Files\ArcGIS\Portal\apps です。

  3. 上記の手順を繰り返して、Portal for ArcGIS コンポーネントを実行するすべてのコンピューターに ArcGIS Workforce をインストールします。

    高可用性構成の ArcGIS Enterprise の場合、プライマリおよびセカンダリのポータル コンピューターに ArcGIS Workforce をインストールします。

Linux へのインストール

要件を満たしたら、次の手順を実行して、Linux コンピューター上に Workforce をインストールします。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてコンピューターにサイン インします。
  2. ダウンロードしたインストール ファイルの場所を参照して、アーカイブ ファイルを抽出します。
  3. セットアップ コマンドを実行します。
  4. これらの手順を繰り返して、Portal for ArcGIS コンポーネントを実行するすべてのコンピューターに ArcGIS Workforce をインストールします。

    高可用性構成の ArcGIS Enterprise の場合、プライマリおよびセカンダリのポータル コンピューターに ArcGIS Workforce をインストールします。

Workforce の使用

セットアップが完了したら、Workforce を使用できます。 ブラウザーを使用して、Workforce の URL を入力します。例: https://host.domain.com/webadaptor/apps/workforce (ここで、host、domain、および webadaptor は、実際のポータルに関する情報に置き換えます)。 ヘルプにアクセスするには、アプリの [リソース] をクリックします。

ヒント:

[リソース] をクリックすると、最新バージョンの Workforce が常に反映されている Esri Web サイト上のヘルプが開きます。 前のバージョンの Workforce を使用している場合、ポータルにインストールされている、お使いの Workforce バージョンに固有のヘルプを使用できます。 ポータルのローカル ヘルプは、Workforce の URL の末尾に「/help」を追加することでアクセスできます (例: https://host.domain.com/webadaptor/apps/workforce/help)。

Workforce 17.0.1 には、ヘルプがインストールされていません。17.0.1 ヘルプの *.zip ファイルをダウンロードし、ファイルを抽出したら、ヘルプ フォルダーをポータルの apps/workforce フォルダーにコピーします。

ヒント:

ArcGIS Enterprise 10.6 以降を使用している場合は、Workforce をアプリ ランチャーに追加することもできます。 アプリ ランチャーは非常に便利なウィンドウであり、組織のメンバーは、そのメンバーが利用できるアプリをアプリ ランチャーから開くことができます。ただし、Workforce はデフォルトでは含まれていません。 有効化するには、次の手順を実行します。

  • ArcGIS Enterprise 10.6 を使用 - ポータルの構成ファイルの showWorkforce プロパティを true に設定します。
  • ArcGIS Enterprise 10.6.1 以降を使用 - ポータルの構成ファイルの showInAppLauncher プロパティを「Workforce for ArcGIS」を含むように設定します。

詳細については、「高度なポータル オプションの設定」をご参照ください。

アップグレード

新しいバージョンの ArcGIS Workforce が入手できる場合は、既存のバージョンをアンインストールして新しいバージョンをインストールし、そのバージョンにアップグレードします。 このプロセスによって、プロジェクトが影響を受けたり変更されたりすることはありません。

ArcGIS Enterprise をアップグレードする場合、ArcGIS Workforce もアップグレードする必要がある場合があります。 特定のバージョンの ArcGIS Workforce は、特定のバージョンの ArcGIS Enterprise でサポートされています。 「サポートされているバージョン」をご参照ください。 Linux コンピューターで ArcGIS Enterprise 10.6 以前のインストールを使用している場合、Workforce のインストールは ArcGIS Enterprise をアップグレードするときに自動的に削除されます。 Windows 上に ArcGIS Enterprise をインストールした場合や、Linux コンピューター上に ArcGIS Enterprise 10.6.1 以降をインストールした場合、新しいバージョンの Workforce をインストールする前に Workforce を削除する必要があります。 ArcGIS Enterprise および ArcGIS Workforce をアップグレードした後に、アップグレード前に作成されたプロジェクトを表示するには、ポータルのインデックスを再構築する必要があります。

アンインストール

ArcGIS Workforce を使用する必要がなくなった場合には、ArcGIS Enterprise からアンインストールできます。

  1. [コントロール パネル] を開き、[プログラムと機能] をクリックします。
  2. [プログラム] リストで、[ArcGIS Workforce] を右クリックして、[アンインストール] をクリックします。