分散コラボレーションでコンテンツを他の組織と共有するには、コラボレーションとコラボレーション ワークスペースを作成し、ワークスペースにグループをリンクして、参加者をコラボレーションに招待します。 コラボレーションを作成する組織がホストになり、他の参加組織がゲストになります。 コラボレーションを作成することで、参加組織間の信頼関係が構築され、参加組織間でコンテンツを共有できるようになります。
分散コラボレーションの作成には、複数の管理者 (参加者ごとに 1 人の管理者) が必要となります。 コラボレーションの管理者には、コラボレーションの設定時にさまざまな役割が課せられることがあります。 すべての参加者の管理者でない場合は、他の各参加者の管理者と協力し合いながら、コラボレーションの設定を行う必要があります。 加えて、コラボレーションのホストとして、コラボレーションとコラボレーションのワースペースを管理する責任があります。
コラボレーションの作成に関する注意事項
- コラボレーション ホストがコラボレーションを作成および管理する必要があります。 ArcGIS Online 組織がコラボレーション ホストである必要があります。
- 1 つの ArcGIS Online 組織しか分散コラボレーションに参加することができません。
- コラボレーションに参加する ArcGIS Enterprise 組織はすべて、サポートされているリリースの ArcGIS Enterprise を実行している必要があります。
- ゲスト組織をコラボレーションのメンバーとして招待する場合は、その組織の URL を HTTPS で指定する必要があります。
- ゲスト組織は、パブリックに公開されていなくてもコラボレーションに参加できます。 ゲスト組織がローカル イントラネット内のファイアウォールの内側に配置されている場合でも、HTTPS (ポート 443) 経由で ArcGIS Online にアクセスできる限りはコラボレーションに参加できます。
- ビルトイン認証と Web 層認証の両方を使用する ArcGIS Enterprise 参加者を含むコラボレーションを作成できます。
- 招待のリクエストと応答がダウンロードできるように、お使いのブラウザーのポップアップを有効にする必要があります。
コラボレーションとワークスペースの作成
コラボレーションおよびワークスペースを作成するには、次の手順に従います。
- 組織のコラボレーションを管理するには、デフォルト管理者ロールのメンバー、または管理者権限のあるカスタム ロールのメンバーとしてホスト (ArcGIS Online) にサイン インします。
- サイトの上部にある [組織] をクリックして、[設定] タブをクリックします。
- ページの左側にある [コラボレーション] をクリックします。
- [分散] セクションで、[コラボレーションの作成] をクリックします。
- [分散コラボレーションの作成] ウィンドウで、コラボレーションの [コラボレーション名] および [コラボレーションの説明] テキスト ボックスにテキストを入力して、[次へ] をクリックします。
コラボレーションの名前と説明を入力する際は、文字制限に留意してください。 [コラボレーション名] テキスト ボックスには 100 文字、[コラボレーションの説明] テキスト ボックスには 250 文字まで入力できます。
- コラボレーションに関連付けられている最初のワークスペースの [ワークスペース名] および [ワークスペースの説明] テキスト ボックスにテキストを入力して、[次へ] をクリックします。
コラボレーション ワークスペースの名前と説明を入力する際は、文字制限に留意してください。 [ワークスペース名] テキスト ボックスには 100 文字、[ワークスペースの説明] テキスト ボックスには 250 文字まで入力できます。 コラボレーションの作成後は、必要に応じて、コラボレーション ワークスペースを追加作成できます。 詳細については、「コラボレーションの管理」をご参照ください。
- コラボレーション ワークスペースにリンクされるように、既存のグループを選択するか、グループを作成します。 [次へ] をクリックします。
1 つのグループは 1 つのコラボレーション ワークスペースにのみ関連付けることができます。 ホスト組織は、[送受信] アクセス モード オプションを使用して構成されます。
- コラボレーションのグループを作成すると、そのグループは、すべてのグループ メンバーがコンテンツを提供できるプライベート グループになります。 グループの作成後、必要に応じて、ステータスやコンテンツ提供の設定を変更できます。 これらの設定の詳細については、「グループの作成」をご参照ください。 コラボレーションにグループを作成する場合は、グループにタグを指定してから次の手順に進む必要があります。
- 既存のグループへのリンク付けを選択した場合は、ドロップダウン メニューに、組織内のすべてのグループ (プライベート グループを含む) のリストが表示されます。
注意:
コラボレーションの ArcGIS Enterprise ゲストごとに、グループ アイテム コンテンツとフィーチャ レイヤーの編集が同期されるスケジュールが管理されます。ホスト (ArcGIS Online) では、同期スケジュールの管理が行われません。
- ホスト フィーチャ レイヤーをコラボレーション ワークスペースに送信する方法を次の中から選択して指定します。
- [参照] - コラボレーション参加者は、フィーチャ レイヤーにリアルタイムでアクセスできます。 アイテムがセキュリティー保護されている (すべての人と共有されていない) 場合、ユーザーがそのアイテムにアクセスするには、作成元の組織にサイン インする必要があります。
- [コピー] - コラボレーション参加者は、フィーチャ レイヤーのコピーを受信し、作成元のフィーチャ レイヤーからの更新が、スケジュールされた間隔 (ゲストによって定義される) で同期されます。
注意:
このオプションを選択した場合は、コラボレーション ゲストがコラボレーション ワークスペースに同期間隔を設定する必要があり、コラボレーション内の各アイテムに対して同期が有効化されなければなりません。 フィーチャ レイヤーとそのデータのコピーが抽出され、それぞれの受信者の組織でアイテムとして公開されます。 アイテムが作成された後の同期では、そのアイテムの更新のみが同期されます。
