出力の一般的な問題とその解決方法

フィーチャをリアルタイム解析またはビッグデータ解析からさまざまな出力タイプに書き込む際に、ArcGIS Velocity で発生する可能性がある一般的な問題と、推奨される解決策を示します。 以下で対処されない問題が発生した場合は、Esri コミュニティを確認するか、Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。

注意:

Velocity アプリケーションへのアクセス、サイン イン、またはアイテムの作成および開始に関連する問題および解決策については、「トラブルシューティング」をご参照ください。

新しいフィーチャ レイヤーの作成

Kafka へ送信

電子メールへ送信

既存のフィーチャおよびスキーマを保持しているときに、解析を開始するたびにスキーマが変化します

[フィーチャ レイヤー] 出力を作成する場合、解析を開始するたびに既存のフィーチャおよびスキーマを保持するのか、それともフィーチャおよびスキーマを置き換えるのかを、決定する必要があります。

解析を開始するたびに既存のフィーチャおよびスキーマを保持する場合は、この出力に送信されるデータのスキーマが、同じままである必要があります。 この出力に送信されるスキーマを変更する必要がある場合、解析内で [フィーチャ レイヤー (新規)] 出力を削除して、出力を作成します。

データ ソースからのスキーマが、パイプラインからのスキーマと一致しません。 入力スキーマが、出力先スキーマに存在しないフィールドを含んでいます。

スキーマが変更されており、フィーチャ レイヤー出力が、解析を開始するたびに既存のフィーチャおよびスキーマを保持するように構成されている場合、このメッセージは、[フィーチャ レイヤー (新規)] 出力に関するエラーとして表示されます。

スキーマが変更されているが、フィーチャ レイヤー出力が、解析を開始するたびに既存のフィーチャおよびスキーマを置き換えるように構成されている場合、このメッセージは、[フィーチャ レイヤー (新規)] 出力に関する警告として表示されます。 スキーマの変更が意図的だった場合は、この警告を無視できます。

このメッセージは、想定内の挙動です。 解析を編集して以前のスキーマに戻すか、解析を開始するたびに既存のフィーチャおよびスキーマを置き換える新しいフィーチャ レイヤー出力を構成することができます。

「yourOutputName」という名前の公開済みサービスが組織サイトにすでに存在します。 サービス名は組織サイト全体で一意でなければなりません。 別の名前を使用してください。

[フィーチャ レイヤー] 出力を作成するときに、出力レイヤーの一意の名前を指定する必要があります。 各フィーチャ レイヤーが、レイヤーにアクセスするための REST エンドポイント サービス URL を公開するため、フィーチャ レイヤー (サービス) 名は、組織サイト全体で一意である必要があります。

フィーチャ レイヤーを削除するか、フィーチャ レイヤー ノードを除去し、[フィーチャ レイヤー (新規)] 出力を再び構成した場合に、このメッセージが発生することがあります。 フィーチャ レイヤーが削除された後に、リアルタイム解析または繰り返し実行するビッグ データ解析が実行されたか、実行中である場合、実行中の解析によってフィーチャ レイヤーが再作成されています。 そのため、同じ名前を使用してこの新しいフィーチャ レイヤー出力を構成しようとした場合、このフィーチャ レイヤーがすでに存在するため、この名前に関して警告されます。

この問題を解決するには、リアルタイム解析または繰り返し実行するビッグ データ解析を停止します。 [レイヤー] ページに移動して、フィーチャ レイヤーを削除します。 解析に戻り、目的の名前を使用して [フィーチャ レイヤー (新規)] 出力を再作成します。

Kafka ブローカーまたはトピックにアクセスできません

出力メッセージを Kafka に送信するには、Velocity が Kafka と通信するために、インターネット上で外部から送信先の Kafka ブローカーまたはトピックにアクセスできる必要があります。

SMTP サーバーにアクセスできません

[電子メール] 出力を構成する場合、SMTP サーバーのアドレスを指定する必要があります。 Velocity は、電子メールの送信のリクエストを SMTP サーバーに送信しますが、SMTP サーバーが電子メールを実際に送信します。

電子メールのリクエストを SMTP サーバーに送信するには、Velocity が SMTP サーバーと通信するために、インターネット上で外部から SMTP サーバーにアクセスできる必要があります。

SMTP サーバーがレート制限を適用しています

多くの出力フィーチャを [電子メール] 出力に送信している場合、SMTP サーバーがリクエストにレート制限を適用することがあります。

[電子メール] 出力を構成する場合、Velocity からアクセスできる SMTP サーバーのアドレスを指定する必要があります。 一部の SMTP サーバーおよび管理者は、1 人のユーザーが 1 日に送信できる電子メールの数に対して、制限を適用することがあります。