Map Viewer では、各種スマート マッピング スタイルを使用してさまざまな方法でデータを探索することができます。 Map Viewer でマップ レイヤーのスタイルを設定する場合、デフォルトのスタイル設定オプションは、データの性質によって決まります。 カラー ランプ、ライン ウェイト、透過表示、シンボルなどのグラフィックス エレメントを選択してみて、選択したエレメントがどのようにマップ上に反映されるかをすぐに確認することができます。
データをカテゴリ別に分布させるには、[タイプ (個別値シンボル)] スタイルまたは [タイプとサイズ] スタイルを使用します。
タイプ (個別値シンボル)
個別値シンボルを使用すると、個数や計測値ではなく、さまざまなタイプのカテゴリ データを表示できます。 たとえば、さまざまな色を使用して、風力タービンをメーカー別に表すことができます。
ヒント:
個別値シンボルを使用したタイプ別のスタイル設定例をご参照ください。注意:
個別値の上限は 200 個ですが、10 色しか使用されないため、複数のカテゴリが同じ色で表される場合があります。 つまり、個別値シンボルは、データのカテゴリ数が 2 〜 10 (レストランのタイプ、樹木のタイプ、政党など) の場合に最も効果的です。
個別値シンボルを使用してタイプ別にデータのスタイルを設定するには、次の手順を実行します。
- 「スタイルの適用」に記載された最初の 5 つの手順を実行します。
- [スタイル] ウィンドウで、必要に応じて [タイプ (個別値シンボル)] スタイルをクリックし、[スタイル オプション] をクリックします。
ヒント:
マップ上に時間ベースのカテゴリを表示するには、[不連続期間 (カテゴリ)] スタイルを使用します。
- 必要に応じて、次のいずれかの操作を行います。
- [シンボル スタイル] の下にあるシンボルをクリックし、すべてのマップ シンボルを一度に変更し、シンボル オプションを指定します。 詳細については、「スタイル オプションの使用」をご参照ください。
- [値の順にフィーチャを表示] 切り替えボタンをオンにして、[スタイル オプション] ウィンドウおよび凡例に表示されるカテゴリの順序に基づき、マップ上で重なり合っているフィーチャの表示順序を設定します。 このオプションをオンにすると、リストの上位カテゴリにある重なり合っているフィーチャは、リストの下位カテゴリにあるフィーチャの上に描画されます。
- リスト内の各カテゴリの横にある色付きのシンボルをクリックすると、すべてのカテゴリを個別にカスタマイズできます。 データがポイント、ライン、エリアのどれで構成されているかに応じて、シンボルのタイプごとに適用可能なスタイル設定オプションが表示されます。 たとえば、データがポイントで構成されている場合は、シンボルの形状、塗りつぶし色、アウトラインを変更できます。
- リスト内でカテゴリを上下にドラッグして、凡例のカテゴリを 1 つずつ並べ替えます。 複数のカテゴリを同時に並べ替えるには、各カテゴリの横にあるチェックボックスをオンにし、[上に移動] か [下に移動] をクリックしてグループにおける位置を変更します。 [値の順にフィーチャを表示] 切り替えボタンがオンの場合は、この順序もフィーチャの表示順序に影響します。
- カテゴリをサブカテゴリにグループ化して、詳細またはコンテキストをマップの凡例に追加します。
- 1 つ以上のカテゴリの横にあるボックスをオンにし、[削除] をクリックしてそのカテゴリを [その他] カテゴリに移動します。
注意:
カテゴリがレイヤー内に存在する値の場合は、[その他] カテゴリに移動されます。 カテゴリが手動で追加された値の場合、[削除] をクリックするとその値は完全に削除されます。
- 最適な視覚化のために、レイヤー内のカテゴリは 10 種類未満にします。10 種類を超えると、色だけで区別するのが難しくなります。 カテゴリ数が 10 を超える場合は、最も数の多い 10 のカテゴリのみが表示されます。 残りは、[その他] カテゴリに自動的に分類されます。 フィーチャ数を判定できない場合は、アルファベット順に最初の 9 つのカテゴリが個別にリスト表示され、残りが [その他] カテゴリにグループ化されます。
- [その他] カテゴリのフィーチャを操作するには、次のいずれかを実行します。
