ArcGIS Velocity の Azure IoT Hub 出力を使用して、メッセージを Microsoft Azure IoT Hub に送信し、そこで現地のデバイスやセンサーに情報をプッシュして、デバイスの動作の動作や変更を可能にすることができます。 Azure IoT Hub は、ArcGIS Velocity と使用している IoT デバイスの間での双方向通信のためのセントラル メッセージ ハブとして機能する、Azure Cloud でホストされたマネージド サービスです。
Azure IoT Hub の詳細については、Azure IoT Hub のドキュメントをご参照ください。
例
- あるデータ アナリストが、関連するシステムから受信する情報に基づいて、Azure IoT Hub を介して接続されたセンサーのプロパティを更新したいと考えています。
- ある物流会社が、車両の現在の位置に基づいて車両追跡デバイスの動作をトリガーするように Azure IoT Hub 出力を構成します。
使用上の注意
- Azure IoT Hub の接続プロパティを、Azure IoT Hub で取得できます。
- 共有アクセス ポリシーにはサービス接続の権限が必要です。
- メッセージの送信先のデバイスは、Azure IoT Hub に存在している必要があります。Velocity は送信先のデバイスを作成しません。
- メッセージまたはレコードの Track ID は、Azure IoT Hub に登録されているデバイス ID に一致する必要があります。
- Azure は、デバイスごとに最大 50 個の保留中の配信用メッセージを維持します。 詳細については、Azure IoT Hub ドキュメントをご参照ください。
パラメーター
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Azure IoT Hub ホスト名 | Azure IoT Hub のホスト名。 | String |
共有アクセス キー名 | Azure IoT Hub の認証情報の共有アクセス キー名。 | String |
共有アクセス キー | Azure IoT Hub の認証情報の共有アクセス キー。 | パスワード |
検討事項および制限事項
Azure IoT Hub は、クラウドとデバイスの間のメッセージの有効期限であるメッセージ生存期間パラメーターをサポートしています。 現在のリリースでは、このパラメーターは、Velocity からのすべての送信メッセージに対して、デフォルトで 1 時間に設定されます。 今後のリリースでは、このパラメーターは構成可能なプロパティとして公開されます。