位置情報の共有

位置情報の共有は、組織全体で利用できる機能であり、モバイル作業者の現在地と過去の位置を記録できます。 位置情報の共有を有効化すると、組織内でライセンス付与されたユーザーは、QuickCapture モバイル アプリを使用して、現在位置を位置情報の共有レイヤーにアップロードできます。

注意:

プロジェクトにフロア対応マップが構成されている場合、マップで建物とフロアが選択されると、level_id フィールドに値が設定されます。

トラックは位置情報の共有レイヤー内で安全に保管されます。モバイル作業者には自身のトラックのみが表示され、他のモバイル作業者のトラックを表示するには追加の権限が必要となります。 位置情報の共有を有効にした場合、管理者は Track Viewer Web アプリでトラック ビューを作成して、組織内の他のユーザーと最新位置を共有し、データをトラッキングすることができます。

組織で位置情報の共有を有効化する方法の詳細については、ArcGIS Online での位置情報の共有の有効化およびArcGIS Enterprise での位置情報の共有の有効化、または QuickCapture による位置情報の共有ソリューションの配置実装ガイドをご参照ください。

プロジェクトで位置情報の共有を有効にするには、[位置情報の共有] メニュー項目 Location tracking を選択します。 位置情報の共有を有効にするとき、以下の選択項目があります。

  • 必須 - トラッキングを必須にすると、モバイル作業者はトラッキングを無効化できません。
  • 最新位置の更新間隔 - モバイル アプリが報告する、最新位置を表す単一の位置の間隔。1 分、15 分、1 時間を選択できます。 デフォルトは 1 分です。
  • 最新位置のカテゴリ - 最新位置レイヤーのカテゴリ フィールドに書き込まれる値。 プロジェクト名、固定値、またはプロジェクト ユーザー入力を使用できます。 デフォルトはプロジェクト名です。
  • トラックのアップロード間隔 - 位置情報をトラック レイヤーにアップロードする間隔。 デフォルトはオフ (無効) です。 オフのときは、最新位置のみがアップロードされます。 トラックのアップロードを有効にするには、この間隔を 10 分に設定します。
  • トラックのカテゴリ - トラック レイヤーのカテゴリ フィールドに書き込まれる値。 プロジェクト名、固定値、またはプロジェクト ユーザー入力を使用できます。 デフォルトはプロジェクト名です。

詳細については、「プロジェクト作成者の FAQ」および「モバイル作業者の FAQ」をご参照ください。