- 1 つ以上のオブザベーションを [その他] リストからメイン グループに移動するには、オブザベーションの横にあるチェックボックスをオンにして [グループに移動] をクリックし、オブザベーションの移動先グループを選択します。
- 1 つ以上のオブザベーションを [その他] リストから新しいグループに移動するには、オブザベーションの横にあるボックスをオンにし、[新しいグループ] をクリックします。
- [その他] カテゴリ内のすべてのオブザベーションを選択するには、[オプション] をクリックし、[すべての値を選択] をクリックします。次に、[グループに移動] または [新しいグループ] をクリックして、すべてのオブザベーションを [その他] リストから移動します。
- [その他] カテゴリのオブザベーションを非表示にするには、切り替えボタンをオフにします。
- グループ名の横にある [オプション] をクリックして、次のいずれかを実行します。
- グループに新しい値を追加するには [値の追加] をクリックします。
- グループのカラー ランプを変更するには [グループの色の変更] をクリックします。
- グループ内のすべての値を選択するには [すべての値を選択] をクリックします。 カテゴリの選択を解除するには [選択の解除] をクリックします。
- グループ リスト内でグループを並べ替えるには [上に移動] か [下に移動] をクリックします。
- カテゴリ名の横にあるカラー チップをクリックして、個々のカテゴリに適用される透過表示を調整します。 [属性による透過表示] をクリックして、フィーチャごとの一意の位置の透過表示を調整し、透過表示設定を指定します。 このオプションは、位置に関連付けられた数値データが存在する場合にのみ使用できます。 たとえば、レストランの売上データがレイヤーに含まれている場合、レストランのタイプに従ってデータをスタイル設定し、年間売上に比例して各カテゴリの透過表示を調整できます。
- データにまだ存在しない値に対してカテゴリを手動で追加します。
- 1 つのシンボルで表される 1 つのカテゴリに複数のカテゴリをマージします。
- ポイント シンボルをマッピングする場合、数値属性に基づいてシンボルを回転できます。 たとえば、ポイントの色で測候所での気温を表し、ポイントの回転で湿度を表すことができます。 デフォルトのシンボルは円形であるため、回転をよく表現できません。 別の形状を選択することをおすすめします。 [属性による回転] をクリックしてシンボルを回転し、回転設定を指定します。
- スタイルのカスタマイズが完了したら、[完了] をクリックします。選択内容を保存しないで [スタイル] ウィンドウに戻る場合は、[キャンセル] をクリックします。
カテゴリのグループ化
カテゴリ データを表示するようマップ レイヤーをスタイル設定する際、カテゴリをグループに分類して、マップの凡例に詳細またはコンテキストを追加できます。 たとえば、マップに放火、暴行、窃盗、強盗などの種類別に犯罪が表示されている場合は、犯罪カテゴリを、暴力犯罪や非暴力犯罪などのグループに分類できます。
カテゴリ グループを作成するには、次の手順を実行します。
- 選択するカテゴリの横にあるチェックボックスをオンにし、[新しいグループ] をクリックします。
そのカテゴリが移動して追加された新しいグループが作成されます。 カテゴリ リストと凡例が更新され、2 つのグループが表示されます。
- 新しいグループの仮タイトルをクリックし、新しいタイトルを入力して Enter キーを押します。
- 上記の手順を繰り返して、他のグループにタイトルを指定します。
- 他のカテゴリを新しいグループにドラッグするか、各カテゴリの横にあるチェックボックスをオンにして複数のカテゴリを選択し、[グループに移動] をクリックします。
- 上記の手順を繰り返して、追加のグループを作成します。
- カテゴリ リストを単一グループに戻す、あるいはグループを削除するには、削除するグループから各カテゴリをドラッグします。 または、各カテゴリの横にあるチェックボックスをオンにして、複数のカテゴリを選択して移動します。
カテゴリの手動追加
