マップの確認

Web マップのスケーラビリティーに影響を与える可能性があるマップ構成、レイヤー設定、およびコンテンツ パターンを特定するには、[マップの確認] ツール マップの確認 を実行します。 このツールは Web マップを評価し、高負荷時の使用状況下でパフォーマンスと耐障害性を向上させるための推奨事項を提供します。 このツールは、需要の増加や予想される使用量の超過に応じて、一般公開用または高トラフィックのマップを準備できるように支援し、組織の利用可能なリソースを保護するように設計されています。

マップの確認

Map Viewer でマップのスケーラビリティーと全体的なユーザー エクスペリエンスを向上させるための推奨事項を表示するには、次の手順を実行します:

  1. 組織サイトにサイン インしていることを確認します。

    マップの所有者か、組織の管理者としてサイン インしている必要があります。

  2. Map Viewer で、確認するマップを開きます
  3. [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーの [マップの確認] マップの確認 をクリックします。
  4. [マップの確認] ウィンドウで、[展開] 展開 をクリックして各推奨事項領域のレイヤーを表示します。 [構成の管理] Manage をクリックして、関連するアイテムの設定または構成を開きます。
    注意:

    構成を変更する権限がない場合は、[詳細] をクリックして、設定または構成のドキュメントを開きます。

  5. 必要に応じて、[高度なレビュー] 高度なレビュー をクリックして、プロンプトに答え、[推奨事項の調整] をクリックして、マップの使用目的に基づき推奨事項を調整します。
  6. 必要に応じて、[サマリー] サマリー をクリックし、[マップ] および [レイヤー] セクションを確認して、マップ レイヤー内にあるマップ コンテンツとフィーチャに関する詳細を理解します。
  7. マップ内のレイヤーに変更を加えたら、[マップの確認] マップの確認 をクリックし、[更新] 更新 をクリックして推奨事項のリストを更新します。
  8. 必要に応じてステップ 4 ~ 7 を繰り返します。

マップの推奨事項について

[マップの確認] ツール マップの確認 を実行すると、[マップの確認] ウィンドウが開き、ワード プロセッシング プログラムのスペル チェッカーに似た推奨事項のリストが表示されます。

[マップの確認] ウィンドウには、次の 5 つのタイプの推奨事項が優先度順にリスト表示されます:

  • 高優先度 - マップには、エンド ユーザーに重大なパフォーマンスの低下またはレンダリング エラーをもたらす可能性が高い構成が含まれています。 マップを共有する前に、これらの問題を解決する必要があります。
  • 中優先度 - マップには、特に大規模または高トラフィックの状況下で、描画パフォーマンスまたはスケーラビリティーに影響する可能性のある構成が含まれています。 これらの問題を解決することが推奨されます。
  • 低優先度 - マップには、パフォーマンスの向上のために最適化できる構成が含まれています。 これらの問題が顕著な問題を引き起こす可能性は低いものの、可能であれば対処してみる価値があります。
  • 情報 - マップの構成に関する詳細な診断情報またはコンテキスト情報です。 アクションは必要ありませんが、この情報は、マップのトラブルシューティングまたは最適化時に役立つことがあります。
  • 推奨事項は不要 - アクションは必要ありません。

現在、このツールは Web マップ内のホスト フィーチャ レイヤーを次の点について確認します:

各領域でパフォーマンスやスケーラビリティーの潜在的な問題について説明し、問題を解決するための推奨アクションを示します。

注意:

Web マップ内のそれ以外のレイヤー タイプの評価に対するサポートは、Map Viewer の今後のリリースで提供される予定です。

属性インデックス

レイヤーでフィーチャをフィルターする定義式が使用されている場合、インデックスが作成されていないフィールドに対してクエリーを実行すると、完了するまでに時間がかかる可能性があります。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • 属性インデックスを追加して、クエリーの応答時間を向上させます。
  • 何もする必要はありません。 属性データの更新頻度が高い場合は、属性インデックスに大きなメリットはありません。

キャッシュ制御

キャッシュ設定は、サーバーが更新を確認するまでにデータがコンテンツ配信ネットワーク (CDN) に格納されている時間を制御します。 キャッシュ期間が長くなるほど、リソースの需要が増加し、応答性が向上します。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • レイヤーのアイテム ページの [設定] タブで適切なキャッシュ期間を設定します。
  • 何もする必要はありません。 レイヤーが更新を受信する頻度が非常に高く (60 秒以下の間隔)、対象ユーザーがそれらの更新をすぐに確認する (60 秒以内) ことが重要な場合は、デフォルト期間である 30 秒を使用します。

