時系列データをシリアル チャート上で視覚化する場合、[カテゴリー フィールド] ドロップダウン リストで、日時の値を格納しているフィールドを選択する必要があります。 それらの値は、日付タイプ、文字列タイプ、または数値タイプのフィールドに格納できます。 最適なパフォーマンスを得るために、これらの値を日付フィールド タイプで格納することをおすすめします。 時間フィールドの変換ツールを使用して、日時の値が格納されている文字列フィールドまたは数値フィールドを日付フィールドに変換できます。 文字列フィールドまたは数値フィールドを日付フィールドに変換しない場合は、それらのフィールドが日付値を格納していることを示し、Dashboards を使用してデータを解析し、日付の解析設定を使用して日付に変換することができます。
日付の解析
シリアル チャートの構成の [データ] タブで、[日付の解析] 切り替えボタンをオンにします。

日付の解析のために表示される日付設定は、選択したカテゴリー フィールドのタイプによって異なります。 フィールドのデータ タイプは、[カテゴリー フィールド] ドロップダウン リストでフィールド名の横に表示されます。
フィールドのデータ タイプが日付である場合、書式設定情報は不要であり、[解像度] 設定のみを使用できます。 数値フィールドまたは文字列フィールドを選択した場合、[解像度] 設定および [区切り設定] 設定を使用できます。 選択するパターンによって、解析された日付に変換された後の日時の値の書式が決まります。 データ内の日時の値は、[区切り形式] 設定で選択した書式と同じ書式で格納されている必要があります。 使用できるパターンは、フィールド タイプが数値または文字列のいずれであるかによって変わります。
数値フィールド タイプ
フィールド タイプが数値 (たとえば、Short、Long、Float、または Double) である場合、以下の標準の数値時間形式が [区切り形式] ドロップダウン メニューに表示されます。
- yyyy
- yyyyMM
- yyyyMMdd
- yyyyMMddHHmmss
文字列フィールド タイプ
フィールド タイプが文字列である場合、以下の標準の文字列時間形式が [区切り形式] ドロップダウン メニューに表示されます。
- yyyy
- yyyyMM
- yyyy/MM
- yyyy-MM
- yyyyMMdd
- yyyy/MM/dd
- yyyy-MM-dd
- yyyyMMddHHmmss
- yyyy/MM/dd HH:mm:ss
- yyyy-MM-dd HH:mm:ss
- yyyyMMddHHmmss.S
- yyyy/MM/dd HH:mm:ss.S
- yyyy-MM-dd HH:mm:ss.S
- yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.S
解像度
解像度の設定は、チャートのカテゴリーの時間の精度を決定します。 解像度には次のようなオプションがあります:
- 秒
- 分
- 時間
- 日
- 月
- 年
たとえば、以下のチャートでは、解像度が [月] に設定されています。 つまり、このチャート内のカテゴリーのベースになる解像度は月であり、日、時間、分、または秒ではありません。

解像度が [月] に設定された場合、チャートのカテゴリーが、年などの月よりも長い期間に基づく場合があるということも意味します。 Dashboards では、解像度に基づく高密度のデータ カテゴリーが存在する場合、カテゴリーは解像度よりも長い期間に基づきます。 これによって、カテゴリーごとにラベルを表示して、視覚的に乱雑になることを防ぎます。 解像度の設定は、カテゴリー軸にどの期間の形式を指定できるかにも影響を与えます。 解像度に選択した期間よりも短い期間の形式を指定することはできませんが、選択した期間よりも長い期間の形式を指定することはできます。 たとえば、解像度が月に設定されている場合、日のラベルの形式を指定できませんが、年のラベルの形式を指定することはできます。

期間のラベルのパターンを指定する方法の詳細については、「日付の書式設定」をご参照ください。
日付の解析が有効で、ライン チャートまたはスムーズ ライン チャートであるシリアル チャートでは、欠落しているデータ ポイントが原因で発生するギャップを接続することができます。 シリアル チャートの構成の [シリーズ] タブで、[ギャップの接続] 切り替えボタンを使用して、欠落しているデータ ポイント (その期間の空の値など) が存在するチャートで、途切れている部分を接続するか、途切れを作成します。