- [対象の参加者にフィーチャ サービス編集の双方向共有を許可する] - [コピー] を選択すると、編集した内容をフィーチャ レイヤーの所有者と受信者の間で共有できるようになりました。 このオプションをワークスペース上で一旦有効にすると、無効化することはできません。 編集を双方向で共有するには、すべての ArcGIS Enterprise のコラボレーション参加者が Enterprise の 10.9 以降のバージョンを使用し、コラボレーション ワークスペースも 10.9 以降のバージョンで作成されている必要があり、かつゲストにコラボレーション ワークスペースへの [送受信] アクセス権限が付与されている必要があります。 対象のフィーチャ サービスは、ArcGIS Pro サービス ランタイムを使用し、レプリカ トラッキングと双方向同期をサポートするように構成されている必要があります。
- [コピーとして共有できない場合は参照として共有] - ワークスペースの同期設定を設定するときに [コピー] オプションを選択すると、フィーチャ レイヤーまたはビューをコピーとして共有するときにエラーが発生した場合、影響を受けるアイテムは代わりに参照として共有されます。 [コピーとして共有できない場合に参照として共有] オプションはデフォルトで有効になっています。 このオプションがオフの場合、フィーチャ レイヤーとビューはエラーが発生すると共有されません。 このオプションは、ワークスペースを編集するときに更新できます。 詳細については、「分散コラボレーションの管理」をご参照ください。
- [保存] または [保存して招待] をクリックして、コラボレーションを作成します。
- [保存] をクリックすると、コラボレーションが作成されます。 新しいコラボレーションが [コラボレーション] ページのテーブルに表示されます。
- [保存して招待] をクリックすると、コラボレーションが作成され、[ゲスト組織の招待] ウィンドウが開きます。
ゲストをコラボレーションに招待
コラボレーションとワークスペースを作成したら、次はゲストとして 1 つ以上の ArcGIS Enterprise 組織をコラボレーションに招待できます。
- 組織のコラボレーションを管理するには、デフォルト管理者ロールのメンバー、または管理者権限のあるカスタム ロールのメンバーとしてホスト (ArcGIS Online) にサイン インします。
- サイトの上部にある [組織] をクリックして、[設定] タブをクリックします。
- [コラボレーション] をクリックします。
- [コラボレーション] ページの [分散] で、次のいずれかを実行します:
- ゲスト組織が存在しない場合は、[ゲストの招待] をクリックします。
- ゲスト組織がコラボレーションにすでに存在している場合は、[ゲストの表示] をクリックして [ゲストの招待] をクリックします。
[ゲスト組織の招待] ウィンドウが表示されます。
- [ゲスト組織の招待] ウィンドウで、[ゲストの組織の URL] テキスト ボックスに組織の URL を入力します。
URL は必ず、HTTPS として https://webadaptorhost.example.com/<webadaptorname> 形式で指定してください。
- コラボレーションに対してゲスト組織が持つアクセスのタイプを定義するには、[ゲスト組織のワークスペースへのアクセス] オプションで次のいずれかを選択します:
- コンテンツの送信
- コンテンツの受信
- コンテンツの送受信
これらのオプションについては、「ワークスペースのアクセス モード」をご参照ください。
- [招待を送信] をクリックして、招待ファイルを保存します。
注意:
招待ファイルは、作成されてから 24 時間後に期限切れになります。 - ゲスト組織の管理者と招待ファイルを共有します。
ArcGIS Online 以外でファイルを共有する必要があります。電子メールや準備してあるその他の方法が利用できます。
招待の応答のインポート
コラボレーション ゲストがコラボレーションへの招待を受理したら、次は招待の応答ファイルをインポートして、コラボレーションの設定を完了する必要があります。
- 組織のコラボレーションを管理するには、デフォルト管理者ロールのメンバー、または管理者権限のあるカスタム ロールのメンバーとしてホスト (ArcGIS Online) にサイン インします。
- サイトの上部にある [組織] をクリックして、[設定] タブをクリックします。
- [コラボレーション] をクリックします。
- [コラボレーション] ページで、インポートする招待の応答を持つコラボレーションのテーブル エントリーを見つけます。 コラボレーションの名前をクリックします。 [ゲストの表示] をクリックします。
コラボレーションの参加者リストが表示されます。
- ゲスト組織の [アクション] ボタンをクリックし、[ゲスト組織の承認] をクリックします。
- [ゲスト組織の承認] ウィンドウで、招待の応答ファイルを参照します。
ファイルを選択すると、問い合わせ先担当者や組織の URL など、ゲスト組織に関する情報が表示されます。
- ゲスト組織で Web 層認証が必要な場合は、[はい] オプションを選択し、ゲストの Web 認証用の認証情報を入力して、[ゲスト組織の承認] をクリックします。
- ゲスト組織が PKI クライアント証明書に基づく Web 層認証でセキュリティー保護されている場合は、[ファイルの選択] をクリックし、.pfx ファイル形式の PKI ユーザー証明書を参照して選択します。 [ゲスト組織の承認] をクリックします。
クライアント証明書に含まれているユーザー認証情報は、ゲストからの PKI クライアント証明書チャレンジに対して認証に成功しなければなりません。 ユーザーをゲスト組織の指定ユーザーにする必要はありません。
注意:
コラボレーション ホストがゲスト組織の証明書を信頼しない場合は、エラー メッセージが表示されます。 招待の応答を受理する前に、証明書を信頼済みにする必要があります。ゲスト組織の [ステータス] が [アクティブ] になります。 ゲスト組織の管理者は、コラボレーションに加入したという通知を受け取ります。
これで、コラボレーションを使用できるようになりました。 コラボレーションに参加するグループと共有されている新しいアイテムに加えて、既存のアイテムに対する更新が、コラボレーション ゲストによって指定された定期同期間隔で参加組織に送信されます。