複雑なジオメトリー

詳細度の高いポリゴンまたはポリライン ジオメトリーを含むレイヤーでは、クエリーとレンダリングの実行により多くの処理能力を必要とします。 レイヤーの描画方法を最適化することで、リクエストされたフィーチャの提供にかかる計算コストを削減できます。

次のいずれかの実行を検討してください:

ポップアップの構成

FeatureSetByPortalItem 関数を使用するポップアップは、ポップアップ式が評価されるまでに複数のデータ リクエストを完了する必要があります。 これにより、閲覧者のポップアップ エクスペリエンスの処理速度が大幅に低下し、ユーザー エクスペリエンスが最適でなくなる可能性があります。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • FeatureSetByPortalItem 参照を削除するためにポップアップを変更します。
  • 何もする必要はありません。 参照アイテムがすでにマップ上にレンダリングされ、Web マップを表示する対象ユーザーが少数の場合、ポップアップの速度が大幅に低下しないことがあります。

パブリックに編集可能なレイヤー

編集が有効化されたレイヤーでは CDN キャッシュを利用できないため、そのレイヤーが大規模にアクセスされたときにレンダリングおよびクエリー速度が低下する可能性があります。 パブリックに編集可能なレイヤーでは、編集アクセスが意図的でない場合にも、セキュリティーの問題が生じることがあります。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • レイヤーで一般ユーザーの使用が想定されてない場合、所有者、グループ、または組織にレイヤーの共有設定を設定します。
  • レイヤーで一般ユーザーの使用が想定されているが、パブリック データ コレクションは必要ない場合、編集を無効化します。
  • 一般ユーザー用のホスト フィーチャ レイヤー ビューを作成し、親レイヤーの共有設定を変更して、編集が必要なユーザーのみがアクセスできるようにします。
  • 何もする必要はありません。 レイヤーがパブリック データ コレクション用である場合は、レイヤーで CDN キャッシュを利用できなくなることにご注意ください。

更新間隔

マップまたはレイヤーが更新されるたびに、データがデータベースから再同期されます。 頻度の高い更新間隔の場合、データ ストアの負荷が増加します。 アイテムまたはサービスの使用状況に応じた適切な更新間隔を検討してください。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • Map Viewer のレイヤーの [プロパティ] ウィンドウ、またはレイヤーのアイテム ページの [ビジュアライゼーション] タブで更新間隔を短縮します。
  • 何もする必要はありません。 ミッション クリティカルなデータでは、レイヤーに設定されたキャッシュ期間に合わせて頻度の高い更新を利用できます。

相対日付条件

相対日付条件は常にキャッシュできるとは限らないため、データストアの負荷が増加する可能性があります。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • Date、Date only、または Time only フィールド内の確定日付を使用して、条件を再構築します。
  • 何もする必要はありません。 Web マップの対象ユーザーがわずかであり、他のアプリケーションでの使用を想定していない場合は、相対日付条件により、組織のリソースが過剰に使用されることはありません。

再投影

レイヤーの空間参照がマップの空間参照と一致しない場合、データがレンダリング中にリアルタイムで再投影される必要があります。 これは計算コストが高く、パフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性があるため、ユーザー エクスペリエンスが最適でなくなる場合があります。

次のいずれかの実行を検討してください:

  • ArcGIS Pro で、マップ プロパティを設定するときにマップの投影法をレイヤーの投影法に合わせて変更します。
  • ArcGIS Pro で、マップの投影法に合わせてレイヤーのデータ ソースを投影してから、レイヤーのデータ ソースを新たに投影したデータに変更します。
  • 何もする必要はありません。 状況によっては、リアルタイム マップ投影が、レンダリング速度に大きな影響を与えないことがあります。 たとえば、少数のシンプル フィーチャ (ポイントや、少数の頂点を持つライン フィーチャとポリゴン フィーチャなど) のあるデータセットは、リアルタイムの投影変換が必要であるにもかかわらず、比較的すばやく表示されることがあります。

空間インデックス

空間インデックスは、データベースでフィーチャの位置に基づいてフィーチャを効率的に検索して取得するのに役立ちます。 インデックスが最新でなくなると、クエリー パフォーマンスが低下します。

データ取得の迅速化を図るために空間インデックスの再構築を検討してください。

表示範囲

すべての縮尺でレイヤーを描画すると、リソースの需要が増加します。 レイヤーがすべての縮尺で描画されると、フィーチャが小さすぎるか、フィーチャの密度が高すぎて、閲覧者にとって意味を成さなくなる場合でもリクエストが生成され、リソースの需要を不必要に増加させます。

レイヤーが、表現するデータのコンテキスト内でのみリクエストされるように最小および最大縮尺の閾値の設定を検討してください。