ArcGIS QuickCapture は、フィールド データ取得アプリで、データをすばやく取得することができます。 移動しながら、対象物およびインシデントの位置と属性の両方を取得できます。 プロジェクト作成者は、ボタンの配置、ボタンの表示方法、および収集する情報を決定します。 このアプリを使用して、写真、ビデオ、およびセンサー情報をデバイスから取得できます。
QuickCapture アプリのインストールとサイン イン
アプリをインストールしてサイン インするには、次の手順を実行します。
- アプリ ストアのいずれかからアプリを入手するか、QuickCapture リソース ページからダウンロードします。
- アプリを起動します。
- ArcGIS アカウントを使用してサイン インします。 詳細については、「ArcGIS アカウント要件」をご参照ください。
ArcGIS アカウントがなくても、QuickCapture を使用できます。 サイン イン ページで [サイン インしないで続行] を選択して、サンプル プロジェクトのいずれかをダウンロードして使用します。
注意:
オフライン中にサイン アウトすると、次にオンラインになるまでサイン インできません。
プロジェクトの検索とダウンロード
初めてサイン インするときには、プロジェクトをデバイスにダウンロードする必要があります。
- プロジェクトの追加ボタン
を選択します。 - [プロジェクトの参照] を選択して、ダウンロード可能なプロジェクトを確認します。
- ダウンロードするプロジェクトのプロジェクト カードを選択します。
プロジェクトがまだデバイス上に存在しない場合は、ダウンロードの完了時にダウンロード アイコンが情報アイコンに変化します。 ダウンロードするプロジェクトが表示されない場合は、プロジェクト管理者に連絡して、プロジェクトを共有してもらってください。
オフライン マップが含まれている場合は、プロジェクトと一緒にダウンロードされます。 デバイスがスリープ モードに入るとダウンロードは一時停止します。
プロジェクトを開いてデータを取得
プロジェクトを開いてデータを取得するには、次の手順を実行します。
- ギャラリーでプロジェクトをタップして開きます。必要に応じて、起動時にユーザー入力を受け付けるようにプロジェクトを構成できます。 値を入力してプロジェクト ページに進みます。
- ボタンをタップして現場の観測値を取得するか、URL を起動します。
必要に応じて、排他グループを使用するようにプロジェクトを構成できます。 この場合は、ボタンをタップすると、1 つのフィーチャの取得が停止され、次のフィーチャの取得が開始されます。
プロジェクトは、必須水平精度で構成することもできます。 そうした場合は、精度閾値が満たされるまでユーザーはレコードを取得できません。
ボタンが押されてからユーザー入力を要求するようにプロジェクトが構成されている場合、別のボタンを押す前に有効な値を入力します。
デバイスで有効化およびサポートされている場合、ボタンをタップすると、オーディオの応答 (合成音声またはビープ) と触覚フィードバックが返されて、ボタンが押されたことを確認できます。
注意:
ラインやポリゴンは、ユーザーが最初の頂点から最小距離を移動するまで取得されません。 ラインには 2 つ以上の頂点が、ポリゴンには 3 つ以上の頂点が必要です。
水平精度エラーは、ユーザーがライン、ポリゴン、またはストリーミング ポイントの取得を開始するためのボタンを押せなくなるだけです。 アクティブになると、精度が閾値を下回るラインとポリゴンの頂点が、取得されたジオメトリから除外されます。 一方で、ストリーミング ポイントは、精度閾値を満たしていなくても、すべて取得されます。
ボタンを使用して URL を起動すると、レコードは取得されず、その代わりデフォルトのブラウザーを使用してデバイス上に URL が開かれます。 URL と一緒に事前定義された値をパラメーターとして渡すようにボタンを構成できます。 詳細については、「他のアプリとの連携」をご参照ください。
ユーザー入力
プロジェクトは、ユーザーからの入力を受け付けるように構成できます。 ユーザーは、ボタンが押される前または後に値を入力できます。 プロジェクト作成者が、値が適用されるボタンとフィールドを定義します。
ユーザー入力はプロジェクト作成者が構成し、キーボードで入力、リストから選択、バーコードからスキャンしたりすることができます。
注意:
QuickCapture は、ユーザー入力に対してデバイスの予測入力機能を使用します。 Android で 1 つの単語を入力する場合は、推奨オプションから単語を選択するか、1 つの単語の後ろにスペースを挿入して [完了] を選択できるようにする必要があります。 iOS では、すばやくキーボードを閉じて、[完了] を選択できます。
排他グループ
排他グループは、常にグループ内の 1 つのボタンだけがアクティブになることを保証するために使用します。 プロジェクト作成者は、別々のテンプレート グループのボタンを 1 つの排他グループに含めたり、複数の排他グループを 1 つのプロジェクトに適用したりできます。
位置情報の共有
プロジェクトは、位置情報の共有を必須にするか、必要に応じて有効化できるようにするかを構成できます。 プロジェクトで位置情報の共有が必須の場合、モバイル アプリでこの機能を無効化できません。オプションの場合、位置情報の共有をオフにできます。
プロジェクトを閉じます。
プロジェクト ギャラリーに戻ることによってプロジェクトを閉じた場合は、次のようになります。
- アクティブなライン、ポリゴン、または連続ポイント取得が終了して保存されます。
- オンラインの場合は、すべてのデータが送信されます。
- オフラインの場合は、すべてのデータがデバイス上に保存されます。
デバイスがオンライン中は、取得されたレコードが自動的に送信されます。 デバイスがオフラインの場合は、次にオンラインになったときに取得されたレコードが自動的に送信されます。