Amazon S3

ArcGIS VelocityAmazon S3 出力を使用して、出力フィーチャを Amazon S3 バケット上のファイルに書き込むことができます。

ある研究者が、ビッグ データ解析で解析を実行した後に、出力空間または表形式フィーチャを Amazon S3 バケットのファイルに書き込みたいと考えています。

使用上の注意

Amazon S3 出力を操作する際には、以下の点に注意してください。

  • [データセット] パラメーターは、ArcGIS VelocityAmazon S3 に書き込むフォルダーの名前を指定します。 このフォルダーには、出力のサイズに応じて 1 つ以上の複数のファイルが含まれます。
  • 解析を最初に保存するときに、[シークレット キー] の値が暗号化され、暗号化された状態で格納されます。
  • [フォルダー パス] の値を指定する場合は、スラッシュ (/) を使用します。
  • この出力は、ビッグ データ解析のみで使用できます。
  • 次の出力データ形式を使用できます。
    • 区切り
    • JSON
    • GeoJSON
    • Esri JSON
    • パーケット
    • シェープファイル
  • 区切り形式でエクスポートされたデータには、SHAPE および DATE フィールドが含まれます。 SHAPE フィールドには、ジオメトリが WKT 形式で格納されます。 DATE フィールドは、データに START_TIME キー フィールドが含まれる場合に指定されます。
  • JSON 形式でエクスポートされたデータでは、ジオメトリが EsriJSON 形式で表示されます。
  • Velocity が指定したバケットおよびフォルダー パスの Amazon S3 バケットおよびデータに正常に接続できるようにするには、指定した Amazon キーに関連付けられたユーザー ポリシーに以下の Amazon S3 アクションが必要です。
    • 指定したバケットに対して、s3:ListBucket アクションを許可する必要があります。
    • Amazon S3 出力でデータを書き込むには、指定したフォルダー パスとサブリソース (arn:aws:s3:::yourBucketName/*) で次のアクションが許可されている必要があります。
      • s3:PutObject
      • s3:GetObject
      • s3:DeleteObject

パラメーター

以下は、Amazon S3 出力のパラメーターです。

パラメーター説明データ タイプ

アクセス キー

S3 バケットの Amazon アクセス キー ID (例: AKIAIOSFODNN7EXAMPLE)。

Velocity は、指定されたアクセス キーを使用して、指定されたデータ ソースをアプリケーションに読み込みます。

Amazon アクセス キーの詳細については、AWS ドキュメントの「AWS セキュリティ認証情報」をご参照ください。

String

シークレット キー

S3 バケットの Amazon シークレット アクセス キー (例: wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY)。

Velocity は、指定されたアクセス キーを使用して、指定されたデータ ソースをアプリケーションに読み込みます。

解析を最初に保存するときに、シークレット キーが暗号化され、暗号化された状態で格納されます。

Amazon シークレット アクセス キーの詳細については、AWS ドキュメントの「AWS セキュリティ認証情報」をご参照ください。

String

S3 バケット名

ファイルが書き込まれる Amazon S3 バケットの名前。

String

フォルダー パス

出力データセット フォルダーおよびファイルが書き込まれるフォルダーのフォルダー パス。

  • 出力フォルダーおよびファイルを Amazon S3 バケットのルート レベルに書き込むには、1 つのスラッシュを入力します。例: /
  • 出力フォルダーおよびファイルをフォルダーに書き込むには、スラッシュに続いてフォルダーのパスを入力します。例: /data_folder

String

データセット

出力ファイルを格納するフォルダーの名前。 このフォルダーに書き込まれたファイルは、自動的に名前が付けられ、必要に応じて複数のファイルに分割されます。 [データセット] パラメーターには、ファイル拡張子を含めないでください。

String

書き込みモード

フィーチャを Amazon S3 のファイルに書き込むための書き込みモード。 使用できる書き込みモードは次のとおりです。

  • 上書き
  • アペンド
  • 存在する場合のエラー

String


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター