Trimble Unity Maintain 出力タイプを使用すると、作業指示リクエストを作成できます。 Trimble Unity Maintain は、公共サービスおよび公共事業組織向けに設計されたクラウドベースの資産および作業管理ソフトウェアです。 Trimble Unity Maintain の詳細については、Trimble のドキュメントをご参照ください。
例
出力の使用例を次に示します:
- 公共事業会社は、給水ポンプ、センサー、変圧器などの重要なインフラストラクチャーをリアルタイムで監視しています。 センサーが異常 (高圧や高温など) を報告すると、ArcGIS Velocity はこのデータを処理し、修理または点検のために定義済みの [作業指示テンプレート ID] パラメーターを使用して作業指示を生成する自動化ワークフローをトリガーします。
- 暴風雨の発生後に、Velocity は、環境モニタリングと併せて気象データ (浸水レベルや雨水流出など) を解析します。 定義済みの閾値を超えると (浸水レベルが危機的ポイントに達しているなど)、システムは、定義済みの [作業指示テンプレート ID] パラメーターを使用して、対応チームを派遣する作業指示を自動的に生成します。
使用上の注意
出力を操作する際には、以下の点に注意してください:
以下の [パラメーター] セクションにリストされている Trimble Unity Maintain 出力タイプ パラメーター (ユーザー アクセス認証情報および URL を含む) は、Trimble から取得できます。
パラメーター
出力には、次のパラメーターがあります:
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
URL | Trimble から提供される認証情報の URL 部分 (例: https://maintain.unity.trimble.com/CLIENT_NAME)。 | String |
ユーザー名 | Trimble から提供される認証情報のユーザー名部分。 | String |
パスワード | Trimble から提供される認証情報のパスワード部分。 | パスワード |
作業指示テンプレート ID | テンプレート ID は作業指示テンプレートに割り当てられた一意識別子です。 作業指示は、個人または作業員が実行するメンテナンス活動をトラッキングします。 作業指示テンプレートは、ID、タスク、労働力、必要な資料、機器、完成期限、発生するコストなどの詳細を提供します。 | String |
その他のログ (オプション) | 必要に応じて、Velocity が発行した未処理の HTTP リクエストとレスポンスのログ出力をオンにします。 注意:このパラメーターは、トラブルシューティングの目的でのみオンにし、トラブルシューティングが完了したらオフにする必要があります。 オンにした後は、解析を開始すると、デバッグ レベルのログが解析ログ ページで使用できるようになります。 必要に応じて、トラブルシューティングについて Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。 | Boolean |
検討事項および制限事項
出力を使用する際には、以下の点を検討してください:
- ユーザーは、提供された [作業指示テンプレート ID] パラメーターが有効であることを確認する必要があります。
- Velocity は、整数、浮動小数点、文字列など、すべての入力を自動的に文字列に変換して処理します。
- Velocity では、[作業指示テンプレート ID] パラメーターの送信のみが許可されます。このパラメーターはデフォルトで、Trimble で関連付けられた作業指示テンプレートの ApplyToEntity 値に設定されます。
- 正しくない URL、パスワード、またはユーザー名でログイン試行が繰り返されたことにより、Trimble が一時的にユーザーのアカウントをロックすることがあります。