このトピックの内容
  1. グループ化の方法

フィーチャの表示とシンボル

Esri Maps for MicroStrategy では、さまざまなシンボル、色、サイズを使ってマップ上のデータのスタイルを設定し、フィーチャを適切に表現することができます。たとえば、警察署や消防署の位置を異なる公衆安全に関するシンボルで表したり、主要都市の位置を人口に応じてシンボルの色やサイズを変えて表現したりできます。

MicroStrategy データをマップに追加すると、Esri Maps for MicroStrategyコンテンツ ペインにレイヤを作成・表示し、デフォルトの シンボルを使用して、マップ上にデータを描画します。 [シンボル] ウィンドウのオプションを使用すると、シンボルを変更できます。[シンボル] ウィンドウを使用すると、レイヤを次のように描画できます。

ポイント フィーチャのレイヤの場合、設定可能なシンボルとしてアイコンと形状の 2 種類のシンボルが使用できます。

  • アイコン: 標準、ビジネスと設備、公衆安全、交通、人と場所、公衆衛生、アウトドア レクリエーション。
  • 形状 - 円、十字、ひし形、四角形、X 印。

ポリゴン フィーチャを含むレイヤの場合、異なる色を使用してデータのシンボルを設定できます。

ライン フィーチャを含む ArcGIS のデータを追加する場合、ライン タイプや色、ラインの幅を選択することによって、ライン フィーチャのシンボルを変更できます。

グループ化の方法

異なる色または異なるサイズのシンボル(ポイント フィーチャのみ)を使用してレイヤのシンボルを設定する場合、グループ化に使用するフィールド(属性)およびデータのグループ化の方法を指定します。カテゴリ別にデータをグループ化する場合、グループ化で選択したフィールド(または属性)に共通する値(例: 小売業や卸売業などの業種)に基づいて、データのグループ化とシンボル設定が行われます。

レイヤに数値フィールドが存在する場合、数値範囲によってデータをグループ化できます。このグループ化オプションの場合、分類方法を選択する必要があります。いずれの分類方法においても、データをクラス(グループ)に分割します。分類方法のオプションには、等間隔分類、自然分類、および等量分類があります。フィーチャをクラスに分類する値は、クラス閾値といいます。グループ化によるクラス閾値の決定方法を以下に説明します。

等間隔分類

等間隔分類では、すべてのデータの範囲を均等に分割します。等間隔分類では、データ値を分割する間隔数(またはクラス数)を指定すると、Esri Maps for MicroStrategy がデータの分割値を自動的に決定します。たとえば、値の範囲が 0 ~ 300 であるフィールドに対して 3 つのクラスを指定すると、Esri Maps for MicroStrategy は、0 ~ 100、101 ~ 200、201 ~ 300 という範囲の 3 つのクラスを作成します。等間隔分類は、パーセンテージや温度など、一般的なデータの範囲に最適です。この手法では、特定の属性値について、他の属性値と比較したときの総数を強調することができます。たとえば、ある店舗が、合計売上の上位 1/3 を構成する店舗のグループに属していることを示すような場合です。

自然分類

自然分類は、データの特徴に基づいたもっともらしいグループ化の方法です。クラス間の差異を最大化する値にクラス閾値が設定され、類似する値のグループにフィーチャを分類します。つまり、データ値の差異が大きい部分からクラスの境界が設定されます。自然分類は、値の差異の大きさによってクラスに分類されるため、値が均等に分散していないデータをマッピングする際に適した分類手法です。

等量分類

等量分類では、各クラスには同数のフィーチャが含まれます(1 クラスに 10 フィーチャ、1 クラスに 20 フィーチャなど)。等量分類は、線形に分散しているデータに適しています。これは、ある店舗が売上で上位 1/4 に入ることを示す場合など、他のフィーチャの値を基準にして、あるフィーチャを強調するような場合に便利です。等量分類では、各クラスに同数のデータが割り当てられます。この分類では、空のクラスや数が多すぎたり少なすぎたりするクラスは作成されません。等量分類では、各クラスのフィーチャ数が同じになるグループ化であるため、作成されたマップの目的が正しく伝わらない場合があります。似た値を有するフィーチャでも異なるクラスに分類されるたり、大きく異なる値を有しているフィーチャでも同じクラスに分類される場合があるためです。この歪みは、クラスの数を増やすことにより最小限に抑えることができます。