新機能

ArcGIS Earth 3.0 (2026 年 9 月)

ArcGIS Earth 3.0 ではプロジェクト、ローカル シーンが導入され、ムービー エクスペリエンスのデザインが見直されて ArcGIS Maps SDK for .NET 300.1 が採用されました。 ArcGIS Earth 3.0 の新機能および機能拡張を次に示します。

プロジェクトと開始ページ

ArcGIS Earth 3.0 では、2.x で使用されていたワークスペースベースの編成がプロジェクトに置き換えられました。 プロジェクトでは作業中のシーンまたはムービーとそのデータ、ビュー、プロジェクト設定が管理されるため、作業を保存して後から続行できます。 地理範囲、座標系、完了する必要がある作業のタイプに基づいて、次に示すプロジェクト タイプを選択します:

  • グローバル シーン プロジェクト - コンテンツを地球儀上に表示したり、広い地理範囲を操作したり、地球の曲率を考慮する場合。
  • ローカル シーン プロジェクト - 狭いエリアを操作したり、投影座標系を使用したり、局所的な詳細を平面ビューで視覚化する場合。
  • ムービー プロジェクト - タイムライン、トラッキング、クリップを使用してシネマティック アニメーションを作成する場合。 ムービー プロジェクトではグローバル シーン ビューが使用されます。

グローバル シーン プロジェクトとローカル シーン プロジェクトには .aescx ファイル タイプが使用され、ムービー プロジェクトには .aemvx ファイル タイプが使用されます。 プロジェクト タイプはプロジェクトの作成時に設定され、後から変換することはできません。

開始ページのデザインが変更され、プロジェクトの作成、保存済みプロジェクトのオープン、最近使ったプロジェクトの管理を 1 つの場所から行えます。 プロジェクトでは [保存] と [名前を付けて保存] がサポートされ、ArcGIS Earth では保存済みのプロジェクトに対する変更が 3 分間隔で自動的に保存されます。

ArcGIS Earth 2.x では、ワークスペース フォルダーにアクティブなシーンとそのコンテンツが保存されていました。 ArcGIS Earth 3.0 では、開始ページの [インポート] をクリックして、レガシー グローバル シーン ワークスペースをインポートします。シーンが 1 つのグローバル シーン プロジェクトになり、ワークスペース内の各ムービーが独自のムービー プロジェクトになります。 インポートによって元のワークスペース フォルダーが変更されたり削除されたりすることはありません。

ローカル シーン

ArcGIS Earth 3.0 では、ローカル シーンのサポートが導入されました。 ローカル シーンでは、平面上に 2D コンテンツと 3D コンテンツが表示されます。これは都市、キャンパス、建設現場、ビルなどの一定のエリア内の詳細ビューに最も適しています。

データが投影座標系で保存されている場合や、特定のエリアの歪みを最小限に抑えたい場合には、ローカル シーンを使用します。 ローカル シーンは、都市モデル、キャンパス、建設現場、建物、BIM コンテンツ、3D メッシュ レイヤー、ビルディング シーン レイヤー、ガウシアン スプラット レイヤーなどの詳細な 3D ワークフローに使用できます。

注意:

ローカル シーンでは一部の機能とレイヤー タイプを使用できません。 完全なマトリックスについては、「利用可能な機能 (シーン タイプ別)」をご参照ください。

ビルディング シーン レイヤー

ArcGIS Earth 3.0 ではビルディング シーン レイヤーがサポートされ、これを使用して 3D BIM (Building Information Model) を視覚化できます。 通常はこれらを使用して、建築、構造、機械、配管、電力系統などの BIM コンテンツを、他の 2D および 3D GIS データから成る地理コンテキストで表示します。 ビルディング シーン レイヤーは、ArcGIS Online、ArcGIS Enterprise、Web シーン、またはサポートされているサービス URL からのローカル シーンに追加できます。

ビルディング シーン レイヤーを追加すると、コンテンツ ウィンドウに表示され、ここで建物構造を確認したり、サポートされているサブレイヤーの表示設定を管理したり、建物要素を識別することができます。 ビルディング フィルター (ArcGIS Pro または Scene Viewer で作成したフィルターを含む) を使用して、モデルの特定の部分に注目することができます。

ガウシアン スプラット レイヤー

ArcGIS Earth 3.0 ではガウシアン スプラット レイヤーのサポートが追加され、非常に写実的な 3D コンテンツを視覚化できるようになりました。 これは、従来の 3D 写真測量では表すのが困難な、複雑なジオメトリー、反射面、植生、その他の細密な実世界のオブジェクトが含まれているシーン用に設計されています。

ガウシアン スプラット レイヤーは、ローカル シーンに追加して、サポートされている他のレイヤー (ベースマップ、画像、フィーチャ レイヤー、シーン レイヤー、テレインなど) と一緒に表示できます。 レイヤーを追加した後、ナビゲート、ズーム、コンテンツ ウィンドウでのオンとオフの切り替え、周囲の GIS コンテンツとの比較を行えます。

ムービー (ベータ版)

ムービーは、マップ、レイヤー、カメラの動き、テキスト、描画、オーディオをムービー プロジェクトに結合して、アニメーション表示された地理ストーリーを作成します。 デザイン変更されたタイムラインベースのインターフェイスであるムービー レイアウトで作成を行います。

開始ページから新しいムービー プロジェクトを開始します。 カメラ位置を観測点として保存すると、隣接する各ペア間のトランジションが作成されます。 シンボル、画像、テキスト、描画、オーディオをはじめとするムービー リソース コンテンツを追加し、タイムラインに沿ってこれらをアニメーション表示します。 ムービーをプレビューし、MP4 ファイルとしてエクスポートします。

注意:
  • ムービーはこのリリースではベータ機能として提供されています。

  • 30 秒を超えるムービーを作成したり、デフォルトのウォーターマークなしでムービーをエクスポートするには、Creator、GIS Professional Standard、または GIS Professional Advanced ユーザー タイプが必要です。

レガシー ムービーからの変更

レガシー ムービーから次の変更が行われました:

  • 画像マーカー、GIF マーカー、ビデオ マーカー、地表マーカー、位置マーカーが [マーカー] に置き換えられました。

  • トラッキング上のアニメーション表示されるセグメントは、ブロックからクリップになりました。

  • 環境トラッキングが [マップ] に置き換えられ、[ベースマップ] および [標高] オプションが用意されました。 このリリースでは大気、日光、地下は使用できません。

  • [ブックマークのインポート] は使用できません。 観測点はムービーで直接作成します。

  • エクスポートの制限は解像度ではなくムービーの期間とウォーターマークに適用されます。


このトピックの内容
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