ArcGIS AppStudio の使用方法によっては、1 つまたは複数のライセンスが必要になる場合があります。 一部の場合ではライセンスは無料ですが、その場合でも各コンポーネントの使用を承諾する必要があります。
次の図は、AppStudio を使用してアプリを構築するときに考慮する必要があるライセンスを判断するのに役立ちます。
ArcGIS AppStudio または ArcGIS AppStudio Developer Edition
レガシー:
このドキュメントは、Esri Developers の 2024 年 6 月の更新で導入された変更を反映して更新されていません。 ArcGIS AppStudio Developer Edition ライセンスを持つユーザーは、2025 年 2 月の AppStudio の廃止まで引き続きサポートされます。ニーズに合った AppStudio ライセンスを決定するには、どのようにアプリを作成し配布するかについて検討してください。
- ArcGIS AppStudio
- Creator および GIS Professional ユーザー タイプに無料で付属します (ユーザー タイプの最小限の要件の詳細については、「システム要件」をご参照ください)。
- ArcGIS AppStudio を使用して、AppStudio Player で使用されるアプリを作成し、アップロードすることができます。
- ArcGIS AppStudio Developer Edition
- ArcGIS Developer Subscription (Builder レベル以上) を購入すると利用できます。
- ArcGIS 組織サイトのユーザーの場合、アドオン ライセンスを有効化する必要があります。 「ArcGIS Online でのライセンスの管理」または「ArcGIS Enterprise でのライセンスの管理」をご参照ください。
- ArcGIS AppStudio の機能をすべて含んでいます。
- App Store またはモバイル デバイス管理 (MDM) で使用可能なスタンドアロンの実行可能ファイルとして、アプリを構築します。
ArcGIS AppStudio Developer Edition の購入をご希望ですか? Esri Developer アカウントと有償の Esri Developer サブスクリプションが必要となります。 ArcGIS AppStudio Developer Edition ライセンスを割り当てる方法については、「ArcGIS Developer 年間サブスクリプション プランの有効化」ビデオをご覧ください。
ArcGIS Runtime
ArcGIS Runtime Lite ライセンスは、次の方法で認証できます。
- アプリにライセンス文字列を含める (Esri Developer アカウントは無料で利用できます)。
- Viewer ユーザー タイプの ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise の指定ユーザー アカウントを使用してアプリにサイン インする。
ArcGIS Runtime Basic ライセンス以上は、次の方法で認証できます。
- アプリに ArcGIS Runtime Basic ライセンス文字列を含める (購入可能)。
- ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise の指定ユーザー アカウントを使用してアプリにサイン インする。 どのライセンス レベルを認証するかは、アカウントのユーザー タイプによって決まります。
- Basic レベルでは Editor および Field Worker ライセンス。
- Standard レベルでは Creator および Professional - Basic ライセンス。
- Advanced レベルでは GIS Professional - Standard および GIS Professional - Advanced ライセンス
詳細については、「アプリのライセンス設定」をご参照ください。
ArcGIS Location Platform
ArcGIS Location Platform は、すぐに使用できるサービスを含む PaaS (Platform as a Service: サービスとしてのプラットフォーム) です。
アプリは、ArcGIS Location Platform の API キーを使用してライセンスを設定できます。API キーは、一般公開用のアプリケーションに対して、特定のすぐに使用できるサービスへのアクセス権を付与するためのスコープと権限を定義する永続的なアクセス トークンです。 API キーを使用してライセンスできるサービスには、ベースマップ、ジオコーディング、ルート検索、ジオエンリッチメント サービスなどがあります。
詳細については、「API キー」をご参照ください。
Qt Creator
The Qt Company は Esri に対して、無料バージョンの Qt Creator を AppStudio に組み込む権限を付与しています。 無料バージョンが組み込まれていますが、これは LGPL (Qt Creator が通常ライセンスの付与に使用) の対象ではありません。これは、Esri が The Qt Company と交渉したライセンス権限のためです。 有料のアプリを作成したいユーザーは、The Qt Company から Qt SDK を購入する必要があります。 この要件は、LGPL の条件によるものではなく、The Qt Company の要件です。
Qt SDK
Qt SDK では、オープン ソース ライセンスとエンタープライズ ライセンスの両方を提供しているため、ユーザーはさまざまな開発や配置を行うことができます。
上記概要で説明のとおり、AppStudio ライセンスの他に Qt SDK ライセンスを必要としないアプリを作成できます。 Qt SDK ライセンスが必要な場合は、以下のとおりです。
- C++ 拡張を構築してアプリに含める場合
- Qt Quick コンパイラを使用する要件がある場合 (セキュリティ上の理由)
- エンタープライズ コンポーネントを使用する要件がある場合
- 有料のアプリを作成する場合
- ローカルの [Make] を使用する場合
詳細については、Qt の Web サイトをご覧ください。