[タイプ (個別値シンボル)] スタイルは、データ内の既存の値に基づいてカテゴリを作成します。 ただし、データにまだ存在しない値に対してカテゴリを手動で追加することもできます。 次に、指定した値に一致するようにデータ内のフィールドが更新されると、そのフィーチャのスタイル設定が自動的に更新されます。
カテゴリを手動で追加するには、次の手順を実行します。
- 上記のセクションの最初の 2 つの手順により、[タイプ (個別値シンボル)] を使用してレイヤーのスタイルを設定します。
- グループ名の横にある [オプション] をクリックして [値の追加] をクリックします。
[値の追加] ウィンドウが表示されます。
- 格納される値を [値] テキスト ボックスに入力します。
格納される値と一致する選択フィールドの値を持つ場所が、新しいカテゴリに表示されます。
注意:
格納される値は一意である必要があります。 手動で入力されたカテゴリの値は、データ内の既存の値や手動で追加された他のカテゴリの値と一致できません。 - 必要に応じて、カテゴリ名を格納される値と異なるものにしたい場合は、表示する値を [ラベル] テキスト ボックスに入力します。
- [完了] をクリックします。
新しいカテゴリが追加され、カテゴリ リストに表示されます。
- 手動で追加したカテゴリを削除する場合は、そのカテゴリを [その他] カテゴリにドラッグします。 手動で追加した複数のカテゴリを同時に削除するには、各カテゴリの横にあるチェックボックスをオンにし、[グループに移動] をクリックして [その他] を選択します。
カテゴリのマージ
カテゴリ データを表示するようレイヤーをスタイル設定する際、2 つ以上の一意のカテゴリを 1 つのカテゴリにマージできます。 こうすることでマップの凡例が短縮され、1 つのカテゴリにマージされたすべての値に同じスタイル設定を適用できます。 たとえば、マップに放火、暴行、窃盗、強盗などの種類別に犯罪が表示されている場合は、犯罪カテゴリを、暴力犯罪と非暴力犯罪の 2 つのグループにマージできます。
カテゴリをマージするには以下を実行します。
- マージするカテゴリの横にあるチェックボックスをオンにし、[値のマージ] をクリックします。
選択したカテゴリが 1 つのカテゴリにマージされ、カンマ区切り文字列として表示されます。 カテゴリ リストと凡例が更新され、1 つのカテゴリが表示されます。
- マージされているカテゴリに別のカテゴリを追加するには、マージされているカテゴリの横にあるチェックボックスをオンにし、追加するカテゴリを選択して [値のマージ] をクリックします。
- マージされているカテゴリを個別のカテゴリに戻すには、マージされているカテゴリの横にあるチェックボックスをオンにし、[値の分割] をクリックします。
マージしたカテゴリが個別のカテゴリに分割されます。 カテゴリ リストと凡例が更新され、複数のカテゴリが表示されます。
注意:
同じグループからでも、別々のグループからでもカテゴリをマージできます。 標準順が一番上の値でカテゴリがマージされます。 マージを解除すると、カテゴリはマージ元のグループに残り、そのグループで個別の値として表示されます。
タイプとサイズ
このスタイルでは、色ごとに異なるサイズとカテゴリを使用してデータを表現できます。 個別値を示すテキスト、日付、または数値フィールドと、サイズ値を示す数値フィールドを選択し、必要に応じて、各属性のマップ シンボル設定を調整します。 たとえば、米国の失業率に関するマップでは、このスタイルを使って、郡ごとの失業者数などの数属性を表示し、州など別のフィールドの値ごとに一意の色を使用できます。
ヒント:
タイプとサイズによるスタイル設定例をご参照ください。個別値とサイズを使用して 2 つの属性のスタイルを設定するには、次の手順に従います。
- 「スタイルの適用」に記載された最初の 5 つの手順を実行します。
- 2 番目の属性フィールドまたは条件式を選択します。
- [タイプとサイズ] スタイルをクリックして、[スタイル オプション] をクリックします。
- タイプ (個別値シンボル) オプション (1 番目の属性) と [数と量 (サイズ)] オプション (2 番目の属性) を選択して適用します。
- スタイルのカスタマイズが完了したら、[完了] をクリックします。選択内容を保存しないで [スタイル] ウィンドウに戻る場合は、[キャンセル] をクリックします。