ArcGIS Velocity の Amazon SNS 出力を使用すると、Arcade を使用して作成された出力フィーチャや値を Amazon SNS (Simple Notification Service) に書き込むことができます。 SNS は、A2A (Application to Application) および A2P (Application to Person) メッセージング用のフルマネージド Pub/Sub サービスです。 これにより、ArcGIS Velocity は、Amazon SNS 出力を使用することで、分散したアプリケーションを統合したり切り離したりできます。また、Amazon SNS プラットフォームを使用して、SMS テキスト、プッシュ通知、および電子メールを通じて通知を提供します。
例
ArcGIS Velocity リアルタイム解析によってある空間条件または属性条件が特定されると、Amazon SNS 出力は、Arcade を使用して作成されたフィーチャまたはメッセージを Amazon SNS に送信でき、その後、アプリのプッシュ通知およびテキスト メッセージをフィールド スタッフに送信するよう構成できます。
使用上の注意
Amazon SNS 出力を操作する際には、以下の点に注意してください。
- 解析を最初に保存するときに、シークレット キーが暗号化され、暗号化された状態で格納されます。
- 次の出力データ形式を使用できます。
- 区切り
- JSON
- GeoJSON
- Esri JSON
注意:
あるいは、Arcade 式を構成して、Amazon SNS に送信されるメッセージを制御することもできます。
- JSON 形式でエクスポートされたデータでは、ジオメトリが EsriJSON 形式で表示されます。
- Velocity が Amazon SNS ARN に正常に接続して書き込むために指定された Amazon キーに関連するユーザー ポリシーには、特定の Amazon SNS アクションが必要です。
パラメーター
以下は、Amazon SNS 出力のパラメーターです。
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
アクセス キー | S3 通知サービスの Amazon アクセス キー ID (例: AKIAIOSFODNN7EXAMPLE)。 Amazon アクセス キーの詳細については、AWS ドキュメントの「AWS セキュリティ認証情報」をご参照ください。 | String |
シークレット キー | S3 バケットの Amazon シークレット アクセス キー (例: wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY)。 Velocity は、指定されたアクセス キーを使用して、指定されたデータ ソースをアプリケーションに読み込みます。 解析を最初に保存するときに、シークレット キーが暗号化され、暗号化された状態で格納されます。 Amazon シークレット アクセス キーの詳細については、AWS ドキュメントの「AWS セキュリティ認証情報」をご参照ください。 | パスワード (文字列) |
Region | Amazon SNS に関連する地域 (例: s3.us-east-1.amazonaws.com)。 | String |
トピック ARN | SNS トピックの ARN 識別子 (例: arn:aws:sns:us-east-2:541649011075:yourSNStopicName)。 | String |
件名 (オプション) | Amazon SNS メッセージの件名。 | String |
メッセージ | テキストを評価する Arcade 式を使用して作成されたメッセージ。 または、各レコードに指定されたデータ形式が個別に通知サービスに送信されます。 | String |