コラボレーション グループ間でのコンテンツの共有

サポートされているアイテム タイプをコラボレーションに含まれる参加者間で共有することができます。 これらのアイテム タイプは以下のとおりです。

コンテンツが参加者と共有されている場合、参加者の管理者のフォルダーの下に新しいフォルダーが作成されます。 このフォルダーは、コンテンツのインポートとアイテムの格納に使用されます。この後、これらのコンテンツとアイテムは、コラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループで共有されます。 フォルダー名は、コラボレーション名に基づいて指定されます。

コンテンツがコラボレーション参加者と共有されると、アイテムとサブレイヤーのメタデータも共有されます。 送信側の組織のみが、メタデータに編集を加えることができます。 メタデータに対する編集はコラボレーション参加者と共有されます。

アイテムの共有方法を変更する場合は、関連するアイテムの共有設定も変更する必要があります。 たとえば、これまで [すべてのユーザー] と共有していた Web マップを組織で共有するように変更した場合は、それに応じて、Web マップに含まれるすべての操作レイヤーの設定も変更します。

Web アプリの共有

ArcGIS Enterprise 参加者は、他の ArcGIS Enterprise 参加者および ArcGIS Online と Web アプリを共有できます。ArcGIS Online 組織は、ArcGIS Enterprise 組織と Web アプリを共有できません。 以下の Web アプリを、コラボレーション参加者間で共有できます。

  • ArcGIS Configurable Apps - 構成可能なアプリをコラボレーションの参加者間で共有すると、対応する Web アプリ アイテムがコラボレーションに作成されます。 コラボレーション参加者は Web アプリのコピーと、アプリが使用するアイテムのコピーを受け取ることができます。アプリに含まれるユーティリティ リソース (ジオコーディング、印刷など) が更新され、出力先 URL の対応ユーティリティ サービスを使用するようになります。
  • ArcGIS Instant Apps - インスタント アプリをコラボレーションの参加者間で共有すると、対応する Web アプリ アイテムがコラボレーションに作成されます。 コラボレーション参加者は Web アプリのコピーと、アプリが使用するアイテムのコピーを受け取ることができます。アプリに含まれるユーティリティ リソース (ジオコーディング、印刷など) が更新され、出力先 URL の対応ユーティリティ サービスを使用するようになります。
  • ArcGIS Web AppBuilder アプリ - Web AppBuilder では、すぐに使用可能なウィジェットやカスタム ウィジェットを使い、2D Web アプリや 3D Web アプリをカスタマイズして構築できます。 共有した Web AppBuilder アプリの受信者は、対応するコードをダウンロードするか、アプリ テンプレートを組織に作成することができます。
  • ArcGIS Experience Builder - Experience Builder アプリとテンプレートをコラボレーション参加者間で共有すると、対応するアプリやテンプレートのアイテムがコラボレーションに作成されます。 テーマ アイテムに加え、関連アイテムも共有されます。 アプリに含まれる組織のユーティリティ リソース (印刷など) が更新され、受信者の対応ユーティリティ サービスを使用するようになります。 送信側の組織のみが、アプリまたはテンプレートに編集を加えることができます。 アプリに直接追加された URL はソース アイテムで参照されます。 コラボレーション参加者と共有できるのは、公開したコンテンツのみです。
  • ArcGIS StoryMaps - ストーリーがコラボレーション参加者と共有されると、Story Maps のテーマ アイテムと関連アイテムも共有されます。 送信側の組織のみが、ストーリーに編集を加えることができます。 ストーリーに対する編集はコラボレーション参加者と共有されます。 コラボレーションで共有できるのは、公開されたストーリーのみです。
  • URL が参照するその他の Web アプリ - ArcGIS Enterprise 組織は、URL を提供して、既存のアプリをアイテムとして組織に追加できます。 共有する組織は既存の URL からアプリを参照します。 受信する参加者に、アプリにアクセスする権限が与えられていることを確認する必要があります。

