Webhook は、HTTP POST リクエストを使用して複数のアプリケーション間でコールバックを渡し、複数のアプリケーションの相互対話を可能にするための広くサポートされている方法です。 詳細については、「Webhook に関する Wikipedia のページ」をご参照ください。 Webhook の一般的な使用法は、電子メールや SMS による通知の送信、ソーシャル メディアへのメッセージ投稿、スプレッドシートへのレコード自動書き込み、エンタープライズ データベースの更新などです。
QuickCapture では、Webhook を設定して、レコードの送信時に作動させることができます。 たとえば、フィーチャ レイヤーへの情報送信に成功した後、Webhook を呼び出して、別のアクション (通知電子メールの送信、スプレッドシートへのレコードの付加、アラートの送信など) を実行できます。
職場に独自の Webhook プロバイダーが用意されていることもありますが、Make、Microsoft Power Automate、Zapier、tray.io など、さまざまなサードパーティのワークフロー サービスを利用できます。 これらはどれも、QuickCapture をより大きな自動プロセスのトリガーとして組み込むために使用できます。 特に Make は QuickCapture モジュールを備えており、困難を最小限に抑え、QuickCapture デザイナーで Webhook を構成したり、ペイロード URL を入力することを必要とせずに、QuickCapture を Webhook ワークフローに統合することができます。
QuickCapture をワークフローのトリガーとして、多くの方法が使用できます。 まず、Make のテンプレートを使用すると、電子メールの通知に添付ファイルを含めたり、レコードをスプレッドシートに追加したり、カレンダー アイテムを作成したりできます。 詳細については、「Integromat でのワークフローの自動化」のビデオをご覧ください。
注意:
Make のデフォルトの QuickCapture モジュールは、ArcGIS Online でホストされているプロジェクト用に作成されています。 ArcGIS Enterprise でホストされているプロジェクトで Make を使用するには、カスタム接続を設定する必要があります。 詳細については、「ArcGIS Enterprise インスタンスへの Integromat の接続」をご参照ください。
QuickCapture デザイナーで Webhook を構成するには、[Webhook] メニュー項目 を選択します。 Webhook を作成する際は、次のパラメーターを指定します。
- [名前] - Webhook の名前 (プロジェクト内で一意) を設定します。
- [ターゲット フィーチャ レイヤー] - 単一のフィーチャ レイヤーを選択します。 ペイロードは、レコードがこのレイヤーに送信されるたびに、構成された Webhook URL に送信されます。
- [Webhook URL] - プロジェクト情報が送信される場所を指定します。 外部 Webhook プロバイダーがこれを提供する必要があります。
- [イベント データ] - プロジェクトの詳細、ユーザーの情報、ポータルと送信済みレコード、サーバーからの応答など、ペイロードに含める情報を選択します。
- [ステータス] - プロジェクトを保存するときに、この Webhook を有効にするかどうかを指定します。
Webhook のペイロードの例については、「プロジェクト作成者の FAQ」をご参照ください。