既知の問題

AppStudio を使用する際、問題を解決するために実行できる既知の回避策またはアクションが存在する挙動について説明します。

AppStudio のバグに関するレポートや詳細については、「サポート」をご参照ください。

インストールと設定

アプリの構成と拡張

インストール ファイルの作成

ストアへの送信

インストールと設定

Linux.run ファイルをダブルクリックすると、Ubuntu Software Center が読み込まれ、エラー メッセージが表示されます。 なぜでしょうか?

インターネットから .run ファイルをダウンロードしたとき、このファイルの実行権限は無効化されています。 有効化するには、次の手順を実行します。

  1. .run ファイルを右クリックします。
  2. [アクセス権] タブを選択します。
  3. [プログラムとして実行することを許す] チェックボックスをオンにします。
  4. [閉じる] をクリックします。

これで、.run ファイルをダブルクリックすると、インストール ウィザードが開始するようになります。

ArcGIS AppStudio が起動しない場合は、api-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dll ファイルが存在しないことを示すエラー メッセージが表示されます。

このメッセージは、AppStudio の実行に必要な Windows コンポーネント内の Universal C Runtime が存在しないことを示します。 これらのコンポーネントは、Windows サポートからダウンロードできる Windows アップデートで配布されています。

ArcGIS AppStudio が私の職場では動作しませんが、職場以外の環境では問題なく動作します。

この主な理由としては、職場がルールベースの自動構成スクリプトを使用してインターネット アクセスを制御していることが考えられます。 この形式のプロキシは現在、AppStudio では検出されません。つまり、アプリの ArcGIS Online への接続機能が影響を受ける可能性があります。 この場合、自動構成スクリプトを無効にして、アドレスとポートの組み合わせによりプロキシ サーバーを手動で構成する必要がある場合があります。

Windows では、このプロセスを制御するオプションが [インターネット オプション][ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定] にあります。

AppStudio コンソールがコンソール ログを受信していません。

これは、コンソール ツールが表示する UDP (User Datagram Protocol) メッセージがフィルター処理されているか、ファイアウォールによってブロックされているためである可能性があります。 ファイアウォールをオフにするか、コンソール ツールの使用中は UDP パケットを例外的に許可することで解決できます。 ネットワークの信頼性が高い場合は、攻撃を受けたときに UDP パケットを許可するようにファイアウォールをリセットすることもできます。

WindowsArcGIS Runtime アプリが強制終了します。

これは、Windows コンピューターのグラフィックス ドライバーが最小要件を満たしていないためである可能性があります。 ArcGIS Runtime アプリを実行するとき、2D マップ ビューには OpenGL 2.1、3D シーン ビューには 3.2 が最小要件です。 最新のドライバーを使用することをお勧めします。

Android Virtual Device を作成してアプリをテストできません。

仮想コンピューターを使用して複数のプラットフォームでアプリをテストする場合、それらのプラットフォーム上で Android エミュレーターは実行できません。 これは、Android エミュレーターが使用する視覚化エンジンである Hardware Accelerated Execution Manager (HAXM) が、ネストされた仮想コンピューターをサポートしていないためです。 Android エミュレーターは、物理コンピューター上でのみ実行できます。

Android Studio をインストールしましたが、AppStudio に認識されません。

AppStudio は、最初に Android Studio のデフォルトの場所にあるファイルを検索します。 Android SDK の場所が Qt Creator 内に構成されている場合、AppStudio はこれを代わりに使用します。

各プラットフォーム用の SDK へのデフォルト パスは次のとおりです。

  • Windows: Users/YourName/AppData/Local/Android/sdk
  • macOS: ~/Library/Android/sdk
  • Linux: ~/Android/Sdk

仮想デバイス リストの設定に使用されるファイルは、次のフォルダーに配置されている必要があります。

  • AVD の構成は、~/.android の下にあるサブディレクトリから読み取られます。
  • エミュレーターの認証コードは ~/.emulator_console_auth_token から読み取られます。
  • adb のコマンド パスは <SDKPATH>/platform-tools/adb です。
  • エミュレーターのコマンド パスは <SDKPATH>/tools/emulator です。

iOS 14 でテキストがアラビア語で読み上げられます。

iOS 14 以降を実行しているデバイスでは、デフォルトで一部のテキスト読み上げ機能がデバイスで利用できなくなっています。 そのため、警告が読み上げられるときに、予期しない言語が聞こえてくる場合があります (通常はアラビア語)。