マップの共有

ホスト レイヤーを含む Web マップをコラボレーション参加者と共有する場合は、対応する Web マップ アイテムがコラボレーション内に作成されます。 Web マップ内のホスト レイヤーとこれらのレイヤーの作成元となったソース データの関連アイテムもコラボレーション グループと共有する必要があります。 たとえば、シェープファイルから公開されたホスト フィーチャ レイヤーを含む Web マップを共有する場合は、コラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループでホスト フィーチャ レイヤーとシェープファイルを共有します。 これにより、コラボレーション参加者は Web マップのコピー、ホスト フィーチャ レイヤーのコピー、元のシェープファイルのコピーを受信します。

シーンの共有

Web シーンを共有すると、Web シーンに含まれるフィーチャ レイヤーは、コラボレーション グループがコピーとして共有するよう構成されている場合、コピーとして共有されます。

レイヤーとビューの共有

コラボレーションでホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、フェデレーション フィーチャ レイヤーを参照として共有できます。 この操作により、元のポータルのライブ レイヤーを参照する受信側のポータルにアイテムが作成されます。

または、ホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、フェデレーション フィーチャ レイヤーのコピーを他のコラボレーション参加者と共有できます。 この操作により、データがコピーされ、受信側のポータルにホスト フィーチャ レイヤーが作成されます。 元のレイヤーへの編集は、指定した間隔でコピーされたレイヤーと同期されます。 コラボレーション ワークスペースを作成する際に、コピーされたレイヤーの双方向編集を選択できます。つまり、送信側の参加者と受信側の組織の両方がレイヤーを編集し、更新を相互に同期することができます。 サポートされる編集タイプは、新規フィーチャの追加、フィーチャの編集、既存フィーチャの削除などです。 スキーマの更新は同期されません。

管理者は、コラボレーション ワークスペースを設定または参加する際、レイヤーを参照として共有するか、コピーとして共有するかを選択する必要があります。 参照またはコピーとしてフィーチャ レイヤーが共有されている場合、元のポータルの指定したメンバーのみがフィーチャ レイヤーを編集できます。

注意:

コラボレーションに参加している ArcGIS Online 組織は、ArcGIS Enterpriseでホスト フィーチャ レイヤー ビューをコピーとしてのみ共有できます。

注意:

アイテムとして追加され認証情報が格納された ArcGIS Server サービスは、分散コラボレーションで共有されていると、連携先の組織にコピーされません。 そのようなアイテムを含む Web マップまたはアプリは、分散コラボレーションで共有されると、ソース組織から直接参照します。

イメージ レイヤーの共有

ArcGIS Image for ArcGIS Online のイメージ レイヤーは、コラボレーションで参照として共有できます。 イメージ レイヤーを共有すると、コラボレーション参加者が Web マップや ArcGIS Pro でそのイメージ レイヤーを操作できるようになります。 参照として共有されているイメージ レイヤーを編集したり別の組織サイトにコピーしたりすることはできません。 ラスター解析を行うには、メンバーに対して ArcGIS Image for ArcGIS Online ユーザー タイプ エクステンションが有効になっている必要があります。

参照としてのホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、フェデレーション フィーチャ レイヤーの共有

ホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、フェデレーション フィーチャ レイヤーを参照として共有すると、コラボレーションの受信側にレイヤー アイテムが作成され、データはコピーされません。 受信者の組織のレイヤー アイテムは、元のフィーチャ レイヤーまたはフィーチャ レイヤー ビューを参照します。 参照先のレイヤーにアクセスするには、メンバーは元の組織へのアクセス権限が付与されているか、そのレイヤーが [すべての人] と共有されているか、認証情報が保存されている必要があります。 レイヤーがセキュリティ保護されている場合、共有設定を使用し、共有レイヤーにアクセスできるメンバー (Viewer ユーザー タイプ以上) として、メンバーを元の組織で認証する必要があります。

注意:

ホスト時空間フィーチャ レイヤーは分散コラボレーションではサポートされず、共有できません。

コピーとしてのホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、フェデレーション フィーチャ レイヤーの共有

ホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、フェデレーション フィーチャ レイヤーをコピーとして共有できます。 レイヤーがコピーとして共有されると、データは受信側の組織にコピーされ、新しいアイテム (ホスト フィーチャ レイヤー) が公開されます。 コピーされたアイテムは、レイヤーのサービス URL が示すとおり、受信側の組織でホストされます。 共有されたフィーチャ レイヤーは、レイヤーの所有者 (片方向) またはレイヤーの所有者と受信側の両方 (双方向) によって編集が可能です。

