マップを構成、または表示するときに、レイヤが適切に表示するレベルに制限することができます。レベル(閾値)を設定することで、たとえば、特定のレイヤを地域や都市のレベルに拡大・縮小したときだけ表示したり、地方または国全体のレベルに拡大・縮小したときだけ表示したりするように指定できます。
このレイヤの表示縮尺の設定は、マップをさまざまなレベルに拡大・縮小したときに、関連するデータだけを表示する場合に特に便利です。たとえば、ある都市の公園の位置を表示するレイヤがあるとします。このレイヤは、都市レベルでは表示し、大陸レベルでは表示しないようにするのが適切です。このシナリオでは、レイヤを表示する最大閾値として都市レベルを設定します。都市レベルより縮小した場合、公園レイヤは表示されなくなります。また、マップでは州の境界を国レベルでのみ表示する必要があり、都市や地域レベル付近まで拡大したときは表示されないようにします。このシナリオでは、州の境界レイヤの最小閾値を [国] に設定し、このレベルより拡大したら、レイヤが表示されないようにします。言い換えれば、[国] を最小閾値にすることで、州の境界レイヤは、国レベルまで縮小したときのみ表示されるようになります。
マップを拡大・縮小すると、指定した表示縮尺の範囲内のみでレイヤが表示されます。
マップ内にある各レイヤの透過表示を構成することができます。この機能を使用して特定のレイヤの表示度合いを調整すれば、目的のデータを強調することができます。レイヤのデータ ソースに関係なく、ベースマップを除くすべてのレイヤの透過表示を構成することができます。