既存のアプリおよびサンプルのフィーチャを組み合わせたり、QML コードを最初から作成することで、AppStudio で独自のアプリを作成できます。 次の図は、Esri 注目のテンプレート アプリのいずれかからアプリを作成したり、目的に合わせてアプリをカスタマイズする手順を示しています。
テンプレートの選択
ArcGIS AppStudio で注目のテンプレートを使用して、アプリを作成できます。
- ArcGIS AppStudio を起動します。
- [新しいアプリ] をクリックします。
- カテゴリ リストから [テンプレート] を選択します。
AppStudio Player テンプレートは [Enterprise] カテゴリにあります。
- リストからテンプレート アプリを選択し、アプリのタイトルを入力して [作成] をクリックします。
アプリを含んだ新しい ArcGIS アイテムが作成されるので、名前を変更できます。 このアイテムは、ただちに AppStudio ギャラリーで使用できます。
設定の変更
テンプレートの 1 つからアプリを作成したら、アプリの設定を調整してさらにカスタマイズできます。 次の手順では、AppStudio で注目のテンプレートからアプリをすでに作成していることを前提にしています。
- AppStudio を起動します。
- ギャラリーから新しいアプリを選択します。
- サイド パネルの [設定] ツールをクリックします。
- [詳細] タブで、[タイトル] [サマリー]、および [説明] フィールドを編集します。
アプリをオンラインで更新するたびに、アプリのバージョン番号が自動的に大きくなります。 また、このタブでバージョン番号を手動で更新できます。
- [リソース] タブで、アプリのアイコンおよび起動時の画像を選択します。
アプリのアイコンは、さまざまなサイズのアプリのアイコン ファイルを生成するために使用されます。 この画像は四角形で、32 x 32 ~ 1024 x 1024 ピクセルの範囲のサイズで適切に表示されるように作成する必要があります。 1024 x 1024 ピクセルの画像が推奨されます。 適切に拡大縮小される画像を選択してください。 起動時画像はオーバーレイ画像と背景の組み合わせで、アプリの起動時に表示されます。 起動時画像のプレビューは、縦横どちらの向きでも利用可能です。 背景には、色または画像を使用できます。
- [プロパティ] タブで、アプリのプロパティを定義します。プロパティを編集するには、値を選択して、次のいずれかを実行します。
- 新しいテキストを入力します。
- ファイル ブラウザーを使用して、新しいファイルを選択します。
- カラー パレットを使用して、新しい色を選択します。
- [デバイス] タブで、アプリのデスクトップ バージョンの最小表示サイズを選択するか、サイズが異なる各種デバイスでのアプリの向きを制限します。
- [ケーパビリティ] タブで、アプリが使用するデバイス機能を選択します。
注目の各テンプレート アプリのカスタム プロパティの詳細については、以下をご参照ください。
デバイスでのテスト
アプリを作成したら、すぐにデスクトップで実行できます。
- AppStudio で、ギャラリーから新しいアプリを選択します。
- [実行] ツールをクリックします。
デスクトップ上にアプリが開きます。
他のユーザーが、自分のデバイス上で AppStudio Player を使用してアプリをテストするには、アプリ アイテムを ArcGIS の組織サイトで共有する必要があります。
他のデバイスでのテスト
別のデバイスでアプリをテストするには、次の手順を実行します。
- ギャラリーから新しいアプリを選択します。
- [Upload] ツールをクリックして、アプリを ArcGIS にアップロードします。
- デバイス上に AppStudio Player をインストールします。
- AppStudio Player を起動し、ArcGIS の組織アカウントを使用してサイン インします。
- アプリをデバイスにダウンロードして実行します。
インストール ファイルの生成
スタンドアロン アプリ (AppStudio Player で実行しないアプリ) を作成するには、インストール ファイルを生成する必要があります。 インストール ファイルは、作成対象のオペレーティング システム専用です。また、アプリの証明書に対する要件は、オペレーティング システムによって異なります。
- AppStudio で、ギャラリーから新しいアプリを選択します。
- [Make] ツールをクリックします。
AppStudio の [Make] ツールを使用するには、ArcGIS AppStudio Developer Edition ライセンスが必要です。
- [クラウド] の下にある [選択] ボタンをクリックし、インストール ファイルを生成するオペレーティング システムを選択してから [ビルドの分析] をクリックして、必要な可能性がある詳細な手順を報告します。
- 問題が解決したら、[ビルドを要求] をクリックして、構築プロセスを開始します。
インストール ファイルの生成状況を示す電子メールを受信します。 これらのファイルは、ArcGIS の組織アカウントに配信されます。 詳細については、以下をご参照ください。
利用するストアへの公開
ArcGIS によって作成されたインストール ファイルは、利用するアプリ ストアに公開できます。 詳細については、「アプリの配布」をご参照ください。