エレメントでのアクションの構成

アクションは、ソース エレメント (ユーザーが操作し、イベントが開始されるエレメント) に対して構成されます。 ダッシュボードでのソース エレメントとターゲット エレメントの構成方法によって、有効化できるアクションのタイプが決まります。 アクションを有効にすると、そのアクションがエレメントの構成の [アクション] タブに表示されます。

エレメントに対するアクションを構成するには、次の手順に従います。

1. エレメントの上にポインターを置き、[構成] ボタン をクリックします。
2. [アクション] タブをクリックします。

   注意:

   マップ エレメントを構成する場合、[マップ アクション] および [レイヤー アクション] という、アクションに関連する 2 つのタブがあります。

3. エレメントが複数選択に対応している場合は、選択モードとして [単一] または [複数] のどちらかを選択します。
4. 有効にするアクションのタイプに関するセクションを展開します。

   たとえば、フィルター アクションを有効にする場合は、[フィルター] セクションを展開します。

5. ターゲットにするエレメントの切り替えボタンをオンにします。

   ヒント:

   フィルター アクションのターゲットの数が多すぎる場合は、[アクティブを表示] ボタン をクリックして、有効になっているアクションだけを表示することができます。

6. アクションを有効にしたら、[終了] をクリックします。
エレメントの構成とダッシュボードのビューに応じて実行できるアクションだけが [アクション] タブに表示されます。 以下のセクションでは、ソース エレメントおよびターゲット エレメントの構成に基づいて構成できるアクションの概要を示します。 特定のソースとターゲットのペアが示されていない場合、そのタイプの操作を行うことはできません。

マップ エレメント

[マップ アクション] タブでは、マップの範囲の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成することができます。 別のマップの範囲を設定するとき、または空間フィルターを別のタイプのターゲット エレメントに適用するときに、ソースのマップの範囲が使用されます。 詳細については、「マップ」をご参照ください。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
マップ	範囲の設定	マップ
	フィルター (空間) ヒント: パブリックなダッシュボードの場合、最高のパフォーマンスと正確な結果を得るために、ターゲット レイヤーがマップ/シーンの操作レイヤーに基づいていることを確認します。	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

パブリックなダッシュボードのマップ範囲フィルター

パブリックに共有されているダッシュボードが高い需要と大量のトラフィックに対応して実行および規模拡大できるようにするには、マップ範囲フィルターを使用する際に次の点に注意してください。

• ダッシュボードを読み込むときに、マップ レイヤーは表示されている必要があります。 マップでレイヤーの表示設定がオンになっていて、表示範囲内にあることを確認します。
• ターゲット エレメントのデータ ソースは、マップの操作レイヤーに基づいている必要があります。
• データ ソースがスタンドアロン レイヤー、データ式、またはマップ上に表示されていないマップの操作レイヤーに基づいているエレメントは、ターゲットにしないようにします。

注意:

マップ範囲フィルターがこれらの注意事項に従わない場合、ターゲット エレメントの出力値が近似されることがあります。 フィルターでは、マップ上にレンダリングされたフィーチャに基づいて値が計算されるため、近似値は変化する場合があります。

操作レイヤー

[レイヤー アクション] タブでは、操作レイヤーでの選択内容の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成することができます。

注意:

レイヤー アクションは、クラスタリングまたはビニングが有効になっているマップ レイヤーでは実行できません。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
操作レイヤー	フラッシュ	マップ
	フィルター (属性または空間) 注意: ソース レイヤーにポリゴン ジオメトリ タイプが存在する場合、空間フィルターをターゲット エレメントに適用することができます。 ポイント フィーチャおよびライン フィーチャを使用して空間フィルターを適用することはできません。	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

リスト エレメント

リストの選択内容の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成することができます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
リスト	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	ポップアップの表示
	フィーチャの追従
	フィルター (属性または空間) 注意: テーブルではなくフィーチャ レイヤーであるデータ ソースを使用してリストが構成された場合、フィーチャのジオメトリを使用することができ、空間フィルターをターゲット エレメントに適用できます。	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

シリアル チャートおよびパイ チャート

シリアル チャートまたはパイ チャートのソースの構成オプションがグループ化された値のカテゴリである場合、チャートの選択内容の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

注意:

シリアル チャートのソースの構成オプションがフィールドである場合、アクションはサポートされません。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
グループ化された値からのカテゴリ 注意: ズーム、画面移動、フラッシュのアクションは、エレメントのデータ ソースが ArcGIS Online のホスト フィーチャ レイヤーに基づいている場合のみ利用できます。 日付の解析切り替えボタンが有効化されている場合、これらのアクションはシリアル チャートで利用できません。	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

注意:

シリアル チャートは、多くのフィールド タイプのデータを解析することができます。 日付に基づくチャートが、グループ化された値からカテゴリを生成するように構成された場合、解析されるフィールドが日付フィールド タイプである場合にのみ、アクションがサポートされます。

シリアル チャートまたはパイ チャートのソースの構成オプションがフィーチャのカテゴリである場合、チャートの選択内容の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
フィーチャからのカテゴリ	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	ポップアップの表示
	フィーチャの追従
	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

テーブル

テーブルの構成がグループ化された値に基づく場合、テーブルの選択内容の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルのアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
グループ化された値に基づくテーブル 注意: ズーム、画面移動、フラッシュのアクションは、エレメントのデータ ソースが ArcGIS Online のホスト フィーチャ レイヤーに基づいている場合のみ利用できます。	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

テーブルの構成がフィーチャに基づく場合、テーブルの選択内容の変更に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
フィーチャに基づくテーブル	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	ポップアップの表示
	フィーチャの追従
	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

カテゴリ セレクター

ソースの構成オプションがフィーチャのカテゴリである場合、カテゴリ セレクターの値の変更 (選択内容の変更イベント) に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
フィーチャからのカテゴリ	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	ポップアップの表示
	フィーチャの追従 注意: フィーチャの追従は、デスクトップ ビューでしか使用できません。
	フィルター (属性または空間) 注意: ソースのセレクターがフィーチャに構成された場合、フィーチャのジオメトリを使用することができ、空間フィルターをターゲット エレメントに適用できます。	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

ソースの構成オプションがグループ化された値のカテゴリまたは定義された値のカテゴリである場合、カテゴリ セレクターの値に対する変更 (選択内容の変更イベント) に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
グループ化された値または定義された値からのカテゴリ 注意: ズーム、画面移動、フラッシュのアクションは、エレメントのデータ ソースが ArcGIS Online のホスト フィーチャ レイヤーに基づいている場合のみ利用できます。 定義された値からのカテゴリを含むカテゴリ セレクターでは、これらのアクションは利用できません。	ズーム	マップ
	画面移動
	フラッシュ
	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

数値セレクター

数値セレクターの値に対する変更 (選択内容の変更イベント) に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
数値セレクター	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大

日付セレクター

日付セレクターの値に対する変更 (選択内容の変更イベント) に合わせて実行されるように、以下のテーブルに示すアクションを構成できます。

ソース エレメント	可能なアクション	ターゲット エレメント	ターゲット サブエレメント
日付セレクター	フィルター (属性)	マップの操作レイヤー
		リスト
		詳細
		シリアル チャート
		パイ チャート
		テーブル
		インジケーター	値
			参照
		ゲージ	値
			最小
			最大
		埋め込みコンテンツ
		カテゴリ セレクター
		数値セレクター	最小
			最大