片方向で編集内容を共有する場合、元のフィーチャ レイヤーの所有者は、そのレイヤーを編集し、同期の間隔を使用して変更内容をすべての参加者と同期させることができます。 ゲストはコラボレーション ワークスペースで編集を同期する間隔を選択します。 コピーとしてレイヤーを共有するには、ホスト レイヤーまたはビューで同期が有効になっていること、またはフェデレーション レイヤーが適切に構成されていることを確認します。 双方向で共有する場合、フィーチャ レイヤーの所有者は、共有したレイヤーを、所有者と受信側の参加者の両方が双方向で編集できるよう設定できます。 サポートされる編集タイプは、新規フィーチャの追加、フィーチャの編集、既存フィーチャの削除などです。

コンテンツを [送信] するアクセス権が付与されたワークスペースに加入した場合、そのワークスペースのグループに追加したアイテムは、コンテンツを [受信] するように設定された組織に送信されます。

詳細については、「フィーチャ レイヤーおよびビューをコピーとして共有」をご参照ください。

共有されたフィーチャ レイヤーの編集

共有されたフィーチャ レイヤーは、レイヤーの所有者 (片方向) またはレイヤーの所有者と受信側の両方 (双方向) によって編集が可能です。

所有者のみによる編集 (片方向)

片方向で編集内容を共有する場合、元のフィーチャ レイヤーの所有者は、そのレイヤーを編集し、同期の間隔を使用して変更内容をすべての参加者と同期させることができます。 ゲストはコラボレーション ワークスペースで編集を同期する間隔を選択します。 コピーとしてレイヤーを共有するには、送信前にフィーチャ レイヤーで同期が有効になっていることを確認します。

片方向で編集内容を共有するサービスには、次のようなものがあります。

  • ホスト フィーチャ サービス
  • ホスト フィーチャ サービス ビュー
  • ブランチ バージョン対応データで実行されるフィーチャ サービス
  • 履歴管理が有効なバージョン非対応データで実行されるフィーチャ サービス
  • トラディショナル バージョン対応データで実行されるフィーチャ サービス (ベース構成に編集内容を移行するオプションがない)

フィーチャ サービスが同期をサポートしていない、または読み取り専用のトラディショナル バージョン対応データで実行されている場合は、フィーチャ サービス アイテムは参照として共有されます。フィーチャ サービスを片方向編集でコピーとして共有するよう構成されたコラボレーション ワークスペースにアイテムが共有されていても同様です。 [コピーとして共有できない場合は参照として共有] オプションは、ホスト組織がフィーチャ サービス アイテムをコピーとして送信できない場合は参照として送信し、上記のオプションが無効であるときにコピーとして送信できない場合はフィーチャ サービス アイテムをまったく共有しないように設定できます。 このコラボレーション ワークスペース構成オプションは、コラボレーション ホスト向けには ArcGIS Enterprise 10.8.1、コラボレーション ゲスト向けには 10.9 で追加されました。 コラボレーション ワークスペースの管理と、このフィーチャをコラボレーション ホストとして変更する方法については、「コラボレーションをホストとして管理」をご参照ください。 コラボレーション ワークスペースの管理と、このフィーチャをコラボレーション参加者として変更する方法については、「コラボレーションをゲストとして管理」をご参照ください。

所有者と受信者による編集 (双方向)

ArcGIS Enterprise 10.9 で、編集内容の双方向の共有がサポートされるようになりました。 編集内容を双方向で共有する場合、フィーチャ レイヤーの所有者は、共有した編集対象のフィーチャ レイヤーを所有者と受信側のコラボレーション参加者の両方が編集できるよう設定できます。 サポートされる編集タイプは、新規フィーチャの追加、フィーチャの編集、既存フィーチャの削除などです。

双方向で編集内容を共有するサービスには、次のようなものがあります。

  • ホスト フィーチャ サービス
  • ホスト フィーチャ サービス ビュー
  • ブランチ バージョン対応データで実行されるフィーチャ サービス
  • 履歴管理が有効なバージョン非対応データで実行されるフィーチャ サービス
  • ユーザー マネージャー データ ストアからの参照によって公開されるフィーチャ サービス
注意:

トラディショナル バージョン対応データで実行されるフィーチャ サービスは双方向の syncDirection パラメーターをサポートしていないため、片方向でしか共有できません。

以下は、編集内容を双方向で共有できるようにするための前提条件です。

  • ArcGIS Enterprise の場合、この機能を有効にするには、コラボレーション ワークスペースをバージョン 10.9 以降で作成する必要があります。 10.9 より前のバージョンで作成されたワークスペースでは、このオプションは使用できません。
  • 対象の参加者に双方向で編集内容を共有するオプションを有効にするには、ワークスペースの同期を設定する際、フィーチャ レイヤーを [コピー] として共有するようコラボレーション ワークスペースを構成する必要があります。
  • コラボレーション ワークスペースを構成する参加者は、[送受信] のアクセス権を持っている必要があります。
  • フィーチャ レイヤーを受信する参加者は、コラボレーション ワークスペースに対する [送受信] のアクセス権を持っている必要があります。
  • コラボレーション参加者は、バージョン 10.9 以降の ArcGIS Enterprise を使用している必要があります。 共有するフィーチャ レイヤーは、次の要件を満たしている必要があります。
    • 同期が有効化されている - フィーチャ サービスのプロパティ機能が次のように表示される必要があります。
      "capabilities": "Query,Create,Update,Delete,Editing,Sync"
    • ArcGIS Pro サービス ランタイムを使用するよう構成されています。
    • レプリカ トラッキングをサポートしている - フィーチャ サービス レイヤー プロパティ isDataReplicaTrackedtrue である必要があります。
      "isDataReplicaTracked": true
    • 双方向同期をサポートしている - フィーチャ サービス プロパティ syncCapability の子プロパティ supportsBiDirectionalSyncForServertrue に設定されている必要があります。
      
      {
        "syncCapabilities": {
          "supportsBiDirectionalSyncForServer": true
        }
      }

フィーチャ サービスが上記の条件をすべて満たさない場合でも、同期が有効になっていれば、サービスは片方向編集をサポートするコピーとして共有されます。 さらに、上記の要件が満たされておらず、サービスで同期が有効になっていない場合は、サービスは参照として共有されます。

注意:

共有されるサービスが双方向編集での共有の要件をすべて満たしていない場合、コラボレーションが双方向編集でサービスをコピーとして共有するよう構成されていても、片方向編集でコピーとして共有するか参照として共有するかのいずれかの結果になります。 サービスで同期が有効であれば片方向編集でコピーとして共有され、無効であれば参照として共有されます。

コラボレーション ワークスペース構成 (コラボレーション ホスト向けには ArcGIS Enterprise 10.8.1、コラボレーション ゲスト向けには 10.9 で導入) では、フィーチャ サービス アイテムをコピーとして送信できなければ参照として送信し、フィーチャが有効でない場合はコピーとして送信できないフィーチャ サービス アイテムをまったく共有しないようにできます。 このフィーチャ ([コピーとして共有できない場合は参照として共有]) は、コラボレーション ワークスペースの作成または管理の際に、コラボレーション ホストとゲストの両者が使用できます。 コラボレーション ワークスペースの管理と、このフィーチャをコラボレーション ホストとして変更する方法については、「コラボレーションをホストとして管理」をご参照ください。 コラボレーション ワークスペースの管理と、このフィーチャをコラボレーション参加者として変更する方法については、「コラボレーションをゲストとして管理」をご参照ください。

注意:

分散コラボレーションでは、コピーとしてコラボレーション ワークスペースで共有すると、レプリケーション ID と Global ID を使用してフィーチャ レイヤーの編集内容を参加者間で同期します。 Global ID を維持することにより、既存のフィーチャのデータ編集は、新しいフィーチャではなく更新として送信されます。

ArcGIS Server サービスの共有

ArcGIS Server サービス (たとえば、マップ サービスやイメージ サービス) がその作成元の組織で共有されており、コラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループでも共有されている場合、その他の参加者のメンバーは、マップにサービスを追加する際に認証情報の入力を求められます。 認証情報の入力を要求されないようにするには、送信側の組織のサービスを [すべての人] およびコラボレーション ワークスペースに関連付けられているグループと共有するか、認証情報を保存する必要があります。