音声ファイルは手動でデバイスにダウンロードできます。 ダウンロードするには、[設定] > [アクセシビリティ] > [読み上げコンテンツ] > > [声] に移動してデバイスの言語に一致する音声をダウンロードします。 デバイスの言語を確認するには、[設定] > [一般] > [言語と地域] > [iPhone の使用言語] をタップします。

AppStudio Player または構築したアプリの次回起動時に、ダウンロードした音声が使用されます。

AppStudio 5.0 アプリが Ubuntu での起動に失敗します。

AppStudio 5.0 でビルドされたアプリには、libxcb-xinerama0 パッケージがインストールされた Ubuntu が必要です。 このパッケージをインストールするには、ターミナル ウィンドウで sudo apt update を実行し、続いて sudo apt install libxcb-xinerama0 を実行します。 このパッケージがインストールされていることを確認するには、apt list libxcb-xinerama0 を実行してください。

Ubuntu 22.04 で AppStudio サインイン ダイアログが真っ白な画面で表示されます。

このバージョンの Ubuntu でサインイン ダイアログ ボックスが表示されるようにするには、環境変数 QTWEBENGINE_DISABLE_SANDBOX を 1 に設定する必要があります。 この環境変数を設定するには、ターミナル ウィンドウで export QTWEBENGINE_DISABLE_SANDBOX=1 を実行します。 環境変数が設定されていることを確認するには、printenv | grep QTWEBENGINE_DISABLE_SANDBOX を実行して、QTWEBENGINE_DISABLE_SANDBOX=1 が返されることを確認します。

アプリの構成と拡張

既存の Quick Report アプリが実行されず、「存在しないプロパティ onComposeError に割り当てられません」というエラー メッセージが表示されます。

AppStudio 4.3 から、電子メール作成ツールのエラー信号が変更されました。

このエラーを解決するには、Qt Creator でアプリを開き、LandingPage.qml ファイルを参照して、onComposeErroronErrorChanged に変更します (655 行周辺にあります)。

3D シーン ビューアー テンプレート アプリでシーン レイヤーを特定できません。

これは既知の問題であり、今後修正される予定です。

SQL クエリが失敗し、データベース テーブルがロックされている、または接続がまだ使用中である旨が表示されます。

最初のクエリが完了する前に、AppFramework.SQLQuery コンポーネントを使用した 2 つ目のクエリが開始されると、これらの 2 つのエラーが別々に表示されます。 finish メソッドを使用して、最初のクエリの残りの結果が必要でないことをアプリに知らせるか、next メソッドを反復的に呼び出してすべての結果を要求することで、これらのエラーを防ぐことができます。

macOS のアプリで、AppFramework.SecureStorage の value および setValue メソッドを使用すると、「入力されたユーザー名またはパス フレーズが正しくありません」というエラーが返されます。

SecureStorage モジュールおよび ArcGIS Runtime モジュールを使用する macOS 向けのアプリは、システム キーチェーンにアクセスするために署名する必要があります。 詳細については、「macOS アプリの署名」をご参照ください。

Android で SwiftKey キーボードを使用すると、アプリが予期しない動作をします。

これは Qt の既知の問題であり、今後修正される予定です。 アプリで予測テキストを使用している場合、SwiftKey キーボードを使用すると、入力や計算が正しく表示されないことがあります。 Enter キーを使用すると、再度 SwiftKey キーボードを開くことができない場合があります。

TiledLayer または VectorTiledLayer タイプのマップに間違った API キーを渡すと、マップは表示されますが、予期しないスタイルで表示されます。

TiledLayer または VectorTiledLayer マップは、間違った API キーが指定された場合でも表示されますが、デフォルトのスタイルが表示されます。 カスタム スタイルには正しい API キーが必要です。

インストール ファイルの作成

証明書を指定しないと iOS 用のアプリをビルドできません。

他のプラットフォームとは異なり、iOS アプリはテスト目的であっても、ビルドするために署名付きの製品証明書が必要です。 この証明書を用意せずにビルドしようとすると、エラーが発生します。 これらの証明書の取得と保守の詳細については、Apple のアプリ配布ガイドの「Maintain signing assets」をご参照ください。 また、アプリに適切なバンドル ID を割り当てる必要もあります。これには、AppStudio のサイド パネルから [設定] ウィンドウを開き、[プラットフォーム] の見出しの下にある [iOS] タブを参照します。 詳細については、「iOS アプリの署名」をご参照ください。

プロビジョニング プロファイル "ABC" のアプリ ID "com.abc.xyz" がバンドル ID "com.xyz.abc" と一致しません」というビルド エラー メッセージを受信しました。

このエラー メッセージは、iOS のバンドル ID が設定されていないことを示しています。 [設定] > [プラットフォーム] > [iOS] > [バンドル ID] の順に移動して、バンドル ID がプロビジョニング プロファイル内のそれと一致していることを確認してください。

プロビジョニング プロファイルは "ABC" プロファイルではありません」というビルド エラー メッセージを受信しました。

このエラーは、選択した配布方法がビルド リクエストとともに提供されたプロビジョニング プロファイルのタイプと一致していないことを示しています。 [設定] > [プラットフォーム] > [iOS] > [配布方法] の順に移動して、配布方法がビルド リクエスト内で使用するプロビジョニング プロファイルのタイプと一致していることを確認してください。

コード署名エラー: プロビジョニング プロファイル "ABC" に署名証明書 "DEF" が含まれていません」というビルド エラー メッセージを受信しました。

このエラーは、アプリのビルドに使用されたプロビジョニング プロファイルに情報が欠落していることを示しています。 アプリのビルドに使用された p12 ファイルに証明書とプライベート キーが含まれていることを確認してください。

コード署名エラー: プロビジョニング プロファイル "ABC" は Associated Domains 機能をサポートしていません」というビルド エラー メッセージを受信しました。

このエラーは、他のアプリで使用するためにアプリがアプリへのリンクを定義したが、それが developers.apple.com に登録されていないことを示しています。 詳細については、Apple のドキュメントの「Allowing Apps and Websites to Link to Your Content」をご参照ください。

無効な Android 署名パラメーター」というビルド エラー メッセージを受信しました。

このエラーは、以前とは異なるコンピューター上でアプリをビルドしようとしている場合に受信する可能性があります。 キーストア ファイルがアプリ アイテム内に保存されていません。その場所への参照のみがアイテムに保存されています。 正しいキーストア ファイルにアクセスできることを確認するには、[設定] > [プラットフォーム] > [Android] の順に移動して、キーストア ファイルへのパスとキーのエイリアスが正しいことを確認します。

ストアへの送信

エラー ITM-90717: 無効なアプリ ストア アイコン」のため、ストアに拒否されました。

このエラーは、アプリ アイコン内に透明なピクセルかアルファ チャンネルが存在することが原因です。 これらをアイコンから削除し、アプリのインストール ファイルを再構築して、ストアに再送信してください。 この制限は、iOS App Store にのみ適用されます。 他のプラットフォームでは、アプリ アイコンの透過表示は許可されています。 プラットフォーム固有のアプリ アイコンを指定するには、プロジェクトの appinfo.json ファイルを編集します。 AppStudio で、ギャラリーからアプリを選択して、[編集] をクリックします。 appinfo.json ファイルを選択し、次の例のように各プラットフォームの appIcon プロパティを含めるように resources エレメントを編集します。

"resources": {

        "android": {
            "appIcon": "assets/android_appicon.png"
        },

        "ios": {
            "appIcon": "assets/ios_appicon.png"
        },

        "linux": {
            "appIcon": "linux_appicon.png"
        },

        "macos": {
            "appIcon": "mac_appicon.png"
        },

        "windows": {
            "appIcon": "windows_appicon.png"
        },

        "appIcon": "allNotSpecifiedOperatingSystems_appicon.png"

},

不正なバンドル ID (iOS) またはパッケージ名 (Android) が指定されました。

アプリ ストアのエントリを作成するとき、アプリの一意識別子を定義する必要があります。この識別子の形式は通常、com.yourdomain.appname です。 [設定] > [プラットフォーム] > [Android] または [設定] > [プラットフォーム] > [iOS] で同じ識別子を入力していることを確認します。 一意識別子を入力したら、必ず [適用] をクリックして、アプリを ArcGIS 組織にアップロードしてからビルドを要求します。

最適化されていない APK の警告メッセージ。

APK を Google Play にアップロードするとき、その APK は最適化されていない APK という警告メッセージとアプリ バンドル使用の推奨を受信する場合があります。 これは警告で、アプリを Google Play に公開するプロセスが続行できなくなるわけではありません。 AppStudio は今後、アプリ バンドルをサポートする予定です。