ArcGIS GeoBIM に対し、次の更新が行われました。
一般
一般的な製品には、次のような更新が含まれています。
- BIM 360 または Autodesk Construction Cloud アカウントを介して、BIM 360 または Autodesk Construction Cloud に GeoBIM を接続できるようになりました。
- [ツール] ページに、ジョブのステータスを追跡する [履歴] タブが追加されました。
機能拡張と不具合修正
次の機能拡張と不具合修正が行われました。
- エンジニアリング ドキュメントの配置ツールを使用して、Autodesk Construction Cloud に格納されている .ifc ファイルを検索できるようになりました。
- CAD ファイルと BIM ファイルに最初から位置情報が含まれていない場合は、ジオリファレンスの実行時に ArcGIS Pro で .wld3 ファイルを作成することができます。 このファイルは、モデルと共に Autodesk Construction Cloud に格納可能であり、ドキュメントと指摘事項の位置を正確に特定するために GeoBIM でサポートされています。
- ArcGIS GeoBIM で、新しいジオプロセシング バックエンド サービスを使用して、ドキュメントが大量に存在する場合にツールをすばやく実行できるようになりました。
- リンク ページで時間対応のスケジュール レイヤーと関連するフィーチャの間にリンク ルールを設定できるようになりました。
既知の制限
以下は、このリリースの既知の制限です。
- 既存の ArcGIS GeoBIM ダッシュボード アプリでは、ダッシュボードを編集するアプリ アイテムを開き、4 つの埋め込みチャート ウィジェットをすべて、GeoBIM アイコンが表示されるまでドラッグする必要があります。
- ArcGIS Online コンテンツで参照されるダッシュボード アプリ アイテムを開きます。
- [ダッシュボードの編集] ボタンをクリックします。
- チャートにカーソルを合わせて [オプション] ボタン
をクリックし、[アイテムのドラッグ] ボタンをクリックします。 - GeoBIM アイコンが表示されるまで、チャートを上にドラッグします。
- ダッシュボードの他のすべてのチャートで、ステップ 3 ～ 4 を繰り返します。
- 左側にある [保存] ボタンをクリックします。
すべての機能が、既存のダッシュボード アプリに復元されます。
- GeoBIM は、ブラウザーの [戻る] ボタンをクリックして [アプリ] ページを表示すると、反応しなくなる可能性があります。 この問題を回避するには、ページを更新します。
- GeoBIM の Forge ビューアーには、指摘事項の位置 (指摘事項ポイント) がすべて表示されるわけではなく、特定の指摘事項の指摘事項ポイントのみが表示されます。
- Autodesk Construction Cloud で作成された指摘事項 (Revit 3D ビューで作成されものを除く) は、GeoBIM のAutodesk Construction Cloud プロジェクトのアドレスに配置されます。
- GeoBIM で作成された指摘事項は、Autodesk Construction Cloud Forge ビューアーには表示されません。 作成された指摘事項は、プロジェクトの指摘事項リストに表示されます。
- .dwg ファイルにリンクした Autodesk Construction Cloud で作成された指摘事項の場合、GeoBIM の指摘事項テーブルにリンク済みドキュメントが表示されません。 また、これにより、GeoBIM Forge ビューアーを開くリンクが指摘事項の詳細からなくなります。
- ツール ページで [許可] をクリックして、BIM 360 または Autodesk Construction Cloud プロジェクトへの接続を許可する必要があります。 接続を許可せずにツールを実行すると、ジョブの開始に失敗します。
- [新しい指摘事項の作成] および [計測] ウィジェットがアクティブな場合、マップをクリックすると [新しい指摘事項の作成] ウィジェットが優先され、計測のポイントではなくマップの指摘事項ポイントが作成されます。 この問題の回避策は以下のとおりです。
- 計測ツールを使用する必要がある場合は、指摘事項の新規作成パネルを閉じます。
- 指摘事項の新規作成ウィジェットがオンの場合は、計測ウィジェットを無効にします。
- [計測] ウィジェットのコンテンツは、ウィジェットを閉じて再度開くまで表示されないことがあります。 これは主に距離ツールで発生しますが、面積ツールで発生する可能性もあります。
- 回転を含むワールド ファイル (.wld3) は正しくジオリファレンスされない可能性があります。
- マップ レイヤー (フィーチャ レイヤー) が GeoBIM サービスから取得されていない場合は、これらのレイヤーを共有する必要があります。 「アプリの共有」ドキュメントをガイドとして使用します。
- 3D ウィジェット パネル上のサブレイヤーのチェックボックスは、グループ レイヤーをオフにしても、オンのままになることがあります。