コラボレーション参加者間で共有されている ArcGIS Server サービスは、参加組織内に元のサービスを参照するアイテムとして作成されます。サービスとデータは、参加する各組織にコピーされません。 参加者が参照によってフィーチャ サービスを共有する場合、送信側の環境で指定されたメンバーのみが元のフィーチャ サービスを編集できます。

ファイルの共有

コラボレーション参加者間で共有されている PDF などのファイルにより、参加組織内に対応するファイル アイテムが作成されます。 ゲスト参加者としてこれらのファイルに加えた変更は、コンテンツがアイテムのソースから同期された場合に上書きされます。 アイテムに関連付けられているメタデータの場合も同じです。

モバイル マップ パッケージ (.mmpk) は、esri_nav で所有されていない場合、コラボレーション参加者間で共有できます。

注意:

アイテムのコメントは、コラボレーション参加者間で同期されません。

ArcGIS Insights アイテムの共有

コラボレーションに参加している ArcGIS Enterprise 10.7 以降の組織では、ArcGIS Insights のワークブック、レポート、モデル、テーマを ArcGIS Online と共有することができます。

前提条件

コラボレーションで Insights アイテムを共有するには、次の条件がすべて満たされている必要があります。

  • InsightsArcGIS Enterprise および ArcGIS Online で適切にライセンス許可されている必要があります。 詳細については、「ライセンスの管理」をご参照ください。
  • Insights のコンテンツを共有および受信するには、参加者側に Insights 3.2.1 以降がインストールされている必要があります。 アイテムは、送信側が現在使用しているバージョン以降の Insights バージョンを使用している受信側としか共有できません。
注意:
Insights アイテムを ArcGIS Enterprise から ArcGIS Online に共有することはできますが、Insights アイテムを ArcGIS Online から ArcGIS Enterprise に共有することはできません。

ArcGIS Insights ワークブックおよびレポート

Insights ワークブックおよびレポートをコラボレーション参加者間で共有すると、共有アイテムへの読み取り専用アクセス権がコラボレーション参加者に付与されるため、受信側は解析を調査できるようになります。 ワークブックをコラボレーションで共有してから元のアイテムに加えた編集はすべて、次回のコラボレーション同期以降に受信側が利用できるようになります。 受信側と共有しているレポートは処理中の編集を受信しません。 最新の編集情報を受信側に提供するには、そのページをコラボレーションで再共有する必要があります。

参加者が共有しているワークブックまたはレポートを表示する場合、Insights ライセンスは必要ありません。ただし、Insights のアイテムまたはコンテンツがセキュリティで保護されている場合、コラボレーション参加者は、共有している元のワークブックまたはページを所有しているメンバーとして送信側の ArcGIS Enterprise 環境への認証を行う必要があります。

注意:

Insights でサポートされているリレーショナル データベースから直接追加されたデータがワークブックに含まれている場合、受信側は、リレーショナル データベース接続アイテムへのアクセス権のあるメンバーとして送信側の組織への認証を行う必要があります。

ワークブックの共有またはページの共有に関するベスト プラクティスについては、ArcGIS Insights のドキュメントをご参照ください。

ArcGIS Insights モデル

Insights モデルを共有すると、参加者はそのモデル内で各自のデータを調査したり解析したりすることができます。 モデルをコラボレーション参加者間で共有すると、そのアイテムがコピーされ、各参加者の ArcGIS Enterprise または ArcGIS Online 組織に追加されます。 このような新しいアイテムは Insights アイテムのスナップショットの役割を果たします。つまり、それ以降にワークブックまたはページに加えられた編集は受信者のモデルに反映されません。 受信者は、各自のデータとパラメーターで実行されるように共有モデルを再構成することができます。

注意:

受信したモデルを開いて編集するために、受信側の組織のユーザーには、Insights のライセンスが必要です。

モデルの共有に関するベスト プラクティスについては、ArcGIS Insights のドキュメントをご参照ください。

Insights テーマ

コラボレーション参加者に対して一定の設計基準を維持するために、テーマを共有してモデルに適用することができます。

テーマの共有に関するベスト プラクティスについては、ArcGIS Insights のドキュメントをご参照ください。