MicroStrategy Web では、セレクターを構成することによって、ドキュメント内のデータセット間の対話機能を簡単に追加できます。ドキュメントを表示しているときに、セレクターを使用して、行った選択に基づいてデータをフィルタリングできます。
Esri Maps for MicroStrategy では、マップ レイヤをセレクターとして構成できます。たとえば、ドキュメントに、米国の州を表示するマップと、利益と収入と共に住所を表示するグリッドが存在する場合、マップ内の州または州のグループを選択し、選択した州の住所のみを表示するようにグリッドを更新できるセレクターを構成できます。
デザイン モードまたは編集可能モードでマップ レイヤをセレクターとして構成すると、インタラクティブ モードで一連の選択ツールが有効になります。ドキュメント アナリストは、インタラクティブ モードでドキュメントを表示したときに、これらのツールを使用してマップ上で選択を行い、ドキュメント内の他のデータセットを動的に更新できます。
マップ レイヤをセレクターのターゲットとして構成することもできます。たとえば、ドキュメントに、利益と収入と共に米国の州を表示するグリッドと、米国の住所を表示するマップ レイヤが存在する場合、グリッド内の州を選択し、選択した州の住所のみを表示するようにマップを更新できるセレクターを構成できます。
マップ レイヤをセレクターとして、またはセレクターのターゲットとして構成するには、ドキュメントのデザイン ウィンドウに 2 つ以上のグリッド領域が存在する必要があります。それらのグリッド領域のうちの 1 つをマップとして構成する必要があり、マップ レイヤとターゲット グリッドは共通する 1 つの属性を持つ必要があります。Esri Maps for MicroStrategy でのマップの追加と構成の詳細については、「マップ連動ドキュメントの作成」をご参照ください。
マップ内の [ツール] メニューの下に新しい [選択] エントリが表示されます。[選択] をクリックすると、マップでの選択の実行、削除、およびクリアに使用できる一連のツールが表示されます。「セレクターの使用」をご参照ください。
セレクター グリッド内で属性をクリックすると、選択に対応するデータのみを表示するようにマップ レイヤが更新されます。
フィーチャの選択の詳細については、「マップ上でフィーチャを選択」をご参照ください。
MicroStrategy Web のセレクターの詳細については、「MicroStrategy Web ヘルプ」をご参照ください。