出力レイヤーの管理

ArcGIS Velocity でのリアルタイム解析およびビッグ データ解析は、フィーチャを新規または既存の ArcGIS レイヤーに書き込むことができます。 作成されたレイヤーは、Velocity アプリの [レイヤー] ページで管理できます。 作成されたフィーチャ、マップ イメージ、およびストリーム レイヤーは、Velocity、ArcGIS のマップおよびアプリで使用できます。

注意:
  • リアルタイム解析またはビッグ データ解析によって作成される出力レイヤーは、解析が開始されて出力を正常に作成するまで、[レイヤー] ページに表示されません。
  • Velocity がホストする出力レイヤーは、組織グループまたは組織全体で共有できます。 これらのレイヤーをパブリックに共有することはできません。 外部ユーザーにアクセス権を付与するには、レイヤーがホストされている組織のグループにユーザーを追加し、そのグループにレイヤーを共有します。

出力レイヤーの操作

リアルタイム解析またはビッグ データ解析によって作成された出力レイヤーを操作するには、Velocity アプリのメイン メニューの [出力] セクションの下にある [レイヤー] をクリックします。[レイヤー] ページで、アイテムの詳細を確認したり、レイヤーの対応する REST エンドポイントを開いたりできます。 右上にある検索オプションを使用してレイヤーをフィルター処理し、テーブル形式またはグリッド形式で表示することができます。 [レイヤー] ページでは、次の操作が可能です。

  • ArcGIS Online で関連するアイテムの詳細を表示または編集するには、リスト内のレイヤーの名前をクリックするか、メニュー ボタンを展開してから [アイテム詳細の表示] をクリックします。 新しいブラウザー タブが開き、そのレイヤーの関連する ArcGIS Online のアイテム詳細が表示されます。 共有設定、タグ、アイテムの説明などの、レイヤーのプロパティを変更できます。
    注意:

    Velocity によって作成されたアイテムの共有または所有権の変更が有効になるには、最大 5 分かかることがあります。

  • レイヤーの関連する REST API エンドポイントにアクセスするには、メニュー ボタンを展開して、[REST サービス ディレクトリで開く] をクリックします。 新しいブラウザー タブにサービス エンドポイントが開きます。

出力レイヤーの表示

リアルタイム解析またはビッグ データ解析によって作成された出力レイヤーを表示するには、Velocity アプリのメイン メニューで [出力] セクションの下にある [レイヤー] をクリックします。[レイヤー] ページで、各レイヤーに関連するタイトル タイプおよび対応するデータセットを確認できます。 右上にある検索オプションを使用してレイヤーをフィルター処理し、テーブル形式またはグリッド形式で表示することができます。

  • 出力レイヤーを Web マップに表示するには、[マップ ビューアーで開く] アイコンをクリックします。 新しいブラウザー タブが開き、出力レイヤーを含む Web マップを表示します。 シンボルの変更およびストリーム レイヤーまたはフィーチャ レイヤーのレンダリングの詳細については、「ストリーム レイヤーまたはフィーチャ レイヤーの視覚化」をご参照ください。
  • さまざまなレンダリングおよび集約を使用して出力マップ イメージ レイヤーを表示または編集するには、[編集] をクリックします。 新しいブラウザー タブが開き、出力レイヤーおよびさまざまな表示オプションを表示します。 詳細については、「マップ イメージ レイヤーの視覚化」をご参照ください。

出力レイヤーの削除

Velocity で出力レイヤーを操作するときに、解析によって作成されたフィーチャ レイヤー、マップ イメージ レイヤー、またはストリーム レイヤーを削除することができます。 フィーチャ レイヤーを削除すると、データも削除されることに注意してください。

注意:

フィーチャ レイヤーの削除は取り消しできず、すべてのデータが削除されます。

マップ イメージ レイヤーを削除しても、データは削除されません。 マップ イメージ レイヤーは、データの可視化であり、フィーチャ レイヤーのライフ サイクルに関係しています。 マップ イメージ レイヤーは、基になるデータを削除しなくても、削除できます。

レイヤー ページからの出力レイヤーの削除

[レイヤー] ページからレイヤーを削除するには、アクション ボタンをクリックし、[削除] をクリックして、レイヤーを削除することを確定します。

注意:

フィーチャ レイヤーを削除すると、データおよび関連するマップ イメージ レイヤーも削除されます。 この操作は取り消しできず、すべてのデータが削除されます。

解析の出力レイヤーの削除

リアルタイム解析またはビッグ データ解析によって作成されたフィーチャ レイヤーも、解析がアクティブに実行されていなければ、解析エディターから削除できます。 解析内のレイヤーを削除するには、レイヤーを含んでいるリアルタイム解析またはビッグ データ解析を開き、出力ノードを右クリックして [フィーチャ レイヤーの削除] を選択し、レイヤーを削除することを確定します。

注意:

フィーチャ レイヤーを削除すると、データおよび関連するマップ イメージ レイヤーも削除されます。 この操作は取り消しできず、すべてのデータが削除されます。

注意:

解析内のストリーム レイヤーを削除することはできません。

削除の防止

Velocity で作成したアイテムで削除の防止を有効にしている場合、Velocity からそのアイテムを削除しようとすると、アイテムを削除するにはアイテムの詳細ページで削除の防止をオフにする必要があることを示すエラー メッセージが表示されます。

出力レイヤーに対して削除の防止を使用している場合、フィーチャ レイヤーとそれに関連するマップ イメージ レイヤーの両方に削除の防止を追加することをお勧めします。 フィーチャ レイヤーに対して削除の防止を有効化していないが、それに関連するマップ イメージ レイヤーに対して削除の防止を有効化している場合、そのフィーチャ レイヤーが削除されると、関連するマップ イメージ レイヤーが残りますが、関連付けられたデータセットが存在しなくなります。 これには、今後の Velocity リリースで対